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#117 石野ウェニモ

子供の頃は石を集めてました。

丸くてすべすべだったり、白かったり、半透明だったり、面白い形してたり

親に連れられて河原に行った時も集めてました。
軽石や鉄鉱石なんかがあるんですよね。

軽石は水に沈めると空気が出てきて、トムとジェリーに出てくるような分かりやすいチーズみたいにスカスカなんだなって思いました。

拾った石だけじゃなくて鉱石や宝石も集めてました。

アメジストの原石とか水晶とか蛍石とか

宝石が好きな理由は綺麗だからです。

子供の頃はアクリルの違いもよく分かってなくて、アクリルも透き通っていて綺麗なので好きでした。

海に行った時は、砂で丸くなったガラスの欠片を集めていました。

工芸品も好きで、ガラス細工なんかも集めていました。

今でこそ収集はやめましたが、好みは簡単には変わりません。
未だに透き通っていて綺麗なものには心惹かれます。

僕は、美しさの基準って人によって異なると思っています。
僕にとって綺麗に感じるものってどんな特徴があるんだろうってぼんやり考えていたのです。

大人になってから好きになったものが麻の服、切子のコップ、革製品、建造物、街並み、海、川、森、花火、焚き火、廃墟

どういう時に好きだなぁって感じるのか
麻の服は、布越しに見える太陽を美しく感じます。
切子のコップは、特徴的な模様がキラキラと輝く様子が好きです。
革製品は、使い古されて日焼けや滲みなんかで汚れているけど、手入れが行き届いてて丁寧に磨き上げられている状態が好き
建造物は、空との対比で好きに感じてるように思います。
街並みは、人の生活を感じられるのが好きです。時間帯でも表情が変わり、夜の街明かりなんかはとくに大好きです。
海や川は、青や緑に囲まれて、動物の鳴き声や風の音だったり、波やせせらぎの音、揺ら揺らと変化する水の中の景色
花火や焚き火は、炎の力強さや、ゆらぎやパチパチという薪木の水分が弾ける音
廃墟は、自然と一体化して廃墟の中に差し込む光や、感じさせる人々の暮らしの歴史なんかが好きです。

好きって一言で言うと簡単だけどものによって全然好きなポイントが違いますね。

でもこの中で共通しているものがありました。
どうやら僕は光を感じるものに美しさを感じているみたいです。

そういえば、レーザーポインターとかも好きだったな。

絵でもそうです、僕が描きたいのは夜景だったり、夕焼けだったり、光が関係しているものが多いです。
とにかく光を、光らしく表現したいです。

そんな感じですよ。

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