高学歴の未来

なんだろう、すごくすごく不安に感じる。

若い人達に元気がないという事に。

それも、すごく優秀な人達に。

俺は京都大学で、いろんな人に会った。その中には、「ああ、スゲー才能を秘めているなぁ」とか、「こりゃ勝てん」と思った人も数人いる。

思わなかった人も、京都大学にいるだけあって相当優秀な人達のはずだった。

それなのに

全員、死にそうな顔で就活をして、行きたくもない企業に就職した。

嘘ばっかついて、無駄にニヤついて面接をすることをおかしいと思っていても、流れに逆らおうとするヤツは一人もいなかった。

社会に出たくない、まだ色んな事を考えたいと思っているヤツも、社会に出て色んな事を考える時間を無くした。


何でだろう。正直、アイツらは不幸だ。

高学歴のヤツっていうのは、優秀な人に囲まれて生きてき過ぎて、自信を失っている。

アイツらは頭が良いくせに、「自分が頭が良い」事を知らない。

世間が自分よりアホばっかりだって事を知らないんだ。

アイツらが何かに挑戦してガッツリ集中すれば、そこら辺のヤツなんてすぐに抜かして食い潰せる事を知らない。


親の教育を受けすぎて、流れに逆らう事を知らない。

20を過ぎてなお、親の言う通りに生きなきゃいけないと思っている。

親を泣かすことに恐怖し過ぎてる。

周りと別の道を行くことに耐えられない。


優秀なくせに。何をやってもうまくいくくせに。

自分の意志とは逆の方に行くから、疲れ果てている。

優秀な頭脳を生かしきれないでいる。結果、クソバカ野郎になっている。


この元気のない奴らもいつかは自動的に大企業の重鎮になる。そうなったら日本はどうなってしまうんだろう。

コイツらをうまく働かせないと、外国には勝てないだろう。

結局人間は、やりたい事やらせた時が一番成果を出す。

高学歴にやりたい事やらせなきゃダメだ。

クソバカ野郎。

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