人事Mさんとの出会いが僕の人生を変えた #noteで社員訪問②
ご乗車ありがとうございます。日本交通(株)新卒採用担当です。
就職活動を始めた学生さんの”心”に届く言葉って何だろう。そう思って私たちが始めたのが、「『note見ました!』で社員訪問」の取り組みです。
就活って怖いな、社会人って退屈そうだな、会社に入るって好きなことを諦めることなのかな――そう思っている方にこそ、この会社で働く人たちを見てほしい。会ってほしい。切実にそう思います。
「日本交通の社員」ではなく「人間」として学生さんと向き合いたいと思っています。このシリーズに掲載する人事は、連絡をいただければいつでもお話できます。あなたが何年卒でも関係ありません。内容も、就活相談でも日本交通のことでも何でもOK。もちろんオンラインOK。ぜひ会いに来てください。
連絡先はインタビューの最後に掲載しています。この人にお話聞いてみたいな、と思ったら「note見ました!」と言って気軽に連絡してみましょう。
佐々木将人(2018年入社、乗務員経験2年半)
大学時代のこと
外国の歴史や文化を主に学んでいました。私が所属していたゼミは、外国の先生が担当していて、児童に英語に触れてもらうイベントを毎年開催していました。留学生も多い大学で、色々な国際色の人と交流しながら異文化を身近に感じる学生生活を送っていました。
もともと英語文化や外国文化に興味がありました。高校では外国人の先生とコミュニケーションを取る選択授業を受けていて、ネイティブの日常の英語に関心がありました。海外の留学生と交流を深めて、日常に異文化を感じられたらなと思ってこの大学を希望しました。
偏見を自覚するには知識が必要
異文化ってニュースでは見ても、実際に彼らがどんな風に生活しているかを見ることって出来ないじゃないですか。だったら歴史を自分で学んで、ニュースではこうだけど実際の歴史はこうだよねとか、留学生や同い年の人たちがどういうことを考えて生きてるか、偏見なく、なるべくフラットな視線で物事を楽しみたかったんです。
偏見を持つのが好きじゃないんですよね。偏見を持つのは知識がないからだと思っていて。小学生の頃いじめにあって以来、なんで人はそういう行動するのかずっと疑問に感じていました。人はなんでいじめるんだろう、なんで偏見があるんだろう。
そういう風に疑問を持つようになったのは、私の母が「半信半疑」という言葉をよく使う人だったのもあると思います。半分は信じていいけど半分は疑え、信じることはもちろん疑問に思うことも大切という教えでした。
実際に肌で感じるまでは半分疑うべき。そのときに知識が必要だとより痛感しました。偏見を完全になくすのは無理。だけど、偏見持ってることを自覚することはできる。自覚するために知識が必要なんだと思います。
日本交通に出会ったきっかけ
電撃の出会いがあったんですよ。その人事の方との出会いはまさに衝撃でした。それで入社を決めたようなものですね。
当時の私の就活の軸は、まず自分が好きなことが一部でも関わっていること。そして働いている人でした。
その出会いは東京ビッグサイトで行われていた合説です。200~300社くらい集まる大きなイベントでした。夕方になるまで、ほぼ全部の会社を見て回って人事の話を聞いていたのですが、会社説明から始める会社、福利厚生、働く環境などを話す会社の中で、1社だけとんちんかんなことを言っている会社があって。「うちの会社は部活盛んで、野球部は規模が大きいですよ」と。それが面白かった。
その会社はタクシー会社。今まで考えたことはありませんでした。でも自分、運転は好きだ。それに人事の最上さんという方がとても楽しそうに話している。「ここ面白いよ!」とその方が本気で思ってることが伝わってきました。「この会社良いな」と思いました。それがきっかけです。
就活の結果、内定は3つ出ました。携帯販売会社、自動車販売のディーラー、アロマセラピストですね。
なぜ日本交通に?
面接していて一番話したいことを話せたからです。面接の雰囲気作りが上手で、ありのままを素直に話せた。連絡をしてくれる人事の方は、定型文じゃなく心からの言葉で、メールの文からも温かみが伝わる会社でした。
でも一番衝撃的だったのは合説で出会った人事の最上さん。入社してから進路希望の自己申告アンケートに新卒採用の仕事に興味があると書いたのも、入社するきっかけが最上さんだったからです。同じ部署で、今度は自分がきっかけの人になれたらなと。
幸い希望が通って採用担当になり、今その方と仕事をしているのが不思議な気分です。多忙な中でも、さりげない一言二言で普段から気にかけてくれているのが分かります。この人を信じて本当によかった。その人間性を尊敬しています。
就活での苦難
一から自分のやりたいことを考える機会があまりなかったので、そもそも自分を見つめ直して向き合う時間が大変でした。自分が何をやりたいか明確に出てこないときが一番しんどかったです。全部が全部仕事にできるわけじゃない。自分のやりたいことと社会とのギャップを感じていました。
社会が厳しいのはわかっていたけれど、どの仕事もきらびやかなだけじゃないという現実を就活を通して知りました。どの現場も楽しそうに見えて、裏では大変だろうなと。その現実に打ちのめされたこともあります。
でもそれを考えると、タクシーは法律で労働時間が決まっている。初めから長時間労働ですよと伝えられていた。最初からわかってれば、そして仕組みもちゃんと法律で決まっているのであれば安心できました。
タクシーの会社って、若い人が働くイメージがなかったので、ある意味最初からマイナススタート。そこから下はないという意味で、ある程度覚悟を持ってできる。そして好きな運転が関わっている、そこが助けになると信じていました。
印象に残っていること
車いすの方を自宅までお送りした時のことです。入り組んだ場所だったのでご自宅の近くで停めて、降りていただいた。荷物をお持ちだったので、自宅前まで運ぶのを手伝いました。その時に「今までそんなことしてもらったことない、あなたでよかった」と言っていただけました。こうしたらいいかなと自分で考えて対応したことで、お客様に少しでもプラスになれたことが嬉しかったです。
出向先で
入社して約1年後、ワイエム交通という日本交通のグループ会社に出向しました。規模感も新木場営業所は200台ほどあった一方、ワイエムは50~60台(※現在は60台)しかないにも関わらず、ワイエムは当時日本交通グループの中で1台あたりの平均売り上げがトップでした。
トップの秘訣が何かあるかと思っていましたが、人によって走る場所に好みはあれど、走るときは走る、休むときは休むという基本的なことをやるという、シンプルなことでしたね。私は豊洲駅や東京駅のタクシープールに並んで効率よく疲れない営業を心がけていました。お客様をお乗せして下ろしたら、その場所で営業する。その繰り返しです。
仕事のやりがい
やりがいなんてもう……語り尽くせないほどありますよ。私たちは目に見えないものを日々取り扱っているじゃないですか。学生さんの思い、日本交通が何を考えてるか、概念的なもの。それが数字や実態のあるものに変わったときは、やってよかったなと思います。
最大のやりがいは、学生さんと話してるその瞬間。お話させていただくだけで光栄だし、会社の代表として話してる責任、貴重な時間をもらっているのもありがたいことです。会社からも学生さんからも時間や責任をいただいてる。
就活って人生の分岐点で、もしかしたら学生さんの人生を変えるかもしれない。それくらい責任が重い仕事。日本交通に入社するか、しないか関係なく、その後の学生さんの人生が少しでもプラスになってくれたら最大の喜びですね。
佐々木にとって”仕事”とは
あまり壮大なものとしては捉えてないんですが、人生のうちでできる大きな経験。一つの経験でありながら人生の中でその比重が大きいだけ。それを深く、良くも悪くも酸いも甘いも色々濃縮した一つの大きい経験ですね。
学生さんにメッセージ
右も左もわからない状態だと思いますが、その不安な状態は当たり前。私もすごく不安だったし、焦っていたこともありました。その不安はどこから来るのか、不安とは知らないから不安なんだという認識をしてほしいです。
たとえば「お化け屋敷が怖い」って言う人に怖くないと言っても効果はありません。どこでお化けが出てきて、どういう仕掛けがあるのか、そのお化け屋敷の仕組みがわかったらある程度は不安じゃなくなります。会社も同じです。
その会社でどういう働き方をするか知れば不安は減ります。本当かどうかやってみないとわからないことは不安でもいい。でもやってみてわかることは知るべきです。その情報が不安を消す材料になります。
今は少しでも情報を集めてほしい。その会社が日本交通だったら嬉しいです。その情報を提供するのが人事の仕事なので、私たちで不安を解消したいと思っています。日本交通に不安を持ったままでいいので、ぜひ見に来てください。
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この人事に話を聞きたい!と思ったら、コチラにご連絡ください。いつでもお待ちしております。
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