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アナグマ ユーモラス

アナグマ(ニホンアナグマ)はイタチ科で、イタチ、テン、オコジョ、カワウソなどと同じ仲間になる。
地面の巣穴に棲み、ずんぐりした姿がクマに似ている。足は短めで、俊敏には動かない。
森の中では、視力よりも嗅覚を頼りにミミズなどを探している。

後ろ姿はクマに似ている。
横向きになると頭が小さい。

奥日光でアナグマを見るのは、休眠を終えて子育てをする春に多い。人を警戒してこちらをじっと見ていて、こちらが動いたら逃げて行く。また、目立たない耳だが音にもよく反応し、草や枯葉を踏んだ音を聞くと逃げてしまう。時には、人に危害を加えられた経験がないためか、人に興味をもって近寄って来ることもある。

静かにしていると興味を示して、匂いを嗅ぎながら近寄って来ることがある。
ずんぐりした体に硬そうな体毛、短めの尻尾。足裏が見える。足には5本の指があり親指は離れて小さい。
木の匂いを嗅ぐ。
体に松脂の匂いを付けて、虫除けにしたいのかもしれない。
アナグマの親子に出会うと、子どもは好奇心があり近寄る。親は離れた所から、グーグーと威嚇する。
親は子どもをくわえて逃げて行く。

 アナグマは、古くはムジナ(狢)と呼ばれていて、後にタヌキもムジナと混同されたとのことだ。
 中禅寺湖南岸の八丁出島の近くに「狸窪(ムジナクボ)」(狸と書いてムジナと読ませる特殊な地名)がある。ここにはムジナが多くいたから、その地名になったと思われるが、そのムジナとは、狸だろうか?
 私はムジナ窪付近で、アナグマは見たことがあるが、狸は見たことがない。

機敏な動きとは言えないが、一瞬ジャンプする動きも見せる。体は少し重そうだ。

 空nyan! アナグマはユーモラスな動物だ!


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