商工中金、サステナ融資拡大へ 地域金融と連携強化
商工組合中央金庫は、全国の地域金融機関と連携したサステナブルファイナンスの推進を強化する。連携先の金融機関に対して顧客への提案手法や業務フローを伝授し、協調案件の創出につなげていく。7月30日には日本格付研究所(JCR)から講師を招いてオンライン勉強会を開催し、10金融機関が参加した。
商工中金は2023年2月以降、地域銀行や信用金庫とポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)などの実行で協力するための覚書を相次いで締結。商工中金が構築したスキームを活用して協調融資を目指すもので、これまでに11金融機関と結んだ。
そのなかには、現状ではサステナ関連の商品をそろえていないが、将来的に自前で取り扱うことを想定する金融機関もあり「ノウハウの蓄積に役立ててもらっている」(商工中金)という。
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