「思った事を言っただけ」は何の言い訳にもなっていない

思った事を正直に言う事を売りとしている人が苦手だ。

悪い事を言っている事を自覚した上で、
自分の責任において、相手を楽しませる手段として、
毒舌を言う人はまだわかる。

「思った事を言っただけ」という自分を守る言い訳を用意しながら、
相手を攻撃する行為がたまらなく気持ち悪い。


本当に思った事を何でも言える人間なんていない


そもそも本当に思った事を何でも言える人など存在しない。

どんな怖い状況でも、どんな立場の人でも、
相手に関係なく悪い点を指摘できる人間なんか、
今まで見た事がない。

思った事を何でも言ってると自負する人は、
単に普通の人と悪口を言える相手の範囲を、
自分の処世術として少し広げているだけに過ぎない。

それも、よくよく聞いてみれば、
本当に怖い人や自分をつぶせる権力のある人に
面と向かって何かを言える、というのではなく、
気の優しい上司に強く当たっている程度の話が多い。


言語化されて口に出るのは思った事のほんの一部


たとえ口から出る言葉が本当に思った事だったとしても、
それが思った事の全てという訳ではない。

思い浮かんでいる沢山の事柄の中から、
何を言うか選んでいる本人の作為が排除される事はありえないのだ。

口から相手を否定する言葉ばかりが出て来る人間は、
それが素直に思った事だろうとなんだろうと、
相手を否定するアイデアを積極的に選び取っているのである。


自称サバサバ系、なろう系にならないように


上記のような、何でも言う人を突き詰めていくと、
自称サバサバ系女子が生まれる。

みんな気を付けてね。

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