5月30日(土)

このところ海外ドラマ「SUITS」(アメリカ版)にはまっている。シーズン1~7までは1年前くらいに見終わっていて、ネットフリックスにシーズン8がやっときたので見はじめて。実のいうと、このドラマ、ものすごく好きっていうほどではなくて、途中飽きたりもして、そもそも本筋のストーリーである企業買収とか弁護士事務所のトップ争いとかにそこまで興味が持てなくて、でもマイクとレイチェル、ハーヴィーとドナのロマンスが好き、って感じで。シーズン8を見はじめたときは、マイクも出てないし、なんだかシリアスな話ばっかりで、ハーヴィーとドナの仲も進展してないし、とか不満を言っていたくらいで。ところが、シーズン8ラスト3話くらいになって、ハーヴィーとドナの話になったらすごくおもしろく思えて、最終話なんてもう夢中だった。そういえばシーズン7とかもそんな感じだったような。ラストにやられる。そして、ハーヴィーとドナ(ふたりをダーヴィーという)のにわかファンになって、ネットで映像や画像をあさり、裏話をあさり、さらに、一般ファンの人の(日本語の)のブログやツイッターを見てたら本当にはまって、ここ二日くらいダーヴィーのことばっかり考えてぼんやりしてる。ああいうツイッターとかブログとかできる人って本当にすごいと思って尊敬する。そもそも情報弱者のわたしにはどうやってるのかわからない。DVDとか見てキャプチャとかとってアップするってこと? 海外の公式番組ページとかファンサイトとかまでものすごくマメに見てて、画像や映像をとってきたり、裏話を英語で読んだりきいたりしてるのかな? すごく情熱を感じてすばらしい。わたしもできたらそういうことしたいけど、面倒くさがりでできない。それで、そういう人が、このドラマはこんなふうにすばらしい、このキャストはこんなふうに素敵だ、このセットはここまで凝っているとか、いろいろ書いているのを読むと、ああほんとうにそうだなー!と思ってますます好きになるというか。感化されるというか。影響されすぎというか。それで急にものすごく好きになるっていう。こういうのわたしだけ?
でも、一方で、わたしがこんなに夢中でも、もはや、「SUITS」はシーズン9にて終了していて、アメリカでの放送は終わってるし、さらに撮影はとっくのとうに終わっているのがなんだかすごく悲しくて。もっというと、キャストの人たちのなかではもうとっくに終わったことで、もう次のステップに進んでいるんだろうな、とか考えるとなんだか悲しくて。
あと、バカみたいだけど、わたしがどんなにどんなに憧れても、現実に、ハーヴィーやドナみたいになれるわけじゃない、とか考えても悲しい。そして、演じてるガブリエルやサラみたいになれるわけでもない。スタッフキャストが家族みたいになってひとつのすばらしいものをつくりあげたりする仕事ができるわけじゃない。かけがえのないつながりをもてるわけじゃない。こんなふうに思うわたしはなんなんだろう、絶対おかしいんだろう、と思うんだけど。