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2023/06/08(木)=カナダ、市場予想に反して利上げへ、株価に悪材料/英・欧州株反落/S&P500種とナスダックも反落/日経平均続落、前日比272.47円安の31641.27円、MSQ前で粗い値動き


―――【総まとめ】―――

  • カナダ銀行が市場予想に反し政策金利を4.75%に引き上げ、2001年以来の高水準に、過熱した景気が理由

  • 米貿易赤字、4月は23%増の746億ドル、約8年ぶりの高い伸び

  • 英国・欧州株ともに反落

  • S&P500種とナスダック総合が反落、CPIの発表とFOMCを控えての利益確定売り、米国債利回りの上昇、カナダ銀行の利上げが株価を圧迫

  • 日経225先物6月限は前日比30円安の3万1840円で夜間取引終了

  • 日経平均は続落、大引けで前日比272.47円安の31641.27円

  • 日経平均は35.95円安からスタートし、短期筋の売り加速で32000円を割り込み、一時、31500円を下回る場面も

  • 大引けに向けて買い戻しが入り、下げ幅を縮める

  • 日経225先物6月限は前日清算値比180円安の3万1690円で日中取引を終了


◆海外市場まとめ=米ダウ続伸、カナダ中銀が利上げ再開(07日日経)

2023/06/08(木)07:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ダウ工業株30種平均は続伸、しかしハイテク株が下落しナスダック総合株価指数は反落

  • ニューヨーク債券市場では長期債相場反落、10年物国債利回りが0.13%上昇

  • ニューヨーク外為市場では円相場続落、カナダ中央銀行の利上げ決定と米長期金利上昇が影響

  • 原油先物相場反発、原油需給引き締まり観測と石油在庫統計の減少が買いを誘う

  • カナダ中央銀行の利上げ再開発表が金融引き締め長期化観測を引き起こし、株式相場への重荷となる可能性

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

株式
7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。目新しい売買の材料を欠くなか、出遅れ感があった景気敏感株を中心に資金が流入し、ダウ平均を支えた。半面、これまで相場をけん引してきたハイテク株の一角は下げ、相場の重荷となった。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。

債券
7日のニューヨーク債券市場で長期債相場は3営業日ぶりに反落した。長期金利の指標となる10年物国債利回りは前日比0.13%高い(価格は安い)3.79%で終えた。カナダ銀行(中央銀行)が利上げを再開し、世界的な物価上昇圧力の根強さが改めて意識され、金融引き締め長期化観測から米国債は売りが優勢だった。

為替
7日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落。1ドル=140円台前半で取引を終えた。カナダ銀行(中央銀行)が7日、3会合ぶりの利上げを決め、世界的な物価上昇圧力の根強さが改めて意識された。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが優勢だった。

商品
7日の原油先物相場は反発した。原油需給の引き締まり観測から、買いが優勢だった。米エネルギー情報局(EIA)が7日発表した週間の石油在庫統計では、原油在庫が市場予想に反して減少した。4日にサウジアラビアが7月に独自減産すると表明したことも、引き続き原油先物の買いを誘っている。

ワンポイント
取引時間中にカナダの中央銀行が利上げを再開すると発表し、米国でも金融引き締めの長期化が意識されました。米連邦準備理事会(FRB)は6月利上げを見送るとの観測が強まっていますが、他の中銀の動きは7月以降のFRBの利上げ再開の可能性を高めるとの見方を誘っています。金融引き締めの長期化観測は株式相場の重荷となりそうです。

日経
出典:日経

―――【チャート】―――

◆本日の値動き=10分足チャート(日経225先物ミニ6月限)

日経225先物ミニ6月限10分足チャート2023/06/07(水)16:30~2023/06/08(木)15:15

◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ6月限)

日経225先物ミニ6月限日足チャート2022/12/09[半年前]16:30~2023/06/08(木)15:15

―――【経済イベント指標】―――

◆2023/06/07(水)の経済指標結果

2023/06/07(水)の経済指標結果

◆2023/06/08(木)の経済イベント予定

2023/06/08(木)の経済イベント予定

―――【欧州市況】―――

◆欧州市場サマリー(07日ロイター)

2023/06/08(木)03:34

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • ロンドン株式市場は住宅建設株が売られ反落、住宅価格の下落が影響

  • 中型株のFTSE250種指数は0.34%下落、化学株指数は1.21%下落

  • 鉱業株指数は0.53%上昇、小売株指数は0.12%上昇

  • スペインのアパレル大手インディテックスの決算好調により銘柄が5.7%上昇

  • 欧州株式市場も反落、ヘルスケア株の下落や金利見通し懸念が影響

  • STOXX欧州600種ヘルスケア株指数は1.37%下落、小売株指数は2.01%上げ

  • ユーロ圏債券市場では域内国債利回り上昇、カナダ銀行の利上げが影響

  • ドイツ10年債利回りは7bp上昇し2.445%、独2年債利回りは9bp上昇し2.983%

  • イタリア10年物利回りは8bp上昇し4.257%、独伊10年債の利回り格差は179bpと拡大

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[7日 ロイター]
<ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。国内の住宅価格を示す指標が低調だったのを背景に住宅建設株が売られた。中型株で構成するFTSE250種指数は0.34%安。英住宅金融ハリファクスが発表した5月の国内住宅価格は前年同月比で約11年ぶりの下落となった。これを受けてFTSE350種住宅建設株指数は1.08%下げた。化学株指数は1.21%下落。ゴールドマン・サックスによる投資評価の引き下げが嫌気されて特殊化学品会社クローダ・インターナショナルが2.0%下げたのが指数の重しとなった。一方、中国による追加の景気刺激策への期待を背景に銅価格が値上がりしたため、鉱業株指数は0.53%上昇した。衣料品店「ザラ」を展開するスペインのアパレル大手インディテックスの堅調な決算内容を受けて、小売株指数も0.12%高。その他の個別銘柄では、石油・ガス会社のハーバー・エナジーが2.6%上げた。メキシコ湾の同業タロス・エナジーと合併する方向で協議中だと伝わったことが買い材料となった。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ヘルスケア株の下落や、ユーロ圏の金利見通しへの懸念が重しとなった。STOXX欧州600種ヘルスケア株指数は1.37%下落した。一方、小売株指数は2.01%上げ、スペインのIBEX指数は0.53%上昇。「ザラ」などのブランドを展開するスペインのアパレル大手インディテックスが5.7%上昇。四半期利益が54%増と予想を上回り、春夏物商品の販売が5月に好調だったと発表したことが好感された。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、ECBは少なくともあと2回、6月と7月に25ベーシスポイントずつの利上げが必要で、インフレが高止まりする場合はさらに利上げする準備が必要だと述べた。オランダの半導体製造装置メーカーのBEセミコンダクターは6.3%下落。主要なスマートフォン市場での「ハイブリッド接合」の採用が遅れたのを受け、BofAグローバル・リサーチが投資判断を「中立」へ引き下げたことが嫌気された。デンマークで融資額が最大の銀行、ダンスケ銀行は8.0%上昇。長期の利益目標を引き上げ、ノルウェーでの個人向け事業の売却を計画していると発表したことが材料視された。

<ユーロ圏債券> 域内国債利回りが上昇した。 カナダ銀行(BOC、中央銀行)が3会合ぶりに利上げを決めたことを受けた。カナダ銀行は7日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、22年ぶりの高水準となる4.75%とした。カナダの利上げを受け、ほぼ横ばいだったドイツ10年債利回りは7ベーシスポイント(bp)上昇し、2.445%となた。金利予想に敏感な短期債の利回りはより大きく上昇した。独2年債利回りは9bp上昇し2.983%となった。投資家はまた、15日の欧州中央銀行(ECB)理事会を前に、当局者の発言を注視していた。ECBのシュナーベル専務理事はベルギー紙とのインタビューで、「インフレの持続に関する不確実性が高い」とし、措置が不十分なことのコストはやり過ぎるコストよりも大きいと述べた。シュナーベル氏は、タカ派の一人とみられている。イタリア10年物利回りは8bp上昇し4.257%。独伊10年債の利回り格差は179bpと小幅拡大した。

ロイター

―――【要人発言】―――

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/06/08(木)05:10

7日08:27 ロウ豪準備銀行(RBA)総裁
「追加の金融引き締めが必要となる可能性」
「最近のデータはインフレ見通しの上振れリスクを示唆」
「対インフレでの勝利宣言は時期尚早」
「もしインフレが高止まりすれば、私たちは多くの痛みを感じることになる」
「ここ数カ月で変わったのはリスクに対する評価」
「より良い時代と実質賃金の上昇に戻る道はあり、 絶望的な状態に陥ってはならない」

7日15:11 シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事
「基調的なインフレは依然として高い」
「あとどのくらい利上げが必要かはデータが決める」

7日18:08 クノット・オランダ中銀総裁
「さらなる利上げが必要だろう」
「インフレはしばらくの間、かなり高い水準を維持する可能性」

7日21:10 イエレン米財務長官
「労働市場に緩和の兆しが見られる」
「強い労働市場を維持しながらインフレを抑える道筋が見える」
「今後2年間、インフレ率低下のための経済的進歩を見続けるだろう」

7日23:00 カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
「世界的にインフレはエネルギー価格の下落を受けて低下しているものの、基調的なインフレは依然として高止まりしている」
「金利上昇で世界中の経済成長が鈍化する中、主要中銀は物価の安定を回復するために金利をさらに引き上げる必要がある可能性」
「米国では個人消費は依然として驚くほど回復力があり、労働市場は依然逼迫しているが、経済は減速している」
「欧州では経済成長が実質的に失速しているが、コアインフレの上昇圧力は続いている」
「理事会は金融政策が需要と供給のバランスを取り戻し、インフレを持続的に2%の目標に戻すには十分に制限的ではないとの見解を反映し、政策金利の引き上げを決定した」
「量的引き締めは、金融政策の制限的なスタンスを補完し、バランスシートを正常化している」
「理事会は引き続きコアインフレの動向とCPIインフレの見通しを評価」
「特に需要の推移、インフレ期待、賃金上昇率、および企業の価格設定行動がインフレ目標の達成と一致しているかどうかを評価」
「中銀は国民の物価安定を回復するという決意を貫く」
「労働市場は依然として逼迫している」
「全体として、経済における超過需要は予想よりも続いている」
「幅広い商品やサービスの価格が予想を上回り、4月のCPIインフレ率は4.4%上昇し、10カ月ぶりの上昇となった」
「エネルギーコストは低下したにもかかわらず、商品価格のインフレは上昇した」
「旺盛な需要と労働市場の逼迫を反映して、サービス価格のインフレは依然として高水準にある」
「エネルギー価格の下落が波及し、昨年の大幅な価格上昇が年間データから外れるため、夏にはCPIインフレ率が3%程度に低下すると引き続き予想」
「しかし、コアインフレ率の3カ月指標が数カ月間3.5-4%の範囲で推移しており、超過需要が続いていることから、CPIインフレ率が目標の2%を大きく上回って固定化する可能性があるとの懸念が高まっている」

8日00:03 シムシェ・トルコ財務相
「政策をすぐに修正する近道はない」
「チームを強化し、信頼できるプログラムを設計することが当面の課題」

※時間は日本時間

OANDA証券

◆日経225先物:8日夜間取引終値=30円安、3万1840円

2023/06/08(木)06:03

 8日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年6月限は前日比30円安の3万1840円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万1913.74円に対しては73.74円安。出来高は2万7枚だった。
 TOPIX先物期近は2204ポイントと前日比1ポイント高、TOPIX現物終値比2.3ポイント安だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        31840      -30    20007
日経225mini        31855      -10   285962
TOPIX先物         2204      +1    7422
JPX日経400先物      20090      +35    3630
マザーズ指数先物      790      +5     860
東証REIT指数先物  売買不成立

株探ニュース

◆今朝の必読5本(08日ブルームバーグ)

2023/06/08(木)06:01

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国債市場は7月末までに金融政策の引き締めを100%織り込み済、次回FOMC会合は6月13-14日に開催

  • カナダ中央銀行が予想に反し政策金利の引き上げ再開、景気過熱が理由

  • ゴールドマン・サックスによりAI導入の可能性を織り込むとS&P500に上値余地、投資家ドラッケンミラー氏はAIの勢い続くと予想

  • PGAツアーとLIVゴルフの統合に反トラスト当局が競争阻害を懸念、マキロイ選手は統合はプロゴルフにとって良いとの見解

  • 2023年の人気トレードが崩れ、新型コロナウイルスによる再びの不意打ちでマーケットが打撃、大手テクノロジー株の売りやドル敬遠などが不発に

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

どんよりとしたかすみに覆われたニューヨーク市。カナダ東部の森林火災による煙が引き続き流れてきて、大気を曇らせています。アダムズ市長は「前例のない出来事」だとし、屋外でのマスク着用を呼びかけました。子供が通う保育園でも屋外活動が前日に続いてキャンセル。市近郊の主要空港では離発着便の遅れが生じるなど、影響は広がりつつあるようです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

確率100%
米国債市場は7月末までに金融政策が引き締められる確率を100%として織り込んだ。いったんは消えた利上げ観測が復活した格好だが、今年最後の利上げになると見込まれている。ブラックロックのグローバルファンダメンタル債券戦略責任者、マリリン・ワトソン氏は「来週に向けてすべての関心は消費者物価指数(CPI)に集まる」と指摘。「インフレはなおも連邦公開市場委員会(FOMC)の目標を大きく上回っている。利上げ停止であれ、一回休みであれ、言い方は異なっても、今後はもう利上げがないという約束ができあがったわけではない」と述べた。6月13-14日に次回FOMC会合が開かれる。

利上げ再開
カナダ銀行(中央銀行)は市場の予想に反して政策金利の引き上げを再開した。景気の過熱が理由だという。主要政策金利である翌日物金利は4.75%と、2001年以来の高水準に設定された。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査では、今回の利上げを予想していたのは約5人に1人だった。同中銀は声明で「経済における需要過剰は総じて、想定より根強いように見受けられる」と指摘。「需給のバランスを取り戻しインフレ率を持続的に2%の目標へと回帰させられるほど、金融政策は十分に抑制的ではなかった」と説明した。

AIの勢い
ゴールドマン・サックス・グループによると、投資家が人工知能(AI)の導入による生産性と利益向上の可能性を織り込めば、S&P500種株価指数にはさらなる上値余地がある。ライアン・ハモンド氏らストラテジストはリポートで、10年以内にAIが広く採用され、米実質国内総生産(GDP)成長率の10年間のトレンドが1.1ポイント上昇するシナリオでは、S&P500種構成企業の今後20年間の1株当たり利益は現在の想定より11%増え、同指数の適正価値は現在より9%高くなると試算した。また、著名投資家スタン・ドラッケンミラー氏はAIの勢いは続くと予想し、エヌビディア株をあと2-3年は保有する見通しだと語った。

競争阻害
米男子ゴルフのPGAツアーとサウジアラビアの「LIVゴルフ」の統合を巡り、米欧の反トラスト(独占禁止)当局の間では競争阻害への強い懸念がすでに浮上している。事情に詳しい複数の関係者によると、当局者は今回の提携について、懸念事項が山積している中での厚かましい行為だと考えている。特に最近になってようやく競争相手が登場した業界で、巨大な独占組織が誕生する点が問題視されているという。 一方、男子ゴルフ世界ランキング3位のロリー・マキロイ選手は、長期的には「プロゴルフのゲームにとって良いものになる」とした上で、「LIVのことはまだ嫌いだ」と付け加えた。

またも不意打ち
ウォール街で2023年の人気トレードが総崩れとなりそうだ。新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となって以降、繰り返し不意打ちを食らってきたマーケットのプロに新たな一撃を与えている。不発に終わりつつある戦略には、大手テクノロジー株の売りやドル敬遠、コロナ禍からの中国復活に伴う新興国株への期待などだ。代わりに米グロース株は本格的なメルトアップに迫る勢いで、中国株は弱気相場の領域に沈んだ。ドルは下落するどころか上昇し、対円では約6%急伸している。終わらないインフレや2022年の弱気相場など、この3年間は投資や景気のトレンドを把握するのが極めて難しくなっている。

その他の注目ニュース
ECB当局者、一段の利上げ必要と主張-インフレ率低下でも
エーザイのアルツハイマー新薬、米FDAによる完全承認に近づく
日銀政策修正予想が一段と後ずれ、植田総裁のハト派姿勢で-サーベイ

ブルームバーグ

◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(08日ロイター)

2023/06/08(木)06:19

・サリバン米大統領補佐官が来週訪印、モディ首相の訪米準備
・ペンス前副大統領、米大統領選出馬を正式表明 トランプ氏に挑戦
・米金融・債券市場=利回り上昇、カナダ中銀の利上げ受け
・ウクライナのダム決壊でロシア軍が優位に=親ロ派当局者
・NY外為市場=ドル/円じり高、カナダドルは中銀利上げで急伸
・プーチン氏がサウジ皇太子と電話会談、OPECプラス協力を称賛
・ウクライナ大統領、ダム決壊後に国連・赤十字の支援なく「衝撃」=独紙
・米国株式市場=S&Pとナスダック反落、利益確定の動き FOMCなど控え
・米北東部にカナダ山火事の煙、航空機の一部運航停止など影響広がる
・米経済の硬着陸想定、エヌビディアには強気=ドラッケンミラー氏
・米、ウクライナ巡る中ロ関係を懸念=キャンベル調整官
・ローマ教皇の手術は成功、回復後は活動に制限なし
・原油先物1%高、サウジ減産計画が引き続き支援
・サッカー=メッシ、米MLSマイアミ移籍へ
・ウクライナ、紛争「凍結」後の和平協議着手認めず=外相
・米共和党のノースダコタ州知事、大統領選出馬を決定 混戦に拍車
・アンモニア輸送パイプライン破損、黒海穀物複雑化の恐れ
・BUZZ-南アランド上昇、ドル安や計画停電の緩和で一時19ランド突破
・ECB、高インフレ継続なら7月以降に追加利上げも=オランダ中銀総裁
・欧州株式市場=反落、ヘルスケア株下落 好決算のインディテックス上昇
・ダム破壊は「野蛮な」戦争犯罪、プーチン氏がウクライナを非難
・バイデン氏、12日にNATO事務総長を招待へ=ホワイトハウス
・米貿易赤字、4月は23%増の746億ドル 約8年ぶりの高い伸び
・ロンドン株式市場=反落、住宅建設や化学株が売られる
・米インフレ、経済の一部減速で緩和へ 労働市場は堅調=財務長官
・ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、カナダ中銀利上げを受け
・ハワイのキラウエア火山が噴火、溶岩は火口内に
・ブラジル消費者物価、5月は前年比3.94%上昇 2年7カ月ぶり低水準
・IMF、ウクライナ南部のダム決壊の影響「大きく懸念」
・ウクライナ、バフムト近郊で1.1キロ前進 大規模反攻は否定
・NATO、ウクライナへの安全保障巡り議論の必要=事務総長
・中ロ爆撃機、日本海などで合同パトロール飛行=ロシア国防省
・ECB金利、ピーク達成後は当面同水準維持=アイルランド中銀総裁
・ロシア・南ア大統領が電話会談、ウクライナ巡り議論
・トルコ・ロシア首脳が電話会談、プーチン氏「ダム崩壊は大惨事」
・カナダ中銀、0.25%利上げ 3会合ぶり インフレ高止まり懸念で
・EXCLUSIVE-ボーダフォンとハチソン、9日にも英事業統合発表=関係筋
・米経済は堅調だが一部で減速=イエレン財務長官

ロイター

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(08日ロイター)

2023/06/08(木)06:27

●米貿易赤字、4月は23%増の746億ドル 約8年ぶりの高い伸び
ワシントン 7日 ロイター - - 米商務省が7日発表した4月の貿易赤字は746億ドルと、前月から23.0%増加し、6カ月ぶりの高水準となった。財(モノ)の輸入が回した一方でエネルギー製品の輸出が減少し、増加率は2015年3月以来の大きさとなった。こうした傾向が続けば、第2・四半期は貿易が経済成長の足かせになる可能性がある。

●米インフレ、経済の一部減速で緩和へ 労働市場は堅調=財務長官
ワシントン 7日 ロイター - - イエレン米財務長官は7日、堅調な個人消費を背景に米国経済は好調だが、一部地域では減速していると述べた。今後2年間はインフレ率低下が引き続き進展するとの見通しを示した。CNBCのインタビューに応じた。

●カナダ中銀、0.25%利上げ 3会合ぶり インフレ高止まり懸念で
オタワ 7日 ロイター - - カナダ銀行(BOC、中央銀行)は7日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、22年ぶりの高水準となる4.75%とした。利上げは3会合ぶり。

●ペンス前副大統領、米大統領選出馬を正式表明 トランプ氏に挑戦
7日 ロイター - - 米国のペンス前副大統領が7日、2024年大統領選の共和党候補指名争いへの出馬を正式に表明した。副大統領として仕えたトランプ前大統領に挑戦する。

●ダム破壊は「野蛮な」戦争犯罪、プーチン氏がウクライナを非難
アンカラ/モスクワ 7日 ロイター - -ロシアのプーチン大統領は7日、トルコのエルドアン大統領と電話会談を行い、ウクライナ南部ヘルソン州で6日に起きた大型ダムの決壊を巡り協議した。

●米北東部にカナダ山火事の煙、航空機の一部運航停止など影響広がる
ニューヨーク 7日 ロイター - - カナダ東部で急速に発生している山火事の煙がニューヨーク州を含む米北東部に流れ込み、学校の屋外活動を中止されたり、一部の航空機の運航が停止になるなど影響が広がっている。

●NATO、ウクライナへの安全保障巡り議論の必要=事務総長
ブリュッセル 7日 ロイター - - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は7日、ロシアとの戦争後にウクライナに提供する安全保障の選択肢を巡り討議する必要があるという認識を示した。

●バイデン氏、12日にNATO事務総長を招待へ=ホワイトハウス
ワシントン 7日 ロイター - - 米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は7日、バイデン大統領が12日に北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長を招待する計画と発表した。

●中ロ爆撃機、日本海などで合同パトロール飛行=ロシア国防省
モスクワ 7日 ロイター - - ロシア国防省は7日、ロシアと中国の長距離戦略爆撃機が日本海、東シナ海、西太平洋上空で合同でパトロール飛行を行ったと発表した。一時的に「特定の国」のジェット戦闘機も合流したとしている。

●ウクライナ、バフムト近郊で1.1キロ前進 大規模反攻は否定
キーウ 7日 ロイター - - ウクライナは7日、過去24時間で東部ドネツク州の要衝バフムト近郊で最大1100メートル前進したと発表した。

ロイター

―――【米国市況】―――

◆NY株式市場クローズ(07日)

米国市場(日本時間2023/06/08(木)06:55現在)

◆米国株式市場UPDATE=S&Pとナスダック反落、利益確定で FOMCなど控え(07日ロイター)

2023/06/08(木)06:37

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 米国株式市場でS&P500種とナスダック総合が反落、ラッセル2000指数は1.78%上昇

  • 消費者物価指数(CPI)の発表とFOMCを控えて利益確定売りが出る

  • 米国債利回り上昇とカナダ銀行の利上げが株価を圧迫

  • ウェルズ・ファーゴがネットフリックスの目標株価を400ドルから500ドルに引き上げ

  • 原油価格上昇を受けエネルギー株指数が2.65%上昇、KBW地方銀行株指数が高値更新

  • オンラインマーケティング会社イエクストの株価が38.44%上昇、食品大手キャンベルスープは8.91%安

  • 暗号資産交換業大手コインベースは3.20%上昇、アーク・インベストがコインベース株を大量取得

  • NY証券取引所とナスダックで値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回る

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[7日 ロイター]米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が反落。5月消費者物価指数(CPI)の発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、利益確定の動きが出た。このところ大きく値上がりしてきた大型グロース株に売りが出る中、小型株で構成されるラッセル2000指数は1.78%上昇した。投資会社SS&C ALPS AdvisorsのチーフETFストラテジスト、ポール・バイオッキ氏は「小型株はこの1週間で大型株に対しかなりアウトパフォームしてきた。今日もそれが続いた」と語った。5月のCPIは前月比でやや鈍化するとみられているが、コアインフレは高止まりする見通しだ。この日は米国債利回りが上昇し、株価を圧迫した。カナダ銀行(中央銀行)の利上げを受け、米連邦準備理事会(FRB)が来週のFOMCでタカ派スタンスを維持するとの見方が広がった。ウェルズ・ファーゴは動画配信サービス大手ネットフリックスの目標株価を400ドルから500ドルに引き上げた。リフィニティブによると、ウォール街で最も高い水準。ネットフリックスの株価は0.12%上昇した。原油価格の上昇を背景にエネルギー株指数は2.65%値上がりした。KBW地方銀行株指数は3月29日以来の高値で引けた。通年の利益見通しを引き上げたオンラインマーケティング会社イエクストは38.44%の大幅高となった。食品大手キャンベルスープは8.91%安。輸送コスト高などにより四半期の粗利益率が低下したことが嫌気された。前日に証券取引委員会(SEC)が提訴し、7カ月ぶりの安値を付けた暗号資産(仮想通貨)交換業大手コインベースは3.20%上昇。最高経営責任者(CEO)が顧客の資金は安全だと述べたことが背景。著名投資家キャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストは6日、コインベースの株式41万9324株を取得した。ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.58対1の比率で上回った。ナスダックでも1.27対1で値上がり銘柄が多かった。

ロイター

◆米国株式市場(07日SMBC日興証券)

2023/06/07(水)の米国株式市場(SMBC日興証券)

◆NY市場マーケットコメント(07日SBI)

2023/06/08(木)08:13

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • カナダ中銀の予想外の利上げ決定でFRBも利上げに積極的な姿勢が見られるとの見方が広がる

  • ドルは主要通貨に対し堅調、ドル/円は140.25まで上昇

  • カナダドルは主要通貨に対して上昇、対米ドルと対円で高値を更新

  • ダウ平均株価は続伸、ナスダックは反落、原因はエネルギー、金融セクターが買われたため

  • ハイテク株が売られたことでナスダックは下落

  • NY金は反落、米長期金利とドルの上昇が影響

  • NY原油は反発、原油在庫減少とサウジの自主的な追加減産が影響

  • ドル主要通貨への上昇によりドル建て原油の割高感が強まり、上げ幅縮小

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

・NY市場では、オーストラリア中銀に続きカナダ中銀が予想外の利上げを決定したことで、FRBも利上げに積極的な姿勢を示すとの見方が広がり、米金利上昇とともにドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。ドル/円は、序盤の139.03から140.25まで上昇し、クロス円もドル/円の上昇に連れて堅調な動きとなった。なお、利上げ決定を受けてカナダドルは主要通貨に対して上昇し、対米ドルで5/8以来、対円では昨年11/23以来の高値を更新した。

・ダウ平均株価は続伸、ナスダックは反落。原油価格や金利の上昇を背景に、エネルギー、金融セクターが買われたことから、ダウ平均は序盤から堅調な動きとなった。一方、株価上昇を牽引していたハイテク株が売られたことで、ナスダックは下落に転じて下げ幅を拡大した。

・NY金は反落。米長期金利が上昇したことや、ドルが主要通貨に対して上昇したことを受けて金の売りが優勢となった。

・NY原油は反発。米週間石油統計で原油在庫が市場予想に反して減少したことや、サウジの自主的な追加減産も材料視され、序盤から買いが優勢となった。ただ、ドル主要通貨に対して上昇したことで、ドル建て原油の割高感から終盤にかけて上げ幅を縮小した。

2023/06/07(水)のNY市場マーケットコメント(SBI)

◆日経225先物(寄り前コメント)=SQでの3万2000円乗せが意識されやすく、押し目狙いのロング対応

2023/06/08(木)08:10

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • NYダウ上昇、S&P500とナスダックは下落

  • カナダ銀行、予想外にも3会合ぶりに政策金利引き上げ再開

  • アマゾンやアルファベット、マイクロソフト等の大型テック株が売られ

  • 景気敏感株への物色がシフト

  • S&P500業種別指数では、エネルギー、運輸、資本財が上昇

  • ソフトウエア・サービス、メディア、小売は軟調

  • シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、大阪比15円高

  • 日経225先物(6月限)のナイトセッションは3万1840円で始まり、3万1770円まで売られたあと、一時3万2090円まで反転。3万1840円でナイトセッションの取引終了

  • ボリンジャーバンドの+2σ水準から一気に+1σ辺りまで下げ

  • 下値の堅さが見られ、+1σを支持線としたトレンド継続

  • ボリンジャーバンドの+1σは3万1620円辺り、SQでは3万2000円乗せ意識

  • ロールオーバーは順調、ヘッジによる値動きは落ち着きをみせ

  • VIX指数は13.94に低下、リスク選好傾向

  • 米国ではハイテック株利益確定に対し、景気敏感株へリバランス見られ

  • NTショート有利だが、ナスダックの強いトレンド続く中、利益確定の動き

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 31840 -30 (-0.09%)
TOPIX先物 2204.0 +1.0 (+0.04%)
シカゴ日経平均先物 31885 +15
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 7日の米国市場は、NYダウが上昇した一方で、 S&P500、ナスダックは下落。カナダ銀行は7日、3会合ぶりに政策金利の引き上げを再開した。前日にはオーストラリア準備銀行が利上げを決めるなど、世界的なインフレ懸念が重荷となった。アマゾン・ドット・コム<AMZN>やアルファベット<GOOG>、マイクロソフト<MSFT>といった大型テック株が売られる一方、相対的に出遅れが目立った景気敏感株に物色がシフトした。S&P500業種別指数はエネルギー、運輸、資本財が上昇した半面、ソフトウエア・サービス、メディア、小売が軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、大阪比15円高の3万1885円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中大阪比30円安の3万1840円で始まり、3万1770円まで売られた。その後、リバウンドが強まり、米国市場の取引開始後には一時3万2090円まで買われた。しかし、買い一巡後はこう着感が強まり、3万1870円~3万2010円辺りで保ち合い、3万1840円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、こう着感の強い展開になりそうだ。日経225先物は前日の大幅な下げによってヘッジを外す動きが強まったが、ボリンジャーバンドの+2σ水準から、一気に+1σ辺りまで下げたことで過熱感は和らいだ。6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を控えて、積極的にリバウンドを狙う動きは期待しづらいが、切り上がる+1σを支持線としたトレンドが続くなか、下値の堅さはみられそうだ。

 ボリンジャーバンドの+1σは3万1620円辺りに位置しており、オプション権利行使価格の3万1875円を中心とした3万1625円から3万2125円の権利行使価格での推移を想定。SQでの3万2000円乗せは意識されやすく、押し目狙いのロング対応となる。限月交代に伴うロールオーバーは順調に進んでいるとみられ、ヘッジに伴う荒い値動きは落ち着きをみせよう。サポートラインまでの調整が入ったこともあり、出遅れていた海外ファンドなどによる押し目狙いの動きを見極めたいところである。

 VIX指数は13.94に低下しており、リスク選好に傾きやすいだろう。昨日のNT倍率は先物中心限月で14.46倍に低下した。高値水準でのレンジ内ではあるが、昨日の低下でボリンジャーバンドの+1σまで下げてきた。米国ではハイテク株の利益確定に対して、景気敏感株を買うリバランスが見られており、この流れからはNTショートに向かいやすい。ただし、ナスダックの強いトレンドが継続している状況のなか、あくまで利益確定であり、+1σ水準を大きく下放れる動きに対しては、その後のリバランスを想定したNTロングの組成に向かわせよう。

株探ニュース

―――日経225先物08:45~15:15取引中―――

―――日本株09:00~15:00取引中―――


―――【日本市場】―――

◆日経225先物:08日清算値=180円安、3万1690円

2023/06/08(木)15:17

 8日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年6月限は前日清算値比180円安の3万1690円で取引を終えた。出来高は3万8721枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万1641.27円に対しては48.73円高。

株探ニュース

◆東京株式市場クローズ(08日)

2023/06/08(木)


◆〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「中陰線」、25日線からの上方乖離率低下(08日ロイター)

2023/06/08(木)15:46

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 寄り付きの東京株式市場で日経平均は続落スタート、後に円安や押し目買いでプラス圏に浮上

  • 日経平均は前日終値を挟み一進一退、過熱感への警戒で伸び悩む

  • 石油・石炭製品や鉱業がWTI原油先物上昇を受けて堅調

  • 1-3月期のGDP二次速報が上方修正、自動車関連の在庫積み増しや設備投資の上振れが押し上げ要因

  • 前場の日経平均は続落、過熱警戒感と先高観が綱引きで一進一退

  • 後場の日経平均は300円以上の下落、指数寄与度の大きい銘柄が下落

  • 新興株はマザーズが5日ぶり反落、利益確定の売り圧力増大

  • 日経平均・日足は「中陰線」、25日線からの上方乖離率低下で過熱感が弱まる

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[東京 8日 ロイター]
<08:20> 寄り前の板状況、巴工業は買い優勢 フクシマガリレイが売り優勢

<09:08> 日経平均は続落で寄り付く、利益確定売り 押し目買いも
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比35円95銭安の3万1877円79銭と、続落してスタートした。利益確定売りが優勢となったが、その後は為替の円安や押し目買いが支えとなり、プラス圏に浮上。一時100円超高となる場面もみられた。現在は前日の終値近辺で小幅な値動きとなっている。指数寄与度の大きいファーストリテイリングが0.6%超高、主力のトヨタ自動車は1%超高で推移している。一方、東京エレクトロンは軟調。

<10:20> 日経平均は一進一退、過熱感への警戒根強く伸び悩み
日経平均は、前日終値を挟んで一進一退となっている。安く寄り付いた後、プラスに浮上し一時105円高となる場面があったが、過熱感への警戒は根強く、上値は抑えられている。一方、下押しする場面では押し目買いが支えになり、マイナス幅はこれまでのところ49円程度にとどまっている。3万0490円付近を通る25日移動平均線からの乖離率は6日に7%に高まったあと、7日の株安で4.6%台に低下したが、市場では「まだ過熱感は払拭されてはおらず、いつ下押しが強まってもおかしくない状況が続いている」(国内証券のストラテジスト)と警戒する声が聞かれる。WTI原油先物の上昇を受けて石油・石炭製品や鉱業がしっかり。ドル/円が前日の取引時間中より円安で推移し、輸出株を中心に支えている。もっとも「全般的に物色傾向は定まっておらず、循環物色の様相が続いている」(別の国内証券アナリスト)という。1-3月期実質国内総生産(GDP)2次速報が上方修正され、株価の反応について市場では「先物でまとまった買いがみられ、織り込む動きもあったようだ。ただ、足元では需給に左右されている側面も強く、判断は難しい」(同)との声が聞かれた。個人消費は下振れしたが、自動車関連の在庫積み増しや設備投資の上振れが押し上げ要因となった。

<11:50> 前場の日経平均は続落、過熱警戒感と先高観の綱引きで一進一退
前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比42円51銭安の3万1871円23銭と、小幅に続落した。過熱警戒感と先高観が綱引きとなり、前日終値を挟んだ一進一退が続いた。明日にメジャーSQ(特別清算指数算出)を控える中、需給中心の値動きが意識された。日経平均は35円安で寄り付いた後、短時間でプラスに転じて一時122円高の3万2035円95銭に上昇したが、短期的な過熱感は根強く利益確定売りが上値を抑えた。前日の大幅安でテクニカル面での過熱感は和らいだが「まだ払拭されたとはいえない」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。一方、下値では押し目買いが入り、下落局面でもマイナス幅は65円程度にとどまった。 過熱感に基づく短期筋の利益確定売りと、先高観による長期筋の押し目買いが交錯していると、証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長はみている。物色傾向としては「このところ相場をけん引した半導体関連株からバリュー株への資金シフトが意識される」(大谷氏)という。ドル/円が前日の取引時間中より円安で推移し、輸出株を中心に支えとなったほか、WTI原油先物の上昇を受けて石油・石炭製品や鉱業がしっかりだった。 1─3月期実質国内総生産(GDP)2次速報が上方修正され、朝方には織り込む動きも観測されたが「きょうは需給中心の値動きで、材料に基づく上下は限定的」(別の国内証券のアナリスト)との受け止めも聞かれた。TOPIXは0.05%安の2205.27ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆6519億0000万円だった。東証33業種では、値上がりは電気・ガスや海運、石油・石炭製品など19業種で、値下がりは精密機器や情報・通信、サービスなど14業種だった。エーザイが年初来高値を更新。日本郵船やトヨタ自動車は堅調だった。一方、HOYAやキーエンスが軟調。ファナックはさえなかった。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが880銘柄(47%)、値下がりは877銘柄(47%)、変わらずは77銘柄(4%)だった。

<13:05> 後場の日経平均は300円超安に下げ拡大、商い薄く「値が飛びやすい」
後場の日経平均は300円超安に下げ幅を拡大している。ファーストリテイリングや東京エレクトロンといった指数寄与度の大きい銘柄が前引け時点に比べて下落し、相場の重しになっている。明日にメジャーSQ(特別清算指数算出)を控える中、市場では「先物の板が薄く、ちょっとした利益確定売りが入ると値が飛びやすい」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれる。一方、「株高に乗れていなかった投資家もいるため、押し目が生じることはポジティブ」(別の国内証券のアナリスト)との意見も聞かれる。全業種が前引け時点に比べて下落。不動産や精密機器の下げ幅拡大や鉄鋼のマイナス転換が目立つ。

<15:07> 新興株はマザーズが5日ぶり反落、利益確定の売り強まる
新興株式市場は、マザーズ総合が2.18%安の769.17ポイントと、5営業日ぶりに反落した。前日までに4連騰した反動で、利益確定の売り圧力が強まった。東証グロース市場指数は2.08%安の979.54ポイントだった。個別では、Arentが商いを伴って売られた。クリアルがストップ安で取引を終えたほか、pluszeroは7.1%安と軟調だった。一方、ティムスは売買代金を伴いストップ高、AI inside、WASHハウスも買われた。

<15:43> 日経平均・日足は「中陰線」、25日線からの上方乖離率低下
日経平均・日足は上下にヒゲを伴う「中陰線」となった。終値は3万1641円27銭。25日移動平均線(3万0591円15銭=8日)からの上方乖離率は3.43%まで低下し、短期的な過熱感はやや弱まっている。ただ、市場では「急上昇の反動の調整がまだ続く可能性もあり、さらに下落基調が続いた場合の下値めどは、25日線が意識されやすいのではないか」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれた。

ロイター

◆日本株市況相場概況=日経平均は続落、メジャーSQ前に短期筋の売り加速(08日フィスコ)

2023/06/08(木)15:29

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経平均は続落、大引けで前日比272.47円安の31641.27円

  • 米ダウ平均は91.74ドル高、ナスダック総合指数は1.29%下落

  • ディフェンシブ銘柄売り、景気敏感株の買いが目立つ

  • 日経平均は35.95円安からスタートし、32000円を割り込む

  • 短期筋の売り加速、31500円を割れる場面も

  • 大引けに向けて買い戻しが入り、下げ幅を縮める

  • 売買高は13億4214万株、売買代金は3兆7169億円

  • 精密機器、情報・通信、その他製品のセクターが下落、海運、電気・ガス、石油・石炭製品は上昇

  • 値下がり銘柄は全体の69%、値上がり銘柄は27%

  • ハイテク関連、成長株の下落が目立つ、一部は新作ゲーム販売やレーティング引き下げの影響で下落

  • 半導体関連、海運、陸運、電力大手、銀行、商社、鉱業、建機などが上昇

  • 神戸製鋼所、エーザイ、アイルは各々レーティング格上げ、アルツハイマー病治療薬承認見込み、好決算で上昇

  • 業績・配当予想上方修正の巴工業はストップ高比例配分となる

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 日経平均は続落。7日の米株式市場でダウ平均は91.74ドル高と続伸。目新しい材料がないなか、前日に続き医薬品などディフェンシブ銘柄が売られた一方、出遅れ感のあった景気敏感株の買いが目立った。一方、大型ハイテク株が総じて売られ、ナスダック総合指数は-1.29%と反落。米ハイテク株安を受けて日経平均は35.95円安からスタート。下げ渋って一時は32000円を回復する場面があったが、値がさ株を中心に売りが強まるなか、前引けにかけては再び失速し、32000円を割り込んだ。午後は短期筋の売りが加速し、一段安で始まると31500円を割れる場面が見られた。一方、大引けにかけては買い戻しが入り、下げ幅を縮めた。

 大引けの日経平均は前日比272.47円安の31641.27円となった。東証プライム市場の売買高は13億4214万株、売買代金は3兆7169億円だった。セクターでは精密機器、情報・通信、その他製品が下落率上位に並んだ一方、海運、電気・ガス、石油・石炭製品が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の69%、対して値上がり銘柄は27%だった。

 個別では、ソフトバンクG、キーエンス、ソニーG、信越化学の日経平均寄与度上位の銘柄のほか、ファナック、安川電機、ニデック、太陽誘電のハイテク関連が大きく下落。ギフティ、SHIFT、ベイカレントなどグロース(成長)株の下落が特に目立った。ラウンドワンは月次動向が嫌気されて急落。カプコンは新作ゲームの販売動向を受けて出尽くし感が先行、レーティング引き下げもあり大きく下落。HOYAもレーティング格下げを受けて大幅安となった。

 一方、ルネサス、ディスコの半導体の一角は買われ、川崎汽船、郵船、商船三井の海運、ほか、JR東海、JR西日本の陸運、東京電力HD、九州電力、関西電力などの電力大手が揃って大きく上昇。三井住友、みずほFGの銀行、丸紅、双日の商社、INPEX、石油資源開発の鉱業、コマツ、日立建機の建機、など景気敏感株が堅調。神戸製鋼所はレーティング格上げを受けて大幅高。エーザイはアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」が近く米当局の完全承認を得る可能性が高いとの報道を受けて急伸。アイルは好決算が評価されて大幅高。シュッピンは月次動向が材料視された。業績・配当予想を上方修正した巴工業はストップ高比例配分となった。

フィスコ

◆今日の日本株市場(08日SMBC日興証券)

2023/06/08(木)の日本株市場(SMBC日興証券)

◆日経225先物(引け後コメント)=ボリンジャーの+1σまで調整、SQを無難に通過できれば押し目狙いのタイミングに

2023/06/08(木)18:41

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 日経225先物(6月限)は前日比180円安の3万1690円で終了

  • 前場中盤に一時3万2030円を回復するも、終値は3万1690円

  • 9月限先物は引けにかけて買い戻され、3万1600円で終了

  • グローベックス米株先物は主要な指数先物が小動きで推移

  • 日経225先物はボリンジャーバンドの+2σから+1σまで一気に下落

  • 米国のデフォルト(債務不履行)が回避された影響でリバランスの影響も

  • NT倍率は14.44倍に低下、14.50倍を挟んだ保ち合いレンジ内で推移

  • 日経225先物では、ABNアムロ、ソジェン、JPモルガン、BNPパリバが売り越し、三菱UFJ、HSBC、日産、モルガンSが買い越し

  • TOPIX先物では、ゴールドマン、SMBC日興、シティが売り越し、みずほ、BNPパリバ、野村が買い越し

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

大阪6月限
日経225先物 31690 -180 (-0.56%)
TOPIX先物 2193.5 -9.5 (-0.43%)

 日経225先物(6月限)は前日比180円安の3万1690円で取引を終了。寄り付きは3万1860円と、シカゴ日経平均先物(3万1885円)にサヤ寄せする格好から小動きで始まった。寄り付き後は買い戻しが優勢となり、前場中盤に一時3万2030円と節目の3万2000円を回復する場面が見られた。しかし、6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を前にして積極的な売買が手控えられるなか、買い一巡後は前日の終値水準でこう着。後場に入ると下へのバイアスが強まり、一時3万1410円まで下落したものの、引けにかけてはショートカバーが入り、下げ幅を縮めて3万1690円で取引を終えた。

 日経225先物の9月限は一時3万1360円まで売られたが、引けにかけて買い戻され、3万1600円で日中取引を終えた。ボリンジャーバンドの+1σが3万1550円辺りで推移しているため、支持線レベルでの攻防となっている。連日の荒い値動きがセンチメントを冷ます格好ではあるが、SQを控えるなかで先物参加者はロールオーバー中心である。トレンドを取りに行く動きは限られ、比較的まとまった商いに振らされやすい需給状況であった。

 グローベックス米株先物では主要な指数先物が、いずれも小動きで推移している。8日の米国市場が落ち着いた動きとなれば、SQは無難に通過することが見込まれる。直近2日間の大幅な調整によって、日経225先物はボリンジャーバンドの+2σから+1σまで一気に下げたこともあり、水準としては押し目狙いの買いが入りやすいだろう。

 今回の調整は過熱感が警戒されていたこともあるが、米国のデフォルト(債務不履行)が回避されたことによって、米株シフトによるリバランスの影響もあったと考えられる。ただ、過熱感が和らぐなか、改めて海外勢による日本株選好の動きが意識されそうだ。なお、米国市場が波乱含みの展開となり、その影響によりギャップダウンとなるようだと、25日移動平均線が位置する3万640円処までの調整は想定しておきたい。

 NT倍率は先物中心限月で14.44倍に低下した。14.50倍を挟んだ保ち合いレンジ内での推移である。若干ながらボリンジャーバンドの+1σを下回っての推移だったこともあり、ややNTショートに向かいやすいだろう。しかし、リスク回避からの低下ではなく、リバランス中心と見られることから、トレンドが転換するといった見方は早計であろう。

 手口面では、日経225先物はABNアムロが1930枚、ソジェンが1430枚、JPモルガンが950枚、BNPパリバが680枚程度の売り越しに対して、三菱UFJが2800枚、HSBCが2160枚、日産が630枚、モルガンSが610枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はゴールドマンが3630枚、SMBC日興が2960枚、シティが2780枚程度の売り越しに対して、みずほが5200枚、BNPパリバが1300枚、野村が760枚程度の買い越しだった。いずれもロールオーバーが中心である。

株探ニュース

◆海外ヘッドライン一覧(08日ロイター)

2023/06/08(木)21:18

[8日 ロイター]
◆海外ヘッドライン一覧
・ユーロ圏も景気後退入り、第1四半期GDP0.1%減 ドイツ改定響く
・フィリピン中銀、預金準備率引き下げ 流動性の安定確保
・中国当局幹部、海外金融機関を歓迎 事業環境整備を約束
・アマゾンへの追徴課税、支払い不要 欧州司法裁の法務官が見解
・中国乗用車販売、5月は前月比7.3%増 税優遇策や新型車効果で
・インド中銀、2会合連続金利据え置き 当面の引き締め環境継続示唆
・日立の仏タレス鉄道信号事業買収、英規制当局が懸念表明
・ヤンデックス、ロシア事業再編条件にナスダック上場維持

・ASEAN、南シナ海で9月に初の合同軍事演習 地域の緊張高まりで
・ウクライナのダム決壊で地雷拡散、危機が数十年続く恐れ=赤十字

・〔アングル〕マスク氏ら米有力企業トップ、訪中で「沈黙は金」の理由
・〔アングル〕干上がるイラクの大湿地帯、地元漁師ら「大量脱出」
・〔アングル〕スタバがインドで低価格戦術、拡大市場で競争激化の現実
・〔GRAPHIC〕アジア7カ国・地域の外国人株式投資、5月は117億ドルの買い越し
・〔ロイター調査〕ドル高基調、当面継続か 米債務上限問題や利上げ再開予想で
・〔ロイター調査〕豪中銀、9月末までに0.25%の追加利上げか
・〔ロイター調査〕6月FOMC、1年ぶりに金利据え置きか 3割が年内の再利上げ予想

・サウジ第1四半期GDP改定値、前年比+3.8% 非石油部門が好調
・英シュローダー、中国で公募ファンド運用会社 100%保有認可取得
・豪コモンウェルス銀、仮想通貨取引所への支払いを一部阻止
・ウクライナのダム決壊、約600平方キロ水没 住民避難続く=州知事
・ロシアとの共同飛行、特定の国を対象とせず=中国外務省
・南ア大統領、アフリカ平和使節団についてプーチン氏と協議
・中国、業績の良い海外金融機関を歓迎=監督当局トップ
・いすゞ、タイからの工場移転計画否定 インドネシア政府が前日発表
・韓国、国内半導体産業への支援表明 米中緊張の中
・BUZZ-南アランド横ばい、経常収支や製造業統計に注目

・EXCLUSIVE-ブラックロックの再生可能エネファンド、募集目標最大70億ドル
・インド中銀、2会合連続金利据え置き 当面の引き締め環境継続示唆
・米の太陽光発電導入、第1四半期は急増 輸入パネルの供給拡大
・ロシア、EU加盟国でのCOP29に反対 開催地決定に遅れも
・マレーシアリンギ、長期的上昇には構造改革必要=中銀

・チャールズ英国王、9月に訪仏か 日程再設定と仏報道
・TikTok、今年のEC事業で売上最大200億ドル目指す=BBG
・欧州委、EU債の評価向上へ市場参加者に調査
・中国軍機37機が防空識別圏に侵入、防衛システム作動=台湾
・米高級EVルーシッド、中国市場参入へ 現地生産も検討か
・英スタンチャートが人員削減、コスト減の一環=報道
・ドイツ銀が住宅ローン事業合理化、数百人規模で人員縮小へ=独紙
・米政府高官、中南米との取引巡り中国批判 「経済規範に反する」
・中国、業績の良い海外金融機関を歓迎=監督当局トップ
・FRBリバースレポ残高、6月のTビル大量発行で減少も

・日韓財務対話、通貨スワップ協定議論へ=韓国企画財政相
・英5月住宅価格、11年ぶりに前年比で下落=ハリファクス
・早期の政策転換、通貨ウォンの圧迫要因に=韓国中銀
・ドイツ、中国製バイオ燃料巡りEU調査求める 不正の疑いで
・ボルボ・カーズ、電動小型SUV投入 手頃な価格でテスラに対抗へ
・中国国有大手銀、人民元預金金利を引き下げ
・スーダン首都、武器工場含む軍事施設付近で大規模火災
・中南米のエコノミスト、新興国危機に備えた基金をIMFに要請
・米経済の硬着陸・銀行破綻「なお可能性ある」、投資家らが警鐘
・ダム決壊で地雷浮遊、病気まん延も ウクライナ当局が警告
・ドイツの発電、第1四半期は風力が首位 3年ぶりに石炭抜く

・バイナンスCEO、顧客資産110億ドル受領 トンネル会社経由で
・仏、EU・メルコスル協定で拙速な交渉に警告 欧州議会の反発想定
・原油先物は横ばい、投資家は需給要因見極め
・日米台の無人機、リアルタイムでデータ共有へ=FT
・中国国有大手銀、人民元預金金利を引き下げ
・タイ投資家信頼感指数、8カ月ぶりに弱気転換 新政府への懸念で
・ウクライナ、ダム決壊で農地「砂漠化」も 農業省が懸念
・豪貿易黒字、4月は111.58億豪ドルに縮小 輸出5%減・輸入1.6%増
・米財務省、月内にTビル大量発行へ 債務上限停止受け
・米下院、来週まで採決延期 共和保守派がマッカーシー議長に反発
・BUZZ-ドル/円テクニカル分析:140.00円の大規模オプション近辺
・英、中国製の監視装置撤去へ 機密性の高い政府施設から

・カナダ貿易収支、4月は輸出量が過去最高 黒字大幅拡大
・メッシ移籍表明で米マイアミのチケット急騰、開幕戦は10倍超に
・米アマゾン、「プライム・ビデオ」で広告付きプラン計画=WSJ
・EXCLUSIVE-米制裁対象の香港長官、11月開催のAPEC参加巡り米議員らが懸念
・エア・インディア、ロシアに緊急着陸で代替機を派遣
・世銀、ウクライナのダム決壊受け被害状況を迅速に評価へ
・IMF、今年のサウジ成長率を2.1%に下方修正 原油減産で
・ゲームストップがファーロングCEO解任、株価は急落
・〔海外規制フラッシュ〕英当局、暗号資産販売の規制強化 クーリングオフなど義務付け

・英、AIの安全性巡る初の世界サミットを年内開催へ
・トランプ氏に捜査対象と通知、米検察が機密文書保持巡り=報道
・中国不動産会社の一部に上場廃止リスク、清算に追い込まれる恐れ=S&P
・中国国有大手銀、預金金利8日から引き下げ=政府系紙
・いすゞ、タイからインドネシアへ工場移転=インドネシア政府
・米MS、オープンAIのGPTモデルを政府機関ユーザーに提供へ
・世銀、ウクライナのダム決壊受け被害状況を迅速に評価へ
・豪中銀は8月に0.25%の追加利上げか、大手行が軒並み予想
・BUZZ-外株:米アマゾンが4.2%安、「プライム・ビデオ」で広告付きプラン計画と報道

・エーザイ認知症薬、治験データで有効性裏付け=FDA文書
・CNNトップのリクト氏退任、トランプ氏巡る報道で非難も
・米北東部にカナダ山火事の煙、航空機の一部運航停止など影響広がる
・自己資本比率の引き上げ、融資に影響=米BofA
・訂正-コインベース経営トップ、提訴したSEC委員長を「異端者」と批判
・中国の米企業への規制、政治的動機に基づき不公平=米中国大使
・カナダ中銀が0.25%利上げ、3会合ぶり インフレ高止まり懸念で
・ウクライナ大統領、国際団体に支援呼びかけ ダム決壊受け

ロイター

―――【NEWS】―――

▶[NEWS]カナダ中銀が予想外の利上げ再開、政策金利4.75%に-景気過熱に対応(08日ブルームバーグ)

2023/06/08(木)00:19

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • カナダ銀行が市場予想に反し政策金利を引き上げ、過熱した景気が理由

  • 主要政策金利(翌日物金利)は4.75%、2001年以来の高水準

  • エコノミスト調査では、利上げを予想していたのは約5人に1人

  • 「経済の需要過剰は想定より根強い」という声明を発表

  • 「金融政策は、需給のバランスを取り戻し、インフレ率を2%に持続的に回帰させるほど抑制的でなかった」

  • 1-3月の成長率とインフレ率が予想を上回り、住宅市場が活動を回復したことを理由に挙げた

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 カナダ銀行(中央銀行)は7日、市場の予想に反して政策金利の引き上げを再開した。景気の過熱が理由だという。
 主要政策金利である翌日物金利は4.75%と、2001年以来の高水準に設定された。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査では、今回の利上げを予想していたのは約5人に1人だった。
 カナダ銀行は声明で、「経済における需要過剰は総じて、想定より根強いように見受けられる」と指摘。
 また「需給のバランスを取り戻しインフレ率を持続的に2%の目標へと回帰させられるほど、金融政策は十分に抑制的ではなかった」と説明。予想を上回る1-3月(第1四半期)成長率やインフレ率上昇、住宅市場での活動回復などを理由に挙げた。

カナダ銀行、政策金利4.5%で据え置き-必要に応じ追加利上げの用意

原題:Bank of Canada Unexpectedly Raises Rates to 4.75%, Ending Pause(抜粋)

ブルームバーグ

▶[NEWS]米貿易赤字、4月は23%増の746億ドル 約8年ぶりの高い伸び(08日ロイター)

2023/06/08(木)00:21

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 4月の米貿易赤字は746億ドル、前月比23.0%増加、6カ月ぶり高水準

  • モノの輸入が増え、エネルギー製品の輸出が減少、増加率は2015年3月以来の大きさ

  • 貿易が第2・四半期の経済成長の足かせになる可能性

  • 3月の貿易赤字は当初の642億ドルから606億ドルに縮小

  • クリストファー・ラプキー氏「貿易条件悪化、第2四半期GDP伸び率の推計値は1%近くに」

  • 4月の輸入は1.5%増の3236億ドル、財は2.0%増の2632億ドル

  • 自動車、部品、エンジン、工業用品、材料の輸入増加、石油の輸入は低水準

  • 消費財増加、食品は低水準、サービスは輸送と旅行の減少で4億ドル減の604億ドル

  • 輸出は3.6%減の2490億ドル、22年3月以来の低水準、減少率は過去3年で最大

  • 財は5.3%減の1671億ドル、世界的な需要鈍化で3年ぶりの大きな減少

  • 工業用品、素材の輸出大幅減少、消費財、金融サービス、政府の財・サービスも減少

  • サービス輸出は旅行やビジネスサービスの増加で2億ドル増の819億ドル、過去最高

  • サービス貿易収支の黒字は21年3月以来の高水準、インフレ調整後の財の貿易収支の赤字は958億ドル

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

[ワシントン 7日 ロイター] - 米商務省が7日発表した4月の貿易赤字は746億ドルと、前月から23.0%増加し、6カ月ぶりの高水準となった。財(モノ)の輸入が回した一方でエネルギー製品の輸出が減少し、増加率は2015年3月以来の大きさとなった。こうした傾向が続けば、第2・四半期は貿易が経済成長の足かせになる可能性がある。3月の貿易赤字は606億ドルと、当初発表の642億ドルから縮小した。FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「貿易条件が悪化しているため、第2・四半期の実質国内総生産(GDP)の伸び率の推計値は1%に近くなる可能性がある」としている。4月は輸入が1.5%増の3236億ドル。財は2.0%増の2632億ドル。自動車・部品、エンジンのほか、工業用品や材料の輸入が増加した。一方、石油の輸入は21年8月月以来の低水準に落ち込んだ。消費財は携帯電話などの日用品が牽引し、18億ドル急増。一方、食品は21年12月以来の低水準となった。サービスは輸送と旅行の減少が重しとなり、4億ドル減の604億ドル。輸出は3.6%減の2490億ドルと、22年3月以来の低水準。減少率は過去3年で最大となった。財は5.3%減の1671億ドルと、22年2月以来の低水準。世界的な需要鈍化を反映し、3年ぶりの大きな減少となった。原油や燃料油を中心とした工業用品・素材の輸出が大幅に減少したことが主な要因。石油を含む工業用品・素材の輸出は21年11月以来の低水準となった。消費財のほか、金融サービスと政府の財・サービスも減少した。一方、サービス輸出は旅行やビジネスサービスの増加を反映し、2億ドル増の819億ドルと、過去最高となった。サービス貿易収支の黒字は21年3月以来の高水準。インフレ調整後の財の貿易収支の赤字は958億ドルと、16.5%急増した。

ロイター

▶[NEWS]日銀政策修正予想が一段と後ずれ、植田総裁のハト派姿勢で-サーベイ(08日ブルームバーグ)

2023/06/08(木)06:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 金融政策決定会合での現状維持を予想するエコノミストが9割以上

  • 金融政策修正は引き締め方向を全員が予想、7月会合が修正の可能性が最も高い

  • 4月に就任した植田総裁は緩和修正に慎重な姿勢を示す

  • 物価が原材料価格下落と実質所得低下から下振れるリスクと認識する日銀

  • 金融政策修正の手段としてイールドカーブコントロール政策の廃止が最も多い回答

  • 短期金利の引き上げを予想するエコノミストは2人、最多は2025年以降を予想

  • 2%の物価目標を実現する可能性が高まると回答が55%と半数を超える

  • 金融政策運営に影響を与える衆院解散・総選挙への思惑について、修正が難しいとの回答が33%

  • 再び日銀に円安抑止へのプレッシャーを強める可能性も存在

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

 日本銀行が金融政策を引き締め方向に修正するとの観測は、緩和継続の必要性を繰り返し表明している植田和男総裁のハト派的姿勢などを受けて一段と後ずれしている。
 ブルームバーグがエコノミスト47人を対象に1日から6日まで実施した調査によると、今月15日、16日に開かれる金融政策決定会合では9割超の44人が現状維持を見込んでいる。3人は政策の微調整が行われると回答した。
 次の政策修正については、前回の4月会合調査に続いて全員が引き締め方向を予想。タイミングは7月会合が35%で最多となり、早期の政策修正観測は引き続き根強い。10月会合が13%、来年4月会合が11%と続く。前回調査では6月会合が38%と最も多く、7月会合は19%だった。年内の修正予想は63%と前回の74%から減少したが、依然として過半を占める。
 4月に就任した植田総裁は、拙速な政策転換が2%の物価安定目標の達成の芽をつんでしまうコストは極めて大きいと述べるなど、早期の緩和修正に慎重な見方を重ねて示している。こうした総裁発言が、今回調査での日銀ウオッチャーの金融政策見通しにも反映された形だ。
 PwCコンサルティングの片岡剛士チーフエコノミストは、植田総裁のこれまでの発言・行動は想定以上に慎重だと指摘。現在の日銀は「物価が当初の想定以上に上振れる中、それが原材料価格下落と実質所得低下の両面から、近い将来に下振れることを最大のリスクと認識して行動していると推察される」としている。
 政策修正の具体的な手段(複数回答可)としては、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の廃止が27人でトップ。前回調査では政策金利のフォワードガイダンス(指針)の修正が最多だったが、同指針は4月会合で撤廃された。これを政策正常化への一歩とみているかを尋ねたところ、51%が「はい」と回答した。
 一方、YCCの起点となっているマイナス0.1%の短期金利について、年内の引き上げを見込むエコノミストは2人にとどまり、YCC撤廃とは対照的な結果となった。最多は2025年以降の20人で、24年第4四半期の5人がこれに続いた。
 東海東京証券の佐野一彦チーフストラテジストは、日銀が4月会合で決めた多角的レビューが1年から1年半程度の時間をかけて行われることも踏まえ、「マイナス金利政策の解除など日銀の金融政策の正常化は、世界的な景気後退の傷が癒える2026年以降の開始をメインとする」としている。
 好調な賃上げなどを背景に、日銀が持続的・安定的な2%の物価目標を実現する可能性が高まっていると思うかとの質問には、「はい」が55%と半数を超え、初めて「いいえ」(23%)を上回った。昨年12月の調査では「はい」がわずか15%だったが、物価上昇圧力の高まりとともに目標達成を見込む割合は上昇していた。
 伊藤忠総研の武田淳チーフエコノミストは、日本経済が堅調に推移する中で、「人手不足に大幅な内外価格差も相まってインフレ圧力が明らかに高まっており、超金融緩和継続の合理性よりもリスクの方が大きくなりつつある」と指摘。最近の株価急騰も「資産インフレのリスクを軽視し金融緩和を続け、資産バブルとなった80年代の状況を想起させる」という。
 岸田文雄首相による早期の衆院解散・総選挙への思惑が金融政策運営に与える影響に関しては、日銀が政策修正に動くのは難しいとの回答が33%だったのに対し、難しいとは思わないが40%となった。
 野村証券の松沢中チーフストラテジストは、「選挙公示期間へ入る前であれば日銀政策修正を妨げない」と指摘する。少子化対策の財源が決められない中で、円安対応策の財源を確保するのは容易ではないとし、「再び日銀に対して円安抑止へのプレッシャーを強めることも十分考え得よう」とみている。

ブルームバーグ

▶[NEWS]【投資部門別売買動向】海外勢が10週連続で買い越す一方、信託銀は大きく売り越す (5月第5週)(08日株探ニュース)

2023/06/08(木)20:00

●要約(ChatGPT併用)---------------

  • 海外投資家が10週連続で買い越し、買越額は5352億円、10週合計の買越額は4兆5488億円

  • 半導体関連株が中心に買われ、日経平均株価が8週連続で上昇

  • 先物取引では海外投資家が5週ぶりに売り越し、売越額は1930億円

  • 個人投資家は8週ぶりに買い越し、買越額は388億円

  • 信託銀行は10週連続で売り越し、売越額は7344億円

  • 現物と先物の合算では海外投資家が9週連続で買い越し、買越額は3421億円

●要約ここまで(ChatGPT併用)------

●本文ここから--------------------------

●海外勢が10週連続で買い越す一方、信託銀は大きく売り越す
 東証が8日に発表した5月第5週(5月29日~6月2日)の投資部門別売買動向(現物)によると、半導体関連株を中心に買われ日経平均株価が前週末比607円高の3万1524円と8週連続で上昇し、バブル後の高値を更新したこの週は、海外投資家は10週連続で買い越した。買越額は5352億円と前週の3816億円から拡大した。10週合計の買越額は4兆5488億円となった。海外投資家は先物の投資部門別売買動向では日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物、日経225マイクロの合計で5週ぶりに売り越した。売越額は1930億円だった。現物と先物の合算では9週連続で買い越し、買越額は3421億円と前週の5842億円から縮小した。個人投資家は8週ぶりに買い越し、買越額は388億円だった。前週は442億円の売り越しだった。
 一方、年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行は10週連続で売り越し、売越額は7344億円と前週の2421億円から大きく膨らんだ。
 日経平均が8週続伸してバブル後の高値を更新する中、海外投資家が10週連続で買い越す一方、信託銀行は大きく売り越した。

株探ニュース


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