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LIVE A LIVEリマスター良いとこ微妙いとこ

この記事はLIVE A LIVEの「生配信及び動画・画像投稿に関するガイドライン (square-enix.com)」に基づいて投稿します。
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Gosho Aoyama, Yoshihide Fujiwara, Osamu Ishiwata, Yoshinori Kobayashi, Ryouji Minagawa, Kazuhiko Shimamoto, Yumi Tamura
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LIVE A LIVE HD-2Dリマスター版発売おめでとうございます!

皆さんご存知LIVE A LIVE(すごく面白いゲーム)が令和に蘇りました。プレイしましたよね?した体でいきます。
令和に蘇るというのもこのゲーム、オリジナル版はスーパーファミコン用カセットとして発売されており、なんと1994年発売。実に28年もの時を経てのリメイクとなります。
俺はオリジナル版も所持しており、子供の頃に触れてからずっとファンでした。どのくらいかというと自分でプレイするのはもちろん、キングマンモーや岩間さま等の攻撃技種類・射程範囲をノートに記録したり、さらには他人の実況動画を視聴し…といった具合。攻略手順は当然のこと、細かな台詞まで覚えてしまいました。
今回はLIVE A LIVEリマスター版をプレイし、オリジナル版から良くなったと感じた点、微妙だなと感じた点を書き連ねていきます。もちろん人によっては俺が良いと思った点が微妙だった、俺が微妙だと思った点が良かったと感じる人もいるので、ファンの一人の感想程度に読むのがちょうどいいです。ネタバレがあるのでこれから遊びたいと考えている人は一旦読むのを止めることを推奨します。

良くなった点
・主人公らの技の説明が分かりやすくなった
文字数制限が増えたことが要因と考えられ、略語表記などがなくなった点も分かりやすくなった。
特に原始編の技はきちんと現代語で説明が追加されたので特に分かりやすさが向上した。

ポゴの技説明。オリジナル版のボコボコの説明は「鈍器技/ブン、ボコ」だった。威力の程度やHit数、追加効果などの説明が新規に追加され分かりやすさUP。


・主人公らの育成がやりやすくなった
体感だが、取得経験値が増えた。
レベリングせずにストーリーを進めてもレベルがちゃんと上がっているように感じた。
幕末編での0人斬りでひとだま狩りをしていたが経験値の入りが良かったので恐らく育てやすいように改善していると思われる。

0人斬りのお供、ひとだま狩り。この様子だと天草四郎での詰み防止にも役立っていよう。


・アイテムの種別が分かりやすくなった
装備品や攻撃アイテムなどアイコンで分かるようになった。
戦闘時使用可能な装備品なども簡単な説明が追加され分かりやすくなっている。

アイテム画面でも頭装備、身体装備、アクセサリーなどが判別しやすい。さらに戦闘でも使用できる説明なども追加されている。


・今の時代に適した分かりやすさ・丁寧さが追加された
オートセーブの追加。
フィールド上のアイテムがある箇所にエフェクトが追加された。特に西部編で助かる仕様となっている。
アクション可能な箇所にAボタンやYボタンの表記が出る。これだけでも進行に詰まりにくくなっているので良い調整と言える。特に近未来編では心を読むことを忘れがちなので助かる。
装備品の効果(耐性やダメージ床無効)などを見やすく明記している。オリジナル版でも耐性などは確認できるが、アイテム画面でアイテムを二回選択してようやく確認できるので分かりやすさが向上している。またリマスター版では装備画面でも確認できるのが嬉しいポイント(装備している道具の耐性有り無しは見づらいが)。
西部編での鐘の音ゲージの追加。ささやかだが丁寧なUI。
幕末編での現在の合言葉の確認。鐘が鳴るたびにおぼろ丸が声出し確認するのでプレイヤーが忘れるということが減った。
目的地レーダーやチュートリアル、TIPSの追加。初見プレイヤーに向けた仕様の追加で、既プレイ向けに設定でOFFにできる所も親切。

・シナリオ選択で前回データが保持されるようになった
シナリオAを一時中断して別のシナリオBを遊んだ後でも、シナリオAの中断した箇所から再開できる。
オリジナル版では一度中断して別シナリオを遊ぶと、中断箇所ではなく最初からしかプレイできなかった。活きる機会は少ないが嬉しい仕様。

・KNOCK YOU DOWN!、PSYCHOで夜露死苦!!のアレンジが良い
現代編戦闘BGMのKNOCK YOU DOWN!のイントロにドラムが追加された。
近未来編戦闘BGMのPSYCHOで夜露死苦!!はギターパートが追加されている。どちらも良いアレンジだと思う。

・マップデザインが変化した
3D化したことで単純にマップの印象が良くなった。
尾手城本丸1Fが城からポケモンジムっぽくなった。上から見下ろす視点ではなくなったので他の部屋を見せるために吹き抜けのような構造にしたのではと推測する。

箱入り娘や隠れる忍者などが別の部屋から確認できるようなカメラアングル。そのおかげで現代的な建築物へと変貌した。

SF編の医務室にガラスが追加された。これで部屋に入ったときにフラグ進行するという仕様に説得力が出た。

主人公の視点からでも異変に気付く構造となっており、リアルさが増している。


・一部敵技の攻撃射程が変化した
O・ディオのガトリング射撃や、オディ・オブライトのアクロDDOの射程が増えており、主人公に当たりやすくなった。
既プレイ殺しの要素であり、既プレイを楽しませる要素でもある。

・最終編へのアイテムの持ち越しが可能になった
装備だけでなく持ち物全てなので回復アイテムや持ち切れない装備品なども持ち越しできるようになった。
近未来編で溜め込んだ強化パーツを最終編でキューブにつぎ込むことも可能?(未確認)

・技の威力などに調整が入った
一部の技が強くなったり、強すぎる技の威力が下げられたりした。
というより敵の弱点や耐性が明記されたことで技を使い分ける楽しさが増えた。

微妙だった点
・各シナリオ毎のカーソルアイコンが廃止されている
オリジナル版ではシナリオによってカーソルアイコンが変化していたが、リマスター版では羽に統一されている。カーソルアイコンはシナリオクリアマークに採用という形になった。

・ボイスの追加による台詞の雰囲気が解釈不一致を起こしたり、一部台詞の改変が気になったりする
オリジナル版で遊んでいた身からすると自分の中での台詞の読み方、イントネーション、感情の入り具合が確立しており、リマスター版のボイスとの乖離が気になる時がある。
一部の台詞は改変されており、表現の規制によるものとそうでないものがある。
W1号の最期の台詞はオリジナル版の「ム ムスコ….ハ…. チ チビッコハウスデ ゲンキニ…. シテイル….カ….?」の方が好きだった。

・戦闘時の見づらさや煩わしさが増えた
オリジナル版はフィールドがチェック模様になっていたがリマスター版はそうなっていないので、敵と何マス離れているか、斜めの軸が合っているかズレているかが一目で分かりにくい(一応マスの四隅に線はあるが見えづらい)。
また、オリジナル版は技選択時の攻撃可能な射程が明るく、それ以外が暗く表示され、現在の選択マスはカーソルアイコンで表示、攻撃範囲は黄色い点線で表示されていた。リマスター版では技の射程が濃い青色、攻撃範囲が薄い青色となっておりフィールドの色合いによっては見づらい。カーソルを動かせる位置が射程のみ(明るく表示された部分)→フィールド上の全マスとなったことも残念。
ダメージ床が見づらい。付随してピムリ(SF編の敵)はリマスター版でもオリジナル版での電撃床のグラフィックなので、既プレイヤーから見ると違和感がある(ピムリと電撃床の区別が付きにくいことが特徴だったのが、個性が消えている)。
敵ドットが立体的になったことで敵サイズが何マスを占有するのかが分かりにくい。翔電(近未来編の敵)は機体ではなく地面の影がある所が立ち位置のマスなのでとても分かりにくい。前述のマスの見づらさも相まって位置取りしづらい。

アーケオテリウム♀は1×2マス、マンモス♀は3×3マスの敵。ドット絵が立体的になったことでぱっと見のサイズ感が測りにくくなった。また、チェス盤のようなフィールドの模様も廃止されている。

戦闘でのボタン配置が変更された。オリジナル版はAでコマンド選択(技、アイテム、パス、逃げる)、Bで味方HP確認、Xで前回使用した技の選択、Yで足踏み(ステイ)と無駄のない配置だったが、リマスター版はAで技選択(前回使用した技のカーソル記憶は設定で変更可)、Xで技以外のコマンド選択(アイテム、パス、ステイ、逃げる)、Yでパーティのステータス表示(HP以外にもステータス増減や状態異常も確認できる)。正直コマンド選択は技も含めて一まとめにして良かったと思う。ステイのショートカットボタン削除で面倒になった。向き変更は変わらずLRボタンである。

技選択とそれ以外のコマンド選択が別ボタンで開くようになっている。ここは一まとめにして足踏みをショートカット化してもらいたかった。ステータスも現在行動順が回ってきているキャラクターのみなら右下で確認できる。
Xボタンを押したときのメニュー。アイテム使用や逃げるなどはこちらから選択。技選択のみを開いていると逃げるの存在が画面に出てこないのでマッドドッグとの決闘やハルマゲドンに気付きにくくなるという難点を抱えている(しかも初見プレイヤー程顕著である)。


・BGMアレンジの解釈違いがある
Kiss of Jealousyのジャズアレンジは本当に解釈違いだった。
オリジナル版の跳ね回るような曲調が好きだっただけに残念である。
在中国的戦闘も中国っぽさが減ったと感じた。
二胡の音は良いがロックオルガンは合っているか微妙。
また全体的に音圧が小さい?

・ロード時間がある
オリジナル版より長く、TIPSを読むには短い。

・セントアリシアのエフェクトが長い
技のエフェクトは全体的に格好良くなっているが、オリジナル版のエフェクトが好きだった人にとっては微妙かも。
俺はマックスボンバーのドカーンとか、シャドウイメージのブアーン ブアーンとか、ハンマーパワーのスッ ドカーンとか、ストレイボウ全般のドゥルドゥルドゥルドゥルとか、レイザーソニックのデュデュデュデュとか、SEが変更されたのが悲しい。
インフォリサーチのHP表示がなくなったのも悲しい(リマスター版ではそもそも敵HPが確認できるので消えても問題ないが)。
セントアリシアのエフェクトは想像の3倍長いのでそこだけはマイナスポイント。

・おしゃれパール(オリジナル版ではへんたいパール)が改造できない
MKバッジ経由でないと魔法のペンダントなどを入手できない。バグ?

・戦闘開始時の敵の名前が一度に表示される
敵に技カーソルを合わせたときに名前は確認できるのでそこまで残念ではないが。
技カーソル関連で言えば、範囲技を合わせたときに相手の弱点・耐性、体力、名前などが見えないのは不便。

とりあえず言語化できた感想は以上になります。オリジナル版が好きだっただけにリマスター版では受け入れがたかった要素があることは事実ですが、だからといってLIVE A LIVEの魅力がなくなったということはなく、オリジナル版未プレイの人もオリジナル版既プレイの人も買ってプレイする価値のあるゲームです。熱いシナリオ、衝撃の展開(公式トレーラーなどでネタバレは多いが)、独特の戦闘システムなど、28年の時を経ても色褪せない滅茶苦茶面白いゲームなので是非遊んでみてください。

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