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夏の風景

街にも夏があちこちに。

今日は皆で映画に行って、早めの夕食。

久しぶりに神戸に帰って来た娘は、「わー懐かしいわー」と街のお菓子屋さんのはしごです。バギーを押してやんちゃ坊主二人、知らぬ間に逞しくなったものです。夫婦と子供たちどこから見ても立派な家族。あの泣き虫の面影はない娘です。バギーに乗る女の子の孫が、娘のその時と重なって、不思議と現実が入り混じります。

一見幸せな毎日。子育てに明け暮れ、幸せを満喫していると思いきややはり相当ストレスを抱えているようで、久しぶりの里帰りは、何よりの癒しになったと言います。リモートワークが定着して朝、昼、晩の食事の支度は結構つらいとも。この里帰りで、懐かしいレストランに行くのも楽しみにしていたようです。

神戸にしかないお菓子はけっこうあって、お土産に選んだクッキーやタルトは5種類にもなりました。

毎日のように散歩をしている私にとっては見慣れた風景ですが、しばらく離れている娘にしたら、昔を思い出す材料の多いこと。

私も小さな娘の手を引いてこの街を歩きましたが、今度は娘が…。

何十年も前の事なのにほんの数年前の事のようです。路地裏の小さな子供服の店。この辺りは小さな子供の洋服屋さんもたくさんあって、それぞれオーナーの趣味?が違うのでそれもまた楽し!です。二代に渡りお世話になっているお店もあります。

その当時は娘の小さな手がいつの間にか母の手になって、私はおばあちゃんとして一緒に歩いているのだろうかと情景が浮かびましたがまさしく今。光陰矢の如し。その時は必ずやってくるのだということを知らせています。

子供たちの興味をそそる看板や、建物はいつの時代も一緒です。

大丸の一階、いつも季節に合った催しと、展示物で人の目を引きます。

今年は魚。色とりどりの材料で買い物客の足を止めています。

私は母に連れられてよく大丸の絵画展に連れてこられました。たいして面白いと思ったこともなく、我慢して一通り見終わったら美味しいケーキが食べられるぐらいの気持ちでした。それがいつしか絵を見るのも描くのも好きになって、潜在意識に刷り込まれていったようです。

そんなところも娘に受け継がれて…。彼女も。

約束通り大きな唐揚げは孫にとっても嬉しい驚きだったみたいで、ほうばる姿は、息子たちと同じ。大人たちはビールをグイっと、子供たちは唐揚げにかぶりつく。三世代にわたって、我が家の夏の風物詩になりそうです。

ミュンヘン

ジュラシックワールド、新たなる支配者(これは孫が傍から教えてくれました。)を堪能して、おなかも満たされると鼻歌も聞こえる孫たちの帰り道になりました。

ジュラシックワールド

「来年もまた来ようね!」と約束して夏の一日は終わりました。

今日もいい日にしましょう!







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