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春を探すっていいもんだ

今日も寒い一日でした。太陽は優しく包み込もうとしているのに山から下りてくる風は冷たく硬く、そのあったかさを遮ります。

「冬来たりなば、春遠からじ」イギリスの詩人シェリーの作品です。
辛い時期を耐えれば幸せなときが必ず来るというたとえを季節に乗っけた表現です。

こんな寒い毎日で体の調子が悪くなりそうと思っていても、もうそこに春が来ています。

冬と春のおしくらまんじゅう。いずれは冬が押し切られて、待ちに待った春がもうすぐ!

季節の変わり目は丁度、海水と淡水が混ざっているあたりみたいに、どちらとも言えない不安定な時期を超えないと抜け出せないようです。
 それは人が困難を克服するときに似ているようにも思えます。

いつになったら楽になるんだろう。私の人生これで終わるのか、何をやってもうまくいかない、私のことを分かってくれない。と思っているうちはなかなか前に進めません。
知り合いで最近憂鬱な毎日を過ごしている人がいます。何かもやもやとして思うようにいかないと悩んでいます。

気持ちばかりが焦っていて空回り。足元ばかり見ていると季節の変化が分かりません。どうしたら歯車が回り出すのでしょうか。
だんだんと作り笑い。声も小さくなっています。皆といても心ここにあらずの様子です。残念ながらそんな人にはあまり人は寄ってきません。一緒にいるとこちらまで気持ちが沈むとはっきり言う人も…。

彼女は自分で真面目さが取りえと言います。のりしろがありません。
コツコツ与えられた仕事をこなしますが成果が上がりません。人の話を聞き過ぎて相手以上に感情移入してる様子は只々重たい。

テキトーな人がいます。のりしろだらけのように見えます。
ここぞという時にしか力を発揮しませんが、いつも問題があってもクリアーします。いつもにこにこしています。今難題を抱えているとは思えない様子です。報われるのはこつこつ真面目な彼女のような人であってほしいですが世の中そんなに甘くありません。

その時の決断や行動が的を得ているかずれているかで違ってきます。自分の性格は分かっていてもなかなかなおせないものです。

人の助けはいらないと意地を通してもそれなりのスキルが無ければ独りよがり、堂々巡りでその渦からなかなか出てこれません。

最後の決断は自分であっても人の意見を聞いたりそれに沿ってみたり、情報を共有することで、いくらでも出口は見つかります。
それができるかどうかで冬の時期から春へと移ることが出来ると思うのですが…。
 目の前の悩めることばかり考えずに春の見つけ方を公園の草花に聞いてみるのも一つの方法かもしれません。

硬い土から可愛い花を咲かせています。





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