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【イジンデン】コントロール型徴募について【デッキ紹介】


はじめに

今回は7/14に開催されたカードショップアジト公認大会(BO3)で優勝した徴募構築について解説します。

戦績

1戦目vs.「決起LO」2-0
2戦目vs.「青黄徴募」2-0
3戦目vs.「青黄徴募」2-0
4戦目vs.「紫微垣チャージ」2-1

1戦目はハンデス+松蔭で蓋して勝ち、2戦目はLO勝ち、3戦目は相手の色事故につけ込んで勝ち逃げ、4戦目はハンデス+闘技場ゴリ押しを通して勝ちでした。

メインデッキについて

構築概要
本構築は、2t目から使える汎用妨害札《メアリー1世》と《メロウ》を徴募で使い回す「コントロール型」の徴募です。コンセプトである両者共に魂の4投。相手の展開を許さずロングゲームに持ち込みます!

本構築は再現性を若干落としてその分妨害性能と上振れの期待値を上げることで「構築単位のパワーが高い」構築を目指しました。
本来(?)なら《メロウ》と《高杉晋作》をそれぞれ1枚減らして《ドナテッロ》を2枚入れた方が使いやすいです。ただ、再現性を高めることに枠を割き過ぎると、「自分は事故ってないけど相手の上振れに追いつけずに負けた」となる現象に陥ります。
今回は徴募の再現性と《メロウ》4投の受け性能を信頼し、「初手の安定感」を体感85%→80%に落として「実戦における勝率」を高めた構築になります。現状、この構築を使用した全ての公認大会の対戦中、本大会の「紫微垣チャージ」対面の1セット以外全勝。勝率自体は100%です。まだ10戦程度しか使用してませんが…

《メアリー1世》について
《メアリー1世》の「ピーピングハンデス」は自分が後手でも相手の3t目始動を止めることができ、ロングゲームに持ち込めます。「Lv3青イジン」というスタッツが優秀です。(種魔力が絡めば)2t目に《リドロー》から引いて召喚、《メロウ》を撃ってから召喚できるため使い勝手が非常に良く《曹操》のトリガーにもなります。
個人的にコントロール型の徴募にとって最も重要な存在です。本構築の強さの5割強を占めていると言っても過言ではありません。マジで。

《メロウ》について
《メロウ》はイジンデンで唯一の「カードの種類を選ばすに除去できる」カードです。また、「ガーディアンにする」という除去方法は、偉業能力を発動させない、「戦場を離れない」などの耐性を無視できる利点があります。《親鸞》や《森閑たる離宮》など「ついでに徴募をメタってくるカード」をこれ1枚で誤魔化せるので非常にありがたい存在です。

採用枚数が少ないカードについて
大枠は徴募テンプレと前述したコンセプト枠なので、残りの《高杉晋作》《洪秀全》《円形闘技場》について解説します。
《高杉晋作》は序盤における展開力の補強目的での採用です。
「1t目鑑真2t目高杉or1t目高杉2t目曹操」で3t目に殴れる青イジンを展開しつつドロー&他徴募起動できるので、3t目闘技場で6~7打点以上確保&徴募の種を確保しやすくなるカードです。
しかし、徴募起動+手札に特定のカードを要するため要求値が高く、単体では実質バニラです。「ピョートル大帝の補填(5~6枚目)」として採用するのがちょうど良い札だと考えています。本構築だと2枚採用が最大値だと思います。それ以上は事故率が跳ね上がる要因になりかねません。
今回は不利対面に序盤の打点補強から上振れゴリ押し運ゲを決めることを期待して最大値の2枚採用です。

《洪秀全》は5枚目の《メアリー1世》として、Lv2以下青イジンのかさ増しとしての採用です。徴募展開が通れば戦場に出さなくても良い点は強いですが、やはり汎用性という点で《メアリー1世》には及びません。
今回はソリティア系対面で轢き殺されたくなかったので彼を採用しましたが、刺さる対面は少なく、なおかつ徴募前提の能力なので2t目に能力を発揮させることが難しいです。よってこの枠は自由枠とします。前述の《ドナテッロ》と入れ替えるのが安牌です。

《円形闘技場》は「ロングゲームが難しい相手に刺さる札」として採用しました。
《メアリー1世》にアクセスできなかった場合や相手のデッキにトップ解決札がある場合、ロングゲームはかえってこちらが不利です。具体的には「道長ループ」や「ストウ軸の執筆」相手にはさっさと闘技場で終わらせましょう。
また、ロングゲームの際も《曹操》と合わせて「メロウやリドローを能動的に再利用」することができ腐りません。「不利対面にイージーウィンorゴリ押し運ゲ勝ち」できる可能性があり、腐りにくい札なので2枚は入れ得なカードだと思っています。実際、本大会でも闘技場ツッパで初戦と決勝戦で勝ちを拾えたので採用価値は大きかったです。

サイドデッキについて

《ジャン・カルヴァン》4
ストウ構築の上振れ展開は一瞬でゲームが終わる可能性があるので4投しましたが3投で十分なカードです。

《吉田松蔭》2
決起構築対策です。これで蓋すると言うより「松蔭にメロウを撃たざる得ない」状況を作ることでワンチャンを産むための採用です。
今回対面した「決起LO」はトップ解決札が大量に採用されており、ハンデスのみだと貫通される危険性がありました。
特に本対面は《坂本龍馬》がネックで、トップ解決札かつ「メロウを仕込める札」なので《円形闘技場》ワンショットに踏み切るのが難しかったです。
サイドチェンジで《円形闘技場》→《吉田松蔭》にすることでそこら辺を上手く誤魔化せたかな?と思います。

《親鸞》2
徴募ミラー対策ですが、使用感はそこまで良くなかったです。《親鸞》は召喚権を使って出したい(徴募で出してもそのターン墓地バウンスを発揮できない)んですが、そこまでの余力があるなら《親鸞》に召喚権を使わない方が勝ちに繋がるor既に勝ち確な場面が多かったです。相手の《メロウ》を吸ってくれるのは偉い点かなと思います。要変更枠。

《カタストロフィ》2
徴募ミラーや展開型の構築にワンチャン産むカードとして採用しました。使用感は中々良くて、徴募ミラー対面で先に展開された時の切り返しとしてかなり有用でした。1~2枚は欲しい札だと思います。

徴募ミラーについて


実は「徴募ミラー」は3弾になって不毛さに拍車がかかりました…。
種マリョクの登場でマホウ発動によるテンポロスが無くなったどころか「種マリョクで裏魔力に落ちた徴募枠を魔力コストで墓地に落とす」上振れが生じ、徴募は圧倒的な再現性を獲得したのです。お互いの練度が同じくらいかつ両者共に《メロウ》入りの構築なら「攻めた方が負け」になる可能性が非常に高いです。
結果、「お互い攻めない=時間切れ or LO」となります。
2戦目の1セット目は、自分の色事故もあり、徴募ミラーとわかった瞬間からLOを意識して戦いました。2セット目はサイドから「親鸞+カタストロフィ」のパッケージを採用し、負け寸前の場面をこれで切り返しLO勝ちました。
この試合で注意したのは「LOを悟られないこと」「闘技場2枚置きをケアすること」です。正直、この戦法は本大会バレてしまったのでもう使えませんし、何よりおもんないので使いたくありません…。

徴募ミラーの考察

「単体で事故札になりにくい」「5枚以内のパッケージ」で回答となることを前提条件とします。この2点が満たせない場合、サイチェンした後事故って順当に負ける確率を上げてしまうからです。この条件を満たす有用そうなパッケージを思いつく限り書いておきます。

1.舎利殿LO(サイド1枚)
《三層の舎利殿》を1枚刺してLOを回避するプランです。自分ターンのエンドフェイズにデッキに戻るため、ハンデスや除去が効きません。引ければ確実にLO回避ができます。しかし、相手も同じことをすれば行き着く先は時間切れ。(この方法が周知されてしまうと)あまり得策じゃないかもしれません。

2.ルブランカタス(サイド3~4枚)
《ヴィジェ=ルブラン》で《カタストロフィ》や《メロウ》を冥府発動させてテンポを取り続けるプランです。
エンドフェイズに徴募で《ヴィジェ=ルブラン》を出し《カタストロフィ》を冥府発動させれば盤面リセットついでにLOを回避できます。
LOを回避しつつ盤面を取り続けられるため、かなり有用な可能性があると思います。本構築ならサイドの《親鸞》→《ヴィジェ=ルブラン》にすれば再現可能です。

3.ルソー松蔭(サイド5枚)
《ジャン=ジャック・ルソー》で相手の青イジンを破壊してテンポを取り、《吉田松蔭》による思想ダブプゴリ押しで勝つプランです。ダブルプレッシャーは性質上《メロウ》が伏せられていてもゴリ押しが効き易く、《円形闘技場》ワンショットより前のめりに勝てる可能性があります。ただ、順当にその展開ができれば良いですが、少しでも展開が遅れるとかえって事故要因になりかねないのがネックです。
本構築では《ジャン・カルヴァン》1枚+《親鸞》2枚→《ジャン=ジャック・ルソー》3枚にすれば再現可能です。

最後に

今回は優勝できたタイミングにつけ込んで解説(笑)を書くことにしました。なる早で出したかったので殴り書きのような文章かと思いますがご容赦ください…。
そして本大会で対戦してくれた方々、本大会に誘ってくれた(?)ヨシタカさん、ガチ方向音痴の自分をアジトまでキャリーしてくださったポテトさんしふくさん、皆様本当にありがとうございました!とても楽しい時間を過ごせました!
今後もタイミングが合えばアジトにも積極的に遊びに行きます!その時はバチバチにやり合いましょう^^



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