お勉強188:超中枢腫瘍に対するSBRT


https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/0284186X.2021.1942545

いわゆる`ultra-central`に対するSBRT
60 Gy / 12 frの成績(一週間4Frらしい)
PTV D95% ≥60 Gy PTV D99% ≥54 Gy Max<87 Gy
という結構攻めたプラン

一応
D0.5 cc bronchus max 49 Gy,
D0.5 cc esophagus max 44 Gy,
D0.5 cc trachea max 49 Gy.
ということになっている。

結果としては結構「デェェェェンジャラス」で、
79%気管支接触 22%食道接触 28%気管接触の
ultracentralで
1/2年 局所制御は 98% / 85%、
1/2年 OSは 77% /52%
と、ここまではいいのだが、
G3以上の毒性が 21%
G5が14%(喀血)
という驚きのハイリスク
(ある意味片肺全摘の方がましかもしれん…)
一応G3以上の毒性予測因子として
主気管支のDmean BED3 of ≥91 Gy がリスクとの事。

筆者らはどうせ腫瘍が進んでも喀血するし
攻めた結果こうなっても仕方ないし
昔の報告と同等だぜぇ、的なノリ。

ultra-central はやはり難しいという印象。

個人的には駒込の3Gy×25Frはいい感じだなぁと
思って結果を聞いた覚えがありますが、
それでも副作用出ていたので、なかなか難しい。

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