ASCO24 本当にラスト
※今回の分は論文読んでませんので、表面的記事で。
NEJMにもう論文出ている
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2400634
MMR-deficientに対するイピニボ。2サイクル後の手術。驚異のpCR率
手術後再発もいないと。
こちらもW&Wの方針が出てくると思われる。
TNT vs CRT
TNTはCAPOXのよう。CRT時は容量を減らし、CAPOX併用のようです。
CRTはカペシタビン併用で、TME後はカペシタビンかCAPOX
対象は(切除可能な)cT4-b T3c-dでEMVI+ cN2 MRF+
側方リンパ節10㎜以上は除外
TNTでpCR率28%、CRTだけなら10%
TNTがDFS/転移なし生存がTNTで改善。
肺転移が減っている印象。
OSは差なし
今回の目玉の一つ、DESTINY-Breast06
ホルモン陽性で、
Her2-low (Her2 1+ かHer2 2+ FISH(-))
Her2-ultralow(Her2 0 だが、膜は染まる)
に対して「ケモをやっていない」群に対するエンハーツとTPCとの比較
結果はどちらもPFS延長。
ついに1次治療にエンハーツが…(しかもHer2+以外で…)
エンハーツ、第一三共さんが
今回の注目演題まとめてくれてます。
ご参考に
https://www.daiichisankyo.co.jp/files/investors/library/materials/2024/ASCO_2024_presentation.pdf
https://ascopubs.org/doi/full/10.1200/JCO.24.00581
CROWN試験
ローブレナ(ローラチニブ)vs.クリゾチニブ
驚異的な差! PFSが5年で6割以上!
特に脳転移に絶大な効果。HR0.08って…
問題点としてはアレクチニブと(時期的には)
ガチンコ対決できたのに、
なんでコントロールクリゾチニブ…ってところ。
とりあえず、脳転移あればローラチニブ、普段通りならアレクチニブか。
(ローラチニブのほうが副作用扱いにくいそうです)
ERが1~10%と低いと、一部の実臨床ではTN扱いで
ホルモン療法の省略が行われていたが、
ホルモン療法は有効! という報告
(とくに術前療法nCRで)
本当にこれでASCO24終わり予定です…