創作地域格差。

創作オンリーイベントについてどうしても思うことがあるので書きます。

一口に創作イベントと言っても創作オンリー(一次創作、オリジナルのみ)とオールジャンル(一次二次混ぜ)があるのですが、この創作オンリーについてだけ言うと、西日本が「壊滅的に」少ないです。特に中国地方の創作オンリーは「文学フリマ広島」だけです。私は自らもサークル参加民として非常に憤りを感じますが、与えられない、不足するのは地方の宿命です。では、何故創作地域格差などと言い出したのか。

単純な理由です。

都市圏の大規模創作イベントで当落が当たり前になりつつあるからです。そしてこの傾向はイベントを創作発表の場と考えた場合特に地方遠征民に致命的だと思います。発表の場としてのイベントに出れなくなるからです。

元々地方は創作イベント数の格差が酷く、それでも昔はオールジャンルイベントがちらほらあったのでとりあえず発表の場は存在していました。

ですが、近年オールジャンルイベントは急速に姿を消し、もはや存在しない地域もあるでしょう。そうなれば遠征、という手段しかありません。

近年、一次創作は昔に比べ需要も創作者も増えていますので、スペースが限られる以上、絶対に当落は出ます。今後創作オンリーイベント側が二日開催でもしない限りは。

要するに創作イベントに関しては地域格差が大きい上に絶対的に需要と供給が釣り合っていません。

地方に創作オンリーイベントが増えれば(別にコミティアみたいな大規模なものでなくてもいいのです。【創作オンリー】なら)少しは分散すると思いますが。

イベントに出れなくたって通販で……という意見があるかもしれませんが
言っても4000SPなどと区切りがあり、実際に手にとってもらえ、応援コメントなどいただけることのあるイベントと通販では得るものの多さと手に取ってもらえる率が全く違います。
また委託物は基本的に手に取ってもらうのは困難です。

以上を踏まえ一地方創作民としてこのようなイベントやシステムが欲しいというものを最後に羅列して終わります。

1 ネット上創作オンリーイベント
チャットなどで買い手と売り手が交流でき、時間制限のあるものを望みます。(boothフェスティバルは交流要素がなく、ほぼ通販と同じでその点で大変に不満でした)
ネット上イベントは交通費など負担が大きい地方民にとっては希望です。

2 大規模創作オンリーの数日間開催
ジャンルごとに分けてやってほしい
委託オンリーの日とかあってもいいのでは?

3 大規模でなくてもいいので創作オンリーイベントをせめて
各地域にふたつ以上(小説系と漫画、絵系)

最後に。

地方にも一次創作者はたくさんいます。
創作発表の場の需要はあります。
事実、九州コミティアが新設され、文学フリマ広島も新設されました。


今後地方創作民にも創作発表の場としての創作イベントに参加する機会が与えられるよう、祈ります。




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