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保志総一朗 2nd Live ”StarRing PARTY☆”

なかのZERO大ホールに行って来ました!

十数年まえからのファンであるちゅうたが「ファーストライブは行きそびれたから、今度のライブには這ってでも行かなきゃいけない」というので、それならば私も行ったろうと、同行することに。私にとって保志くんといえば、永泉さま(遙か)とキラ(ガンダムSEED)と前原圭一(ウッディ)。ネオロマ関連のイベントには良く出演していたので、結構な回数共存した事がありますが、今回はソロライブ。あの保志くんがソロライブ、しかも「自主ライブ」。どうなるの!?ガチのライブなのか、そうでないのか…。気持ちの整理が付かないまま、当日に。では、レポート開始!

■いきなり飛び出す大名言

自主ライブってどういう規模なのかがイメージできなくて、どうしようiPod音源だったら…なんて思っていましたが、会場に入ってすぐにドラムセットが目に入り安心しました。よ、よかった、生演奏だ!!不安の半分がここで解消w私ぁ生演奏で歌うってくれるだけで十分だよ…もうここからは期待しかない。遂にライブが始まります!1曲目に歌ったのは、「冒険者のプレリュード」という一番新しいアルバムの2曲目にあるアップテンポな曲。予習しといてよかった〜!!1曲目が歌い終わってからは、お待ちかねのアレです。そう、保志くんといえばこのごあいさつ「ぱっぴ〜〜〜〜〜☆」!!!!そしてそれに全力でこたえる観客。いつもは共演者に紛れて、控えめに(ある意味大胆に)ぱっぴ〜〜〜〜〜〜〜☆を叫ぶから、保志くんだけしかいないステージで叫ぶぱっぴーの気持ち良さったら格別だね!? それから軽くトークをはさみ、2〜3曲目あたりを歌った後のMCだったでしょうか、保志くんが「自主ライブ」についてこう語りだしました…

「アルバムが出たわけでもなく、新曲を出したわけもない、特に何もないんだけど、なぜライブを開催するのか。ただ、歌いたいから歌ってます!やりたいからやりました!」

素晴らしい。素晴らしいとしか言えない。あ〜今度の土日久しぶりにカラオケ行きたいな〜…………みたいなノリ!?保志くんのこと、前から役者としては好きだったけど、この言葉を聞いて一気にファンになりました。

■ステージについての細かい話

生演奏の編成は、グランドピアノ(なかのZEROにあるから使ったらしいよ!)、電子バイオリン(うまい)、ドラム(ほんとにうまい)、ベース、ギター(よっちゃん風)。最近、生演奏にバイオリン入るのはやってんのかな?よく見るな〜というか、私が単に今までそういうライブに赴いてなかっただけか。バイオリンのような音は、編曲で使われていてもライブになると省かれるかiPod音源が多いから、バンドにバイオリンが居ることがとても嬉しいです。
ステージには、バックバンドと謎の街灯とベンチが設置されていました。謎のベンチには、保志くんが何かの曲の時に座るんだろうとおもっていたら、おとなしめの曲で1回だけ座っただけでそれ以外は使われなかったwとても贅沢なベンチだ。飽きさせない工夫は随所にあって、自主ライブといえど協賛(?)してくれた企業があるからか、間にちょっとした宣伝が入りました。その宣伝が妙に凝ってて、矢が飛んで来て、それに結ばれている文を読むという…謎の矢文方式。唐突に語りだすのはえげつないもんね。このスタイルにはもう1つ重要な役目があって、カンペをカンペとして読まなくて済むという点。保志くんにやさしい構成です!!
中盤は、保志くんの衣装チェンジのために、instrumentalで繋ぐ時間がありました。保志くんの大ヒットソングShining Tearsのボーカル部分にかわってバイオリンが奏でるという、なんともニクいアレンジ。いつどんなかたちで聴いても名曲です。

■石田彰、降臨

ライブの後半、保志くんが突然サプライズゲストが居るから呼ぶと言いだしました。それを聞いたみんなは、「誰!?」というかんじで全くもって予想できてなかったようです。良く共演した人♡というヒントも、2パターン脳内に浮かんで、誰?の次は「どっち!?」になって。「まさかあの人じゃないよね」と思った次の瞬間に、その人物の名前が呼ばれました。

「石田彰さん!!どうぞ〜!」

ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

保志くんの登場よりデカいキョウイチの大歓声が上がる。なんと、テコでも動かないあの石田彰が中野のホールにあらわれたのだ。どうするとあの石田彰を召喚できるのか?ガンダムSEEDがめちゃくちゃ流行ってたあのときの保志&石田のイベントでさえ叶わなかったそれが、十数年のときを超えて再現されたのだ。

石田「ぱっぴ〜〜〜〜!!!!!今日は保志くんのためにたくさん話すつもりでここに来たよ!いつもイベントではほとんどしゃべらないんだけどネ…。笑」

こ、これは現実なのか?本当にあの石田彰なのか??私が知っている石田彰と違う。その後2人はステージに置かれた椅子に腰をかけて、自分たちの思い出話と共に石田彰視点の声優業界のことを語り出しました。となりで一生懸命じっとだまって耳を傾ける保志くん。

石田「キャラクターに声をあてているからといって、僕たち声優がそのキャラクターの代表ではないんです。キャラクターというのは、色々な人の手によって作り上げられて成立するものですから。」

昨今の、声優ありきのキャラクター、売れっ子声優のキャスティングなどで作品に付加価値を生み出そうとする風潮に一石を投じる石田氏。すみません、そこまで深い意味はなかったかもしれませんが(笑)おそらく声優という職業の本来の姿を語りたかったのだと思います。こういうまじめな話をする場合、自分はこう思うとかあなたはどうですかとか「対談形式」になるのが普通なのだろうけど、保志くんとの会話のキャッチボールは、ほとんどない。こんなんでよくイベント出演の約束とりつけたよな…と、色々と気になりつつお話を聞いていると、どうやら今回のイベントに石田氏を召喚するにあたって、何度かメールのやり取りがあったようです。短い対談(!?)を終え、去り際にライブ後半戦に入る保志くんを見て最後に一言。

石田「僕は、君の笑顔を守りたいんだよ。」

保志「!!!…すごく…今きゅんとしました。ぼ、ぼく、石田サンのことが大好きなんです!!」

会場ドーーーーン!!!!!!我々はライブを見にここへ来たんだよな?なんでこんなに笑えるんだ。どんどんおかしな方向へ向かっている気がする。

■突然のイヤホントラブル

珍客襲来の後は、保志くんがしっとりと歌い上げるアコースティックなターンへ。ガンダムSEEDのキャラソン「TOMORROW」を歌ってくれました。ガンダムSEEDといえば、代々木第一体育館で行われたわりと大規模なイベントに参加したことを思い出します。どんな内容だったかというと、主題歌を歌うアーティストと、キャラクターの声をつとめる声優さんたちの朗読が合体した、エンターテイメント性の高いかんじのイベント。オタオタしいキャラソンなどはもちろん歌わず、フリートークなどもない。オタクとしては、少々物足りなさを感じる構成だったものの、豪華なイベントではありました。その後も、キャラソンを歌う機会ってなかったんじゃないかなぁ、知らないだけであったかもしれないけど…。ガンダム関係って、なにをやるにも制約が厳しそうなイメージなので…。話をもとに戻しますが、アコースティックなターンがひとしきり終わったあとは、エンディング(えっもう!?ってかんじだった)に向かって、アップテンポな曲へ。そのとき大事件は起きました。保志くんが付けているイヤホンに、重大トラブルが発生!!!イヤホンが繋がった腰に付けている装置(あの名前なんつうの)が外れてしまったのです!!!!!!!そーいや、アップテンポターンに変わったときに「すぐ落ちてくる」「自分の声が聞こえなくなるからこれが無いと困るw」と言ってた。それが歌ってる時に外れて、落ちてしまった!!!!!!!!超×100焦る保志くん。こっちも見ててヒヤヒヤしていると、保志くんはイヤホンを付け直してもらおうと歌いながら舞台袖へ…そして何を血迷ったのかマイクを一瞬SAY HO〜なかんじでこちらへ向けて来ました。我々が歌ってつなげというのか!??!!?!?!観客大爆笑…。「マジ歌」の最中に笑いを堪えきれず肩を揺らす観客って、あんまり………いや普通いないでしょ!!!アクシデントが発生するも、曲の演奏は止まらないため、さすがに無音はまずいと判断した保志くんは次の瞬間驚きの行動に出ました、「舞台袖で歌い続ける」という荒技を繰り出したのです。私は不幸中の幸いで上手側の席だったのでその姿が全部見えていたのですが、下手側のお客さんたちは見えてなかったと思うんです。保志くんどこ行ったの、何が起きてるの?!ってなったんじゃないかな。それを含めた一部始終を見て、笑いすぎて死ぬかと思いました。呼吸ができなくて死にそうになったのは、星奏学院祭の吉羅理事完コピ以来かもな…。本公演の私のハイライトはここでした。

■Shining Tears

保志総一朗の代表曲といえば、「Shining Tears」。この曲、シャイニングティアーズというゲームの歌なのですが、本当に凄いんです。曲を作った方は、保志くんのいい所を全部わかっていて、そしてこの1曲に全部詰め込んでいる。そんな神曲「Shining Tears」は、アンコールの時に歌ってくれました。途中、instrumentalで演奏されたから、まさか歌わないのかなと思っていたけど、歌わないワケ無かったね!!!私はこの曲を聴きに来たようなものだったので、十数年ぶりに生歌を聴けて感動しました。初めて聴いたのは確かゲームショーだったかな。あの頃のゲームショーってどこのブースも豪華で、一日でいろんなステージを見られて、それに出てる声優さんや主題歌を歌うアーティストがライブしたり、結構面白かったんですよね。保志くん自身も、あの頃は勢いがあったし、取り巻く環境もすごかった(ぶいぶいいわせてた)らしく。笑 それから長い年月が経って、若手の俳優がいっぱい出て来たけど、まだまだ行けるんだぞ〜!ということをこれからもっともっとアピっていきたいと、言っていました。自主ライブって響きが地味過ぎて最初は不安でいっぱいだったけど、実際に参加してみるとこんなにおかしくてたのしくてぶっ飛んだライブだったなんて…。あの頃は勢いがあったとか保志くんは言うけど、全然衰えてないよ。こういうのを、混沌(カオス)っていうのかな。保志総一朗という人間は改めていろんな人に支えられているというか、助けたいと思わせる人というか…でも、私たちはそんな保志くんという存在に支えられている気がする。何かを与えられる人って、凄いと思うんだ。その「何か」とは何なのか、よくわからないけどとにかく見ているだけで元気が出る。それってのがまさに、石田彰が守りたいと言っていた「笑顔」なんだろうか。


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