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やってみて気付くことを貯める。

まだまだ低収益ですが、リノベーションの設計以外の仕事もしています。
ほとんどが対企業向けの仕事なのですが、Tシャツや家具を作ったり、ガラスを売ったり、新しい賃貸物件を作ったり、コロナ前はイベントの開催をしてみたり。
「やりたい」というの欲もあるのですが、「きっかけを作って会ったことのない人に会いに行きたい」というのが下心です。

「家作りませんか?」というアクションは非常に効率が悪く、どれだけ足を使おうが仕事に結びつくことなんてありません。
自分の作品を自力でホイホイ作れるほど資本力もないのでどういうきっかけ作りが一番効率が良いか?を考えた結果が、「設計から離れる」という事でした。
ポイントして考えたのが、
①アーカイブできることか?
②対象は直接会いに行けるか?
③チームを作ってアクションを起こせるか?
の3点でした。
少しずつ結果が出始めていまして、まだ熱がある状態なので書き残しておきたいと思います。

①アーカイブできることか?

例えばTシャツは建築系企業や店舗のオーナーに対して、間取りのTシャツを贈るというものです。
作成には図面のデータを送って頂く必要がありまして、それを若手スタッフにTシャツ用のグラフィックに編集してもらいTシャツに印刷する、という流れです。
家づくりの競合の企業の間取り情報を取得できることと、世の中の設計士の方の間取りを見ることができる、など他人のアイデアをいただく事ができます。
また、他人のアイデアを若手スタッフが編集することにより、若手スタッフの知識としてもアーカイブすることができます。

②対象は直接会いに行けるか?

InstagramやwebサイトやBASEなどのオンラインショップに自身の仕事をアップすることはとても大切な事だとは思います。
ただ、手軽でコストがかからないからこそ、ユーザーは増えて行きますし、余程レアなことをやっている人でもない限り何万人といる中から自分のことを見つけてもらうことは非常に難しいです。
釣り師の方が多い釣り堀みたいなものですね。
それよりは、直接アクションを起こせる対象を考え、会いに行くプロセスの方が効率が良いと考えます。
疲れますけど。
また、待ちの姿勢でバズることを狙うパターンもも良いのですが、バズった後に大量の仕事が来た場合にどう処理するか?までを考えておくべきでもあります。

③チームを作ってアクションを起こせるか?

自身の守備範囲ではない場合は、他人のスキルをお借りすることが早いです。
最初は収益化はまだまだかも知れませんが、100件程度どこかの誰かに会いに行った場合、少なからず結果は出ます。
Tシャツの場合は、きっかけとしてはTシャツですが、狙いはその先の「自分たちの仕事を知ってもらう」という点なので、会って話す際にしっかりと自身の話ができれば新しい仕事に繋がっていきます。

まとめ

Aというアクションの対価をAで回収しようとしがちですが、一つのアクションを引き伸ばして考え、そこに関わる企業や人の動きや考えることを想像することが大切になってくるかと思います。
一緒に動いてくださる方も楽しくなければ活動が継続していきません。
「楽しい」が一番の原動力と言うわけです。
楽しいは「実感」です。
自分で考え行動し振り返りまた行動するというプロセスで少しずつ結果が出てくると、それが「楽しい」に紐づいてきます。
「自己満足」を上手に使っていければ活動する上で非常に健康なメンタルエコノミーとなりそうです。

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