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子どもの学びは子どもの世界で生まれる

今日は面白いと思った友人の話

友人は、村育ちである

超田舎で、自然だらけ

低学年のころ、偶然に出現したネズミを捕まえた

そして、親に内緒で飼うことを決めた

小さな女の子から見ると、小さくてかわいいネズミ

でも、大人から見ると、小さくても恐ろしいネズミ

とある日、ネズミを飼っていることが、親にばれてしまって、取り上げられたらしい

大人からすると当たり前

しかし、小さな女の子からすれば、大事にしているかわいいものを奪われたのである

非常に不満に思ったらしかった

小さな女の子は、ネズミを想い続けた

その結果、色がそっくりな油ねんどでネズミを作ることを決意した

力太郎を読んだ経験が役に立ったのだそう

別名、垢太郎、こんび太郎などという。

老夫婦が垢でつくった男の子の人形が、本物の男の子になって鬼を倒す話である

小さな女の子は、この話のように、油ねんどのネズミがいつか、本物のネズミになることを願ったのである

本物のネズミにするために、まず力太郎を熟読

どのように作ればよいのか、研究したらしい

それから、本物のネズミを図鑑で研究

細部に至るまで粘土で再現したらしい


この話を聞いて、子どもは子どもの世界で成長していくのだと思った

本を読んで、想像力を豊かにすること

願いをもって、自分の意志で行動すること

結果を見て、うまくいかないことを学ぶこと

やりたいことのために、自分で研究すること

これは、大人が教えても学べない世界だ

子どもが自分の足で成長し、学んでいけるように、見守る大人の役割は大きいと思った。

                三浦健太朗

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