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子供の才能を伸ばすために私が心がけていること

子供がこの世に生まれて、成長し、活躍する。

その時に親は子供の活躍を最大限にしたいと思うもの。才能を伸ばすために親はどうあるべきかについて考えてみました。

子供の才能の見極め方

子供の才能を伸ばすにしても、まずはその才能を見極めなければなりません。子供の才能の見極め方をお伝えします。

とはいえ、才能は子供の行動をしっかりと観察すれば確実にその方向性は見えてきます。最も大切なことは、

子供の特徴をすべて受け入れること

才能というのは、親の固定観念のフィルターを通すと一気に見えなくなってしまうもの。算数ができる、力が強いなど、世の中の一般的な価値観と分かりやすく合致しているものは分かりやすい。一方で、落ち着きがない、集中すると同じことをずっとやっているなど、一見すると良くないようなことをも特徴として受け入れてあげる必要があるのです。

善悪の価値観を子供のもつ特徴に加えて「長所」「短所」を作ってしまうと、どうしてもゆがみが生じます。

長所を伸ばそうとするのではなく、その子の特徴を伸ばしましょう。

その特徴こそが「子供の才能の種」に違いありません。

落ち着きがないのは、多くの仕事をスピーディーにこなす能力とも取れます。昔の偉人から現代の著名人まで、失敗する数が多いから成功すると多くの方が発言しています。多くの仕事を行う能力は成功の一要素ともなりうるのです。(とはいえ、失敗すら必要のない時代になるかもしれませんが。)

親が常識だからと思うのは、もしかしたら特徴を制限することになるかもしれないと知らなければなりません。今から成長する子供は、親の20~30年分ヒトが進化した時代を生きることになります。旧時代の固定観念を植え付けないようにしたいものです。

親からするとちょっと大変ですけどね、自分の正しいと思っていることを言わないというのは。ただ、子供のやりたいと思うことはすべてその子の可能を伸ばすものと信じて、見守ることが大切だと思います。

イチロー選手は成功したが、美談とも限らない

イチロー選手は日本だけでなく、海外でも賞賛されるような成果を出して成功した誰でも知っている有名人の1人です。

子供時代から親子で野球の練習を続け努力したエピソードも有名で、子供を将来アスリートにしたい親からすると、昭和の巨人の星的感覚に素晴らしさを感じる方も多いのではないでしょうか。

実際多くのスポーツ選手が子供時代に親の協力を得て、毎日競技に打ち込めたという話は良く聞きます。

ですが、この話は子供がその競技へ気持ちを持ち続けたからこそ美しい話になっているということをしっかり認識してください。子供が途中でやめたいといった時、親はやめる決断に対してどう対応するのが良いのか。これは、非常に難しい。

私も幼少時代に水泳をやっていましたが、スイミングスクールが嫌いでした。私の母はなかなか根性論を持っていた方で、一度やり始めたことは最後までやめさせてくれないというクセがありかなり苦しんだ経験があります。

最終的に小学生のときに大会に出るレベルにはなりましたが、果たしてこの経験が良かったのかは今でも分かっていません。親はあの時続けていたからおぼれずに済むと誇らしげですが、海賊王を目指しているわけではないので水に近づかなければおぼれる心配はないわけで。経験しなかった人生を知ることはできないので結論は出ませんが、やめたかった気持ちを叶えてもらえなかった悲しさは長く残りました。

子供の将来の安泰を願う気持ちも分かるけれど

子供は自分なりに人生を楽しむために存在だと考えます。どうやっても成長しますし、どの親も頑張って育てているけれど結局世の中には誰一人として同じ人はいません。

どうやっても子供は、良いように育つのです。

親ができることは子供を信頼すること。

ただこれだけなのかもしれません。そうであれば、才能を伸ばすことや成長させようなどとは無理に思わなくてよいでしょう。

子供の5年後・10年後・30年後を憂う前に、今一緒にいられている時間を最大限楽しむことが大切なんじゃないのかな。

子供が楽しんでいるとなりで、一緒に笑っている人がいる。子供にとったら、これほど安心感のあることは他にないのではないでしょうか。


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