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ITコンサルの個人事業主が、サッカーチームのスポンサーになった2つの理由とチャレンジしたい1つのこと(後編)

こんにちは!
東京都内でITコンサルティング業(中小企業、ベンチャー、スタートアップ向けにSalesforceやZohoといったクラウドCRMサービスの導入・運用を支援しています)を個人事業主としてやっている虹雲ワークス(※屋号です)と申します。

今回、今年からスタートする日本初の女子サッカープロリーグ「.WEリーグ」の「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」の個人・小規模事業者向けプランである「応援パートナー」としてスポンサーになりました。

このnoteは「ITコンサルの個人事業主が、サッカーチームのスポンサーになった2つの理由とチャレンジしたい1つのこと」の後編です。
前編では、スポンサーになった理由のひとつめとして、個人事業主としての充実度について書きました

後編では、2つめの理由である「宣伝効果」についてと、私がこの活動を通じてチャレンジしてみたい「価値の共創」について書いてみたいと思います。

宣伝効果が期待できる、とは?

一般的に「宣伝効果」とか「広告効果」といった言葉は、投じた費用に対してその広告媒体での露出によって得られた成果を指すことが多いかと思います。
サッカーだと最もわかりやすいのは、ユニフォームスポンサーとかスタジアムの看板とかですかね。
多くの場合、広告費用は「露出する場所の大きさや立地、回数」によって決まっています。

しかし、前編で書いた通り、ニッチな企業向けITコンサルの個人事業主である私の屋号が露出したところで直接的に仕事に繋がるとは思えません。
また、そもそもユニフォームスポンサーもスタジアム看板も個人事業主の広告宣伝費としては高すぎます。

今回私が契約した応援パートナーというプランは「スタジアムのパートナーボードへのロゴ掲載と試合前のパートナー紹介での電光掲示板でのロゴ掲載、およびウェブサイトでのロゴ掲載」以外は特に露出はありません。

ではなぜスポンサーになったのか。

最も大きなメリットだと考えたのが、「応援パートナーであるという呼称を使える」ということです。

呼称を使って、自分のビジネスや事業主としてのブランドに絡めて(もちろんベレーザのブランドを棄損したり歪めたりしない形で)発信したりすることができます。
つまり、一般的なスポンサードのように相手方に宣伝効果を求めるのではなく、あくまで求めるのは呼称を使う権利やポジションであって、宣伝効果は自ら作り出していくつもりで、それが個人事業主の広告宣伝費としてリーズナブルな金額だったから契約した、というのが2つめの理由です。

実際、クライアントからもスポンサー活動についてコメントを頂いたりするようになりましたし、よくコンサル業は「虚業」と言われることもあるのですが、サッカーという人の心を大きく動かすエモーショナルな活動と絡めることで生身の人間がやっているビジネスであること、そして「応援する、支援する姿勢」みたいなものを少しでも自分のブランドにつなげていけたらと考えています。

「価値の共創」にチャレンジしたい

さて、ユニフォームへのロゴ掲載やスタジアムの看板のような広告プランは販売できるスペースに限りがあります。
無限に露出が増えていくわけではないし、toBビジネスや小規模事業主など、露出と事業の相関を出しづらいビジネスも存在します

また、このような露出ありきのプランばかりだと、トップリーグ以外のチームは自ずと広告効果が出せなくなります。
それではスポーツの裾野は広がらないでしょう。

私はそういった現状を次のステップに進めるひとつのカギがスポーツのアセットを使った「価値の共創」にあると考えています。

スポンサーとして支援する相手に直接の広告宣伝効果を求めるのではなく、相手の持つアセットと自分のビジネスのアセットを掛け合わせて、一緒に成果を生み出していく。
広告宣伝費というよりは、協業といってもいいのかもしれません。

例えば、サッカーの持つ熱いイメージや「チームワーク」「世界」といった特徴、チームの強い弱いだけでなく「価値観」や「チームの姿勢」といった組織のエモーショナルな部分の露出、選手個人の「努力」や「パーソナリティ」。
こういったアセットを商品やビジネスの内容、その事業が持つ方針やコンセプトなどに掛け合わせて表現していくことで、単独では出せないバリューを生み出すことができる、これこそが「価値の共創」ではないかと思います。

そして、価値の共創は無限です。
高いコストをかけずともアイディア次第でいくらでも生み出せますし、枠に上限もありません。

今のところ、WEリーグ11チームの中で、少額からスタートできる個人や小規模事業向けのスポンサープランを明確に用意しているのはベレーザだけのようです。

今年、応援パートナーとしてそのような価値の共創にチャレンジすることで、新しいスポンサーの在り方を少しでも表現できたらと思っています。

ところで、スポンサー特典で頂いたサインユニフォームをツイートしたら、三浦成美選手本人からリプ頂きました。
このリプのおかげでユニフォームのツイートは私の通常のツイートの10倍以上のインプレッションを獲得しました。
こういうのも、価値の共創ですね。

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さて、いよいよ明日はWEリーグ第3節。
これまでまだ勝利のないベレーザがホームに新設チーム「サンフレッチェ広島レジーナ」を迎えてのゲームがあります。

明日は所用で現地には行けず、DAZN経由の予定ですが、頑張って応援しようと思います。

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