第10章、第二都市(A地区)2ー「いつまで居るの?」
作戦会議 空は快晴、風はかすかに感じるぐらい。(サファロスが配慮してくれたのか?)
私は虹池(窪地)のほとりの崖の上から、A地区を見下ろす。
昨日と、まったく変わっていない。
その周りをキングやクリス、ルナの部下たち、第二都市の人たち、学校の生徒や教師たちが取り囲み、ある者は、崖の下で唸り声を上げて争っている亡者たちを見下ろし、ある者は私たちの方を見ている。
私は後ろを振り向くと、自分の半身ほどある刀を出し、地面に半円を描き
「これを崖だとしてもらって、タガメくん