第3章、村と居酒屋1ー「本当の強さなんて、服なんか関係ないのにね。」
私は地上に出るとすぐさま刀を出し、そこらじゅうで争ったりうごめいている亡者達を切りつけ始めた。血しぶきが上がり、私の顔や髪、服に赤い模様が広がっていく。
亡者達といっても人の形をしておらず、醜い心がそのまま体に現れ、イボが全身にあったり、皮膚の色が毒々しい緑色やピンク色だったり、ぬめっとしていたり、爬虫類よりもさらに気味の悪い姿となっている。
私はそれらをすべて一人残らず切りつけていった。なので、私の通った後には、亡者の死体が転がった血の海が広がっていく。亡者達が逃げよ