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【切手】日中国交正常化30周年記念切手

今日も切手ファイルからランダムに選び出した切手について堀り下げてみようと思う。どれにしよう、どれも素敵で迷ってしまう。

人物と出来事は情報量が多そうだ。

今日は、植物にしてみよう。
春だし。

こちらの桜はまだ先だが、切手のお花見も悪くない。

春が待ち遠しい桜。今日の切手は君に決めた!

この切手は2002年発効の「日中国交正常化30周年記念切手」である。
植物カテゴリーかと思いきや、歴史芸術のものであった。

もう一つ意匠があるがそちらは持っていない。
2022年の50周年が最近の節目である。

未だ仲良く…とはいっていないが、
戦争をせず50年を迎えたのは素晴らしいことだ。このまま100年、1000年と歴史を重ねたい。

日中国交正常化は1972年9月29日北京にて、田中角栄総理と周恩来総理との間で日中共同声明が署名され「恒久的な平和友好関係を確立する」ことで一致し、国交正常化が実現したという歴史的な出来事である。

その一か月後に友好の証として中国から日本に送られたのが、パンダの「ランラン」と「カンカン」だ。

最近わかってきたが、こういった重要な国の行事の錦のような美しい絵のときの意匠を手掛けているのが室長森田基治氏である。

私は、この方の意匠を手掛ける切手が好きだ。
無意識に手に取ってしまう。
手に取って嘆息してしまう。
まさに芸術品だ。

名称    日中国交正常化30周年記念
意匠    源遠流長
発行日   平成14(2002)年9月13日(金)
発行枚数 1300万枚
印刷寸法 縦36.5mm×横25.0mm
版式刷色 グラビア6色
原画作者 王伝峰(画家)
デザイン 森田基治(技芸官)

日本郵便WEBサイトより

画家の王伝峰さんのインスタグラムがあったので貼っておく。
日本在住の画家とのこと。
https://www.instagram.com/chuanfeng_wang/

「源遠流長」とは
「泉は源が遠く流水が長い」
という意味であり、中国の5000年を超える長い歴史を表すのに使われる言葉らしい。

日本及び中国が大昔から政治・宗教・文化・芸術の交流を水の流れのごとく続けてきたとのテーマの下に、ちょうど500年前に中国から日本に伝わったとされる「金魚」と、国交正常化30周年にちなんだ30の日本を代表する花「さくら」を画面いっぱいに散りばめ、同氏独特の画風で仕上げています。

日本郵便WEBサイトより

ほんとだ、個性的な金魚がいる!

お花見のつもりがお魚と芸術も鑑賞出来て
一箭双雕、一挙双擒、一挙両得。

2002年は学籍番号にもあるのでよく記憶しているが、一浪して大学生になった年だ。図書館に通っては本を枕に昼寝をしてしまったあの頃の切手。懐かしい。

とても良い気分である。切手はやはり素晴らしい。


デジタルカメラなどで撮影した郵便切手類の画像データをホームページやブログなどに掲載した場合については、その行為自体は「郵便切手類模造等取締法」の取締りの対象とはなりませんが、
掲載した写真が印刷された場合には、同法に抵触する可能性がありますので、十分ご注意下さい。

総務省WEBサイトより


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