【読書】ザ・コンプリート・タングラー
私が生まれる前に発行された本。
「絵が多くて、文字が少ないからさらりと読めるよ」と、徐に手渡してお勧めしてくれた本です。
開くと「絵と文章を用いて論述した釣師の解剖学」とかいてある。小難しい本なのかと思いきや‥
感想としては、「面白かった」
とてもコミカルでかわいくて!
言葉の豊かさと漫画のシニカルさ間抜けさ、
ページをめくるごとにワクワクしてしまう。
音読してから(しながら)
絵を放映したらそれだけでちょっと楽しい時間が過ごせそう。
どれも、ウィットがきいていて、とてもよいです。
可愛い中年男性釣り師たちの生態が描かれている。
ほっこりしました。
tangleとは
〔繊維などを〕もつれさせる、ゴチャゴチャにする
・The yarn got tangled up. : 毛糸がこんがらかった。〔抜けにくいものに~を〕引っかける、絡ませる
〔面倒なことに人を〕巻き込む、引き込む
1自動
〔繊維などが〕もつれる、絡む
〈話〉言い争う、もめる
1名
〔繊維などの〕もつれ、からみ
〔事態・状況などの〕紛糾、もつれ
〔精神状態の〕混乱、ろうばい
〈話〉口論、論争
この辞書通り(笑)
完璧なこんがらがった人たちの話、という感じだろうか。
釣糸の絡まりと、釣りをする中年たちの個性的すぎるややこしさ、その何とも絶妙で微妙な関係が楽しい。
ゼンタングルなんてものも昨今流行って廃って定着してきたけど、モジャモジャした「禅」なんてのもギャグみたいな造語だなあとか改めて思ったりもしました。
海外の漫画らしい漫画が読めて面白かった。
ノーマン・テルウェル著 沢渡麗ニ訳
「ザ・コンプリート・タングラー」
(1982)
朔風社
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