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ピアノリレーの価値観と課題

ピアノリレーと価値観について、今回はもう少し踏み込んで情報発信したいと思います。

昨日はピアノ設置後の最後の仕上げでした。もう一度磨き上げて、調律と打鍵調整をしました。

寄贈を受けるピアノは何年も使用されていないことが多く、10年以上調律をしていないことが当たり前です。




新しい環境で不具合があってはいけないと思い、依頼を頂いた際は必ず訪問して、複数回の状態確認をします。

新しい持ち主にも設置の際は訪問し一緒に状態確認をします。さらに間を置いて再訪し、問題がないことを確認して仕上げとして調律と打鍵調整を行っています。




調律は、諏訪圏のコンサートホールを担当しているベテランの技師さんにお願いしています。そして最後にハンマーアクションの調整、ペダルの調整などのトータルメンテナンスをお願いし、故障がないか確認してお引き渡しをしています。

音を調律することとピアノのメカニックを調整することは別の技術です。両方を行うことで、ピアノが見違えるように音が良くなり、復活します。




今まではこれら全ての費用を私持ちで行って来ました笑 当然ですが、私の移動や立ち会いの経費含め、相応のお金がかかります。

だから大富豪とかどこぞの御曹司とか噂になってしまったのですが笑、そういう問題ではなくて、私は目の前の人とピアノ、社会に少しでも笑顔や希望が増えるよう、私にできることを最大限していると思っています。

そして自分の仕事に対して手が抜けないんです。よくもわるくも、思いつく限りのベストを尽くしてしまいます笑 報酬の額に関わらず、例えボランティアでもみんな同じ私の志事です。

なので、今までは音楽以外の仕事と掛け持ちして頑張ったりしたこともありましたが、そうするといろいろ不都合が起こります。時間と体力は有限なので、全てが薄まるか、心身の限界がくるかの二択になるんです笑 もうそこには戻れない。

私という人間の場合、いい仕事をするために時間とお金の余裕、豊かさが必要だとわかって来ました。それは私一人が満たされるためではなく、私が自由に決断し実行できることで、より音楽や笑顔が広がると今心から感じているからです。

今までは小欲知足的に、ほどほどに稼ぎのんびり過ごすをよしとする価値観だった私ですが、大きな価値転換を感じています。

自分がいただいた能力を最大限に活かし、よりたくさんの人に音楽を広げていきたい。

そのために私が必要としているのは質の高い時間、既存の枠にとらわれないライフスタイルと事業の仕組み、アイデアを実行できる資金、その自由と余裕です。

そこにトライして、成し遂げたいのです。

そう本気で思うのは初めてかもしれません。今本気になっているのは、にじいろむじかの基本理念である「みんなが幸せになり、自分も幸せになる音楽活動」が現実に目の前にあるからだと思います。

まずは私が何を感じ、何を考え、何をしているか、ちゃんと情報発信します。そういうところから自分を変えて、よりよい状況を自らつくっていきます。

#ピアノリレー
#にじいろむじか

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