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性自認によって喪服で困った話

どうも、2回目の登場となります!真白です

今回は、最近私がちょっと考えさせられたな〜と感じた話題を記したいと思います。

まず前提の情報として、私の身体は女性なのですが、性自認は男性よりの中性です。自認の経緯などは前回ちょっと話してます↓

私は今、地元からかなり離れた場所に住んでいるのですが、先週に祖母の訃報が入ったんです。前々から具合が悪いということは聞いていたのですが、突然のことだったので急遽お葬式に出るために飛行機に乗って帰ることになりました。

結構タイトなスケジュールだったので、喪服を持っていなかった私は、スーツの喪服でお願いします!とだけ伝えて母に購入を任せました。母はスカート系の喪服を着て欲しかったようでしたが、結果的には了承してくれて電話を切りました。

しかし、数時間後、紳士服店に着いた母からもう一度電話がかかってきました。

スーツはズボンの裾を合わせないといけないので、ワンピースはどう?というような内容の電話でした。

大きな抵抗感はありましたが、そう言われるとどうしようもないので、悩んだ結果、私はワンピースの喪服を着て参列することに決めました。

私の地元は未だにかなり閉鎖的な雰囲気が残っていて、マジョリティー側の意見が強く、親戚のみなさんもちょっと怖い人たちが揃っています。そのため、女性である私が喪服にスーツを着てネクタイを締めようものなら、おそらく一悶着あるでしょう。
母はそれを危惧して、はじめ私にスカート系の喪服を提案したのではないかと思います。

TPOのことを考えると、喪服で自我を表現するのは不適切といえるのかもしれません。しかし、私は、大勢が私自身のことを認識している場で、心の性とは異なる服装をすることがかなりしんどいです。
これはおそらくですが、仮に身体と心の性が完全一致している人が、それとは真逆の性の服を着なければならなくなった場合、違和感で落ち着かないことでしょう。それと大体一緒です。

性自認と喪服選びの問題はその場のみの我慢という範疇を超え、かなりのストレスになります。そのストレスはお葬式が終わっても地味にフラッシュバックし続けます泣


おわりに


性自認と服装の問題って、喪服以外にもたびたび取り上げられますよね。
例えば、制服とか就活でのスーツとか。
服装自体が自己表現の手段と捉えられてる一方で、個性を慎んでTPOに沿った選択をすることが、日本ではとても重要視されている気がします。
せめて、次の世代の皆さんには自分と同じ思いをさせないよう、何でも頭ごなしに否定するのではなくて気遣っていけたらいいなーと思います。


次回の担当はシロクマさんです!

シロクマさんは前回こんな感じの記事を書いてくれました。
シロクマさんだからこそ書ける、通念とは異なる視点からの内容だったんじゃないかな〜と思います!
カミングアウトは、する側もされる側も、相手との関係を継続させる上で重要な局面だと思うので、とても興味深い記事でした。
ご興味あれば是非⛄️

次回もお楽しみに⭐︎