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【記者コラム】加茂市の「美人の湯」で雪見風呂

3年前から新潟県加茂市の管理から民間への指定管理に移行した日帰り温泉施設の「美人の湯」。筆者も初めて訪れたが、吹き抜けが開放的な大きな建物で、平日でも食事処は混んでいたし、休憩所も広々していて好感を持った。今年の1月末だったが、露天風呂では雪が舞い、湯船に浸かりながら、雪見風呂を堪能することができた。

ここの指定管理者は合同会社加茂人。現在は三野(さんの)敏弘代表のほか、3人の代表で「美人の湯」の運営を行なっている。

三野さんは、「現在は加茂市内のお客さんが多いですし、市外では新潟市中央区や東区、北区の方が多いです。昨年10月に露天風呂の近くの野外にハニカムサウナをオープンしましたが、おかげさまで好評です。夏は広場で行うバーベキューに力を入れていきます。また、宿泊をやってほしいというお客さん声もあるので、少し検討しています」と話す。

食事処や休憩室の天井に断熱材を入れるなどして、コツコツとしたランニングコストの削減にも取り組むが、地下から汲み上げている温泉を温め直す費用もかかるなど運営には苦労も尽きない。

ともあれ、加茂の貴重な温泉である「美人の湯」の今後に注目していきたい。

加茂市の「美人の湯」

(編集部・梅川康輝)

にいがた経済新聞 2024年3月31日 掲載


【にいがた経済新聞】


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