【ミニ手帳】3穴用ミニバインダーまとめ

持ち歩きメモ用にミニバインダーを検討していて、3穴用ミニバインダーについて調べたまとめです。


3穴用ミニバインダーとは

韓国ブームの一環で流行ったミニサイズのバインダー。推し活でトレカやチェキの保管・持ち歩きとしての活用が多い。他にも、紙を挟んでメモ帳にしたりデコってコラージュしたり、ポケットリフィルに細かいものをまとめたり、薬やタブレットを入れたり、使い方はさまざま。
SNS上での呼称やタグは「3穴バインダー」が多く使われているが、3穴が開いているのはバインダーではなくリフィルである。そのため当記事では「3穴⚫︎ミニバインダー」と表記する。「ミニ」とつけるのは、このサイズ以外でも3穴用が存在するからである。ジウリスミニとか。

以下、3穴用ミニバインダーの主な特徴を挙げる。

・留め具が3リング

「みんな同じ金具使ってんのか?」ってくらい、みんなよく似たサイズ。なのでメーカーが違っても互換性はあると思ってよさそう。
リング直径も1種類しかないのかほぼ同じ(ケプト曰く20mm)だから厚みのバリエーションはなく、みんなだいたい3cmくらい。
リング間隔がシステム手帳とは違うためバイブルやA5の3穴部分とは合わないが、ルーズリーフを綴じることは可能

・透明カバー(PVCが多い)

カバーには内ポケットがつけられていて、そこに入れるもので表紙を自由に変更できる。何も入れずに綴じたものの先頭が見えるようにするのも◎
カバーはだいたいがベルトをボタンでぱっちん留め。
PVC臭かったら、開封して数日ほったらかしておく。

・カラバリが多い

推し活のおかげで色の選択肢が増えたのは強い。

・背にストラップホールがあるものが多い

推し活のため、ボールチェーンやチャームなどを下げられる。
100均で推し色のボールチェーンが売っているので、ボールチェーンの色もバインダーに合わせることができる。
↓こういうのと合わせて使うと安心度アップ。

・規格が決まっていない

カバー自体や中に綴じるリフィルはメーカーによってサイズがまちまち。カバーを乗り換える時などは注意が必要。
穴の位置はルーズリーフの2個飛ばしなので、メモリフィルやインデックスはルーズリーフの穴側から適切サイズに切れば使えるし、その他はダイソーの9穴リフィルが使える。

カードケースなど「収納したいものより大きいもの」はカバーと縦や横のサイズが合わない可能性があるので、大きめのカバーのものを選んだり同一メーカー品を使うなどすると事故発生率は下げられる。

以下、主な3穴用ミニバインダーを主観とともに挙げていく。
本体サイズ表記は公式準拠(ただし単位はmmで統一)だが、リフィルサイズは長辺(縦)×短辺(横)で記載する。

Keptケプト ミニバインダー3穴(レイメイ藤井)

価格:¥1,000+税
本体サイズ:W97×H107×D28mm
リフィルサイズ:80×60mm
カラバリ:5
ストラップホール:上1個

国内メーカー3穴用ミニバインダーといったら、まずこちら。専用リフィル(メモ、カードホルダー、ファスナーポケット)も販売されている。
パイピング(縁取り)付きニュアンスのある色味なので、大人が持っててもチープな印象にならないところが◎

ミニバインダー トレカサイズ

価格:¥1,300+税
本体サイズ:W128×H117×D28mm
リフィルサイズ:100×83mm
カラバリ:3
ストラップホール:上1個

通常版よりちょっと大きいものも出ていたようだが、完売とのこと。残念。
つまり通常版にトレカ(というかカードホルダーとか、紙より大きいリフィル)を収めるのは厳しい……ということなのかな? とはいえ紙以外のリフィルも出してるんだし、収められなくはないけど余裕はないくらいなのかな? わからん。

favluvファブラブ コレクションバインダーミニサイズ(キングジム)

価格:¥1,300+税
本体サイズ:W112×H119×D30mm
リフィルサイズ:97×85mm
カラバリ:8
ストラップホール:上1個

リフィル(メモ、ポケット)も販売されている。
ストラップホールにハトメ(金具)がついているところがすごい。頻繁につけ外したり重めのものをぶら下げる場合は頼もしい。(それでも無理はしない方がいいけど)
カラバリが多く、特にオレンジ推しから喜ばれている様子。(他でオレンジはあまりないらしい)
リングはみんな白なのかな? 映り込みを気にしなくていいのが◎

mitteミッテ ミニバインダー(サンスター文具)

価格:¥935 ラメVer.¥990
本体サイズ:W110×H110×D25mm
リフィルサイズ:80×80mm
カラバリ:4(+ラメVer.、期間限定など)
ストラップホール:上下1個ずつ

カラバリがパイピングだけじゃなくリングまで、さらにましかくタイプときたもんだ。他との差が◎ ストラップホールが上下で開いてるから、ポシェット状に下げることも可能。(重さに耐えられれば、の話)
デフォ色(白・黄・緑・紫)はミルキーカラーだからちょっと子どもっぽいというか、かわいすぎるかも? 表紙やリフィルをどうするかが腕の見せどころだ!(ピンク・茶・青・灰が限定で登場したこともある模様)
リフィルはミニ折り紙(75×75mm)が使える。つまり普通の折り紙を十字に等分しても使える。リフィルの作りやすさは継続しやすさに影響するから〜!

ファスナー付ミニバインダー

価格:¥1,100
本体サイズ:W110×H110×D25mm
カラバリ:4(ミニバインダーとは少し違う)

情報が少なくてよくわからないけど、限定品らしい。
ベルトでボタンぱっちん留めだとベルトがちぎれそうとか、挟んだものを落としたら怖いとか、不安がある人には嬉しいぐるりファスナー仕様。持ち手が輪っかだから持ちやすいし、そこにチャーム等をつけることもできる。
ハンズはもう一部店舗にしか在庫がないみたいなので、欲しい人はお早めに。ヨドバシとかでも取り扱いはあるみたい。

偏愛のススメ ミニバインダーセット(グリーンフラッシュ)

価格:¥1,595
本体サイズ:120×110×25mm
リフィルサイズ:100×80mm
カラバリ:なし
ストラップホール:上1個

趣味の記録を目的にしており、専用デザインが印刷されたリフィルがある。書きたいことが決まっていて内容が合致するなら候補。
カラバリはないけどリングとボタンは白なので、普通とはちょっと違う感。

キングミニ キングファイルミニバインダー(キングジム)

価格:¥600+税
本体サイズ:W33×H110×D105mm 
リフィルサイズ:97×85mm
カラバリ:2

オフィスや職員室などでお馴染みのファイルのミニチュア版として話題。
リフィルはファブラブと共通。
本当に「あのファイル」が小さくなったので、元ネタを知っていると面白い。けど事務感すごい。
ベルトもボタンもゴムもついてないので、持ち歩くには中がダメージを受けないようにする必要がある。ヘアゴムや弁当箱バンドを装着するとか。

3つ穴バインダー付きメモ(サンキューマート)

価格:¥390+税
本体サイズ:横幅90×縦幅103×厚み25mm
リフィルサイズ:?×?mm
カラバリ:9
ストラップホール:上1個

金具のカラバリがすごい。
パイピングはないけど縁取りはしてあるので、そこまで手抜き感は強くない。むしろベルトまで縁取りしてあるところは、簡単にちぎれなさそうかもという期待が持てる。(実際の効果は不明)
↓コラボ弾もあるので、地味リフィルが嫌な人はこちらもチェックすると吉。

ストラップホールとカードホルダーに穴は開いていないので注意。ガイドになる窪みはあるけど抜けてないって感じ。
カードホルダーは穴径6mm(普通の穴開けパンチ)でもイケるけど、ストラップホールに6mmはデカすぎるし強度も不安だからキリで開けることになるのかな。うーん、無理しない方がよさそう。どうしてもつけたいなら金具からぶら下げよ。

3リングミニファイル(ダイソー)

価格:¥100+税
本体サイズ:108×107×25mm
カラバリ:なし
ストラップホール:上1個

カバーがポリプロピレンなのが他との違い。固いぞ!
留め方もぱっちんボタンじゃなくゴム。留める時は中身が寄らないように気をつける必要があるかも。

3穴バインダーB8(ダイソー)

価格:¥100+税
本体サイズ:120×110×20mm
カラバリ:2
ストラップホール:上1個

↓参照。ダイソーは後発なので。

3つ穴バインダーB8(ワッツ)

価格:¥100+税
本体サイズ:縦110×横120×マチ20mm
カラバリ:2
ストラップホール:上1個

100均3穴用バインダーの走りがこちら。(セリアでも売ってるけど、セリアはネットショップがないので……)
縦横サイズが偏愛のススメと同じなので、メモリフィルのサイズは偏愛のススメを参考にするといいかも。

謎メーカー

ネット通販で「3穴バインダー」と検索すれば、謎メーカーのものが出てくる。謎メーカーのものは安いし、カラバリがかなり豊富で、リングだけじゃなくカバーも色付きやラメ入りだったりする。

とはいえ、うまい話には落とし穴があるもの。

謎メーカーのものがサンキューマートのものと同じに見えるなら、店頭に行けるならサンキューマートに行って自分の目で見て選んで買うことをお勧めする。サンキューマートのものも謎メーカーのものと変わらないかもしれないけど、実物を確認して決められるだけ落とし穴回避のチャンスがある。

【実録・謎メーカーのミニバインダー購入記】
サンキューマートより数円安かったしポイントで払えるからと、ネット通販で謎メーカーのものを買ったところ、以下の状態のものが届いた。

・袋の内外に細かいゴミが大量についている
→印象が良くない
・もちろん本体にもついている
→印象が良くない上、取り除く手間がかかる
調査を進めた結果、このゴミは「リフィルに穴を開けた際に発生したカス(穴の周りにカスが付着している)」と判明。つまりこのカスが全て落ち切るまで、リフィルを入れている間はゴミで汚れる。
・先頭のリフィル1枚だけ、ふちが汚れている
→印象が良くない上、1枚使えない=損をした気分
・付属リフィル80枚なのに、数えたら79枚
→つまり使えるのは78枚! 完全に損! 数も数えられないんか??
・付属カードケースは丸い跡がついているだけで、穴になってない
→すぐ使えない! 不便! 手間!
・ストラップホールも丸い跡がついているだけで、穴になってない
→ブルータスお前もか
・ボタンに傷がついている
→新品なのに傷モノでガッカリ。簡易梱包(透明内装+ビニール外装で緩衝材なし)のため、配送中についたのかもともとなのかは不明
・ベルトが斜めに留まる
→カバーの上下を揃えてもベルトは斜め。ということはベルトとボタンの位置が合ってないってことよね。カバーがベルトと一体型だからまだいいけど(よくない)、縫い付け型だったら無駄な負荷がかかってすぐちぎれてたのでは……。

先頭リフィルの汚れやボタンの傷なんて、店頭でなら回避できるからね。
あと謎メーカーのサイズ表記は横幅が開いた状態だったりするから、閉じたらどのくらいなのか=中に綴じられるサイズがどのくらいなのかがわからないところも注意が必要。数値もどれだけ信用できるか疑問。(測ったら表記より縦3mm小さかった)

購入後に価格が上がり続けて300円以上値上がりしている
次に買うならガチでサンキューマートだわ

どんなものが届いても平気なら別だけど、そうじゃないならネット通販より店頭で、謎メーカーより素性がわかるところ、ちゃんとしたメーカーで買うことを強くお勧めする。特に、色やサイズにこだわりがなくてリフィルがいらないなら、状態は100均の方が上といえる。

ざっくり選び方チャート

👛安さ・入手しやすさ→100均
🎨推しカラー→ファブラブ、サンキューマート
⬛️ましかく→ミッテ、100均
👠オトナ向け→ケプト
🛡️防御力高め→ダイソー3リングミニファイル、キングジムミニ
📸金具への映り込みが気になる→ファブラブ、ミッテ、偏愛のススメ、サンキューマート(一部)
✒️ペン(ホルダー)も挟みたい→ミッテ、100均
(謎メーカーは特に横幅に余裕がない)

実物の感想

ケプト(店頭で見た)

やはりオトナ向けはケプトが強い。色がオシャレすぎる。
(色とカバーに挟むものによるだろうけど)表紙のロゴは意外と気にならない。Zの起点の位置にあるのに不思議〜。
リフィルの寸法が書いてあったり、カバーに入れる紙のサイズは取説を測ればわかるから、自作初心者にも優しい。
ベルトが切りっぱなしなのが気になる、なんか伸びそう。パイピングも端は切りっぱなしだから、ほつれ止めを塗っておくといいかも?
◆インディゴブルー
名前のとおり、新品のデニムのような濃いめの青。空と海なら海のイメージ。
◆フィヨルドグリーン
緑だけど草や葉っぱではなく、青緑とかターコイズグリーン。「エメラルドグリーンの海」の色かな?
◆コーラルレッド
珊瑚色よりは赤く、オレンジがかったピンクを赤に寄せた感じ。普通の赤が褪色したような、レトロっぽさを感じる。
◆サンドベージュ
ストッキングの色と言うと変態っぽいが、つまり肌馴染みがいいってこと。ファンデーションって言えばよかったか〜。
コラージュ勢に人気っぽい。ナチュラル、アンティーク、フェミニンな印象。コラージュ素材の色との相性が大きいだろうけど、茶色の縁取りから額縁を連想できるのもありそう?
◆ムーングレー
灰色といっても、かなり白寄り。月光を銀色って描写するから、そのイメージかな?
ケプトが欲しいけど色が決められない人におすすめ。白寄りなおかげで何色とでも合うし、真っ白でもないから浮かない。ボタンの傷が目立ちにくいのも嬉しい。

使い切れてないクラフト紙のブロックメモ500枚をリフィルに転用するなら、インディゴブルーかサンドベージュがいいな。フィヨルドグリーンとコーラルレッドはクリーム紙で、ムーングレーは白がいい!(妄想)

ミッテ(店頭で見た)

ファンシーショップだからか、やっぱり子ども向けに見えた。
緑は焦茶と合わせたらチョコミントになりそう。

キングジムミニ(店頭で見た)

ガチであのファイルのミニチュア。

サンキューマート(店頭で見た)

透明パッケージに入れられてるから状態を確認できるし、他人の手垢も(必要以上に)ついてない。

謎メーカー(使用中)

横幅が狭いためコンパクトさなら随一(推定)。その分カードホルダーははみ出すペンは入れられない(どうしても入れたいならリフィルの枚数を減らしてリフィルの上に重ねるとか、細いペンをリングに通すとか?)、インデックスは上につけるしかない。
閉じる時にリフィルがついてこなくてモタつく感じがする。一番後ろにリフター(薄いプラ板とかラミネートとか、リフィル全体を動かす補助具)を入れるといいかも?

持ち歩き用ミニバインダーに一番大切なこと

最初にハズレを引いたことで、よくわかりました。持ち歩くためのミニバインダーに一番大切なのは、そのバインダーがどれだけ好きか、お気に入りになるかだと思いました。
ハズレバインダーを持ち歩けば、それを見るたびに開封時のガッカリを思い出すでしょう。そんなの悲しい。思い出したくなくて持ち歩くのをやめてしまうかもしれません。そうしたら「使わないものを買った」「無駄な買い物をした」「買い物が下手」……とネガティブになる、負の連鎖!!

今後は失敗しないように、できるだけ店頭で実物を見ましょう、触りましょう。コミュ力があれば店員やSNSで使っている人に聞きましょう。(私はないのでめちゃくちゃ調べる)

もし失敗しちゃったら、その失敗を好きなもので上書きしましょう、塗りつぶしましょう。
失敗すること自体はダメじゃないんです、失敗をそのままにしておくことがダメなんです。
失敗しても立ち上がる、何がダメだったのかを考える、どうすればこれから良くなるのかを考える……こうすれば失敗はただの失敗で終わらず、成長の糧になるんです。いや、するんです。

数百円の買い物に失敗したくらいなら、振り返るのもそんなに苦じゃないはずです。バインダーなら、失敗なんて気にならなくなるくらい、自分の好きなものを詰め込めばいいんじゃないですかね。何せ推し活に使われるグッズ、好きなものを詰め込むのは得意な品ですよ。

……と、失敗した自分を慰めたところで終わります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!