8.トーク動画④「不完全な存在の愛しさとは」
今月上旬、久しぶりに愛媛の実家に帰省しました。
昨年12月以来なので、4ヶ月ぶり?ぐらいでした。
これまではどんなにあけても、2ヶ月に一度ぐらいのペースだったので、こういうところにも少しずつ「我が家なりの変化」が感じられます。
思い返せば、足繁く帰省し始めたのは、2010年頃からです。
これまでにアップしてきた動画でも語りましたが、たまたま持ち帰った「トイピアノ」というおもちゃの楽器を通じて兄の長い長い苦悩や孤独を知り、ほぼ断絶状態だった兄妹の関係を取り戻そうと決めてから、、、のことです。
埼玉と愛媛を往復するだけでも経費はかかるし、回数が増えれば当然、経済的負担は大きくなります。
しがない音楽家で、不安定な収入~生活を続けてきた私にも、出来る方法はないものかと、悶々としていました。
そこで考えたのが「実家がある愛媛~さらには四国での演奏の仕事を増やして、その経費で帰省出来るシステムを作ろう!」
でした。
そこから、四国での演奏の仕事を獲得するために、猛攻撃??の営業活動をはじめ、少しずつ少しずつ成果も出てきたことで、年に何回も帰省出来るようになり、また、日々のメールや電話もフル活用!
兄に一番必要なのは「安心」ではないかと思ってのことでした。
そうこうしているうちに、気づけば10年ほど経っていました。
波はあるにしても、兄の様子も徐々に落ち着きを見せ、父と共に希望も感じられるようになっっていました。
そこに突然襲いかかったのが、3年前からはじまったコロナ禍です。
ようやく軌道に乗ってきた仕事。
回復傾向にあった兄の病状。
ここまできたのに、また振り出しに戻るっていうこと???
さらに、追い打ちをかけるように見つかった、父の末期癌。
不安と悔しさに、心が押しつぶされそうだったあの頃。
でも気づけば、そんな3年間もなんとか過ごし、今に至っています。
なんとかなるものだな~・・・という実感と、新たに出てきた不安や葛藤も生まれています。
家族だから出来ること。
家族だから苦しいこと。
親子ではなく兄妹の関係で出来ること、出来ないこと。
課題はたくさんありますね。
下の動画は、兄との交流を再会した当時のことを語っているので、今日の内容とは多少ズレていますが、よかったらご視聴ください。
↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/embed/1X143-nQJ7Q?rel=0
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?