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Come Va? ~イタリアの「旬」、お届けします~ #1

 新潟の皆様、南イタリア、プーリア州のバロック建築の宝庫、“南イタリアのフィレンツェ”との異名を持つ、レッチェからブォンジョルノ!今回からこちらのコラムを通して新潟の皆様に、私の住む街、レッチェ、そしてレッチェを中心とするサレント地方の美しさをおつたえしていくことになりました、ゆかりです。レッチェに住み始めて8年が過ぎ、イタリアに住み始めて10年がたちます。私の住むこの美しい街、レッチェ、サレント地方。日本ではまだあまり知られていませんが、プーリア州のはじっこ、ブーツのかかと部分の地域は“サレント地方”と呼ばれており、イタリアの中でも有数の透明度を誇る類まれな美しさを誇るクリスタルブルーの海と、温暖な気候、豊饒な大地と太陽の恵みの産物、ワインとオリーブオイルの一大生産地です。このサレント地方の最重要都市が私の住む街、レッチェです。この街の歴史は大変古く、紀元前、1200年ほど前までさかのぼり、ローマ帝国の領土になる前は、レッチェの原住民であるメッサピ人がこの地方に入植し、今のレッチェの礎を築いたといわれています。レッチェの旧市街地区には、レッチェを有名にしている17世紀のバロック建築の豪華絢爛なお屋敷、教会はもちろんのこと、2000年近くの時空を超えたローマ時代の遺跡も残っており間近に見学することができます。

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写真は レッチェで最も大きな広場、ピアッツァ・サントロンツォに残るローマ帝国時代の円形闘技場跡。紀元後1~2世紀に建設されたものといわれています。さらにおどろくことに、この遺跡、1929年まで地中深く埋まっていてその存在さえ誰も知らなかったとのこと。偶然この近所の銀行を建造するため基礎工事をしている最中にこの遺跡が発見されたそうです。現在も全体の三分の一が地中に埋まっていますが、その収容人数は二万五千人ともいわれかなりの大きさの闘技場だったことがわかっています。見どころたくさんのレッチェ。エレガントで治安もよく、おしゃれなショップや美味しいレストランもたくさんあり、そぞろ歩きも楽しめるレッチェ。

今後も在住者ならではのレッチェ生情報をこちらでお伝えしていければと思います。よろしくおつきあいのほどを!

プロフィール

新潟県旧巻町出身。東京でOL経験後、渡伊。イタリア好きが高じて南イタリアの端っこの街レッチェにすむこと、8年、イタリア在住歴10年。(最初の2年はペルージャでした) レッチェを中心とするサレント地方の美しい海と、温暖な気候、美味しい食べ物、サレントワイン、スローライフに魅せられ、日本の皆様にこの地方の美しさをお伝えしたいと日々奮闘中。レッチェでの暮らしをブログにつづっています。

https://mylittlelecce.exblog.jp

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