ネオ・マルクス主義の浸透
アンドリュー・トムソン氏と山岡鉄舟さんの新刊「中国、ロシアとの戦い方」を読んだ。
なかでも「ネオ・マルクス主義」という言葉が興味を引いた。
西側先進国の多くが、復活した共産主義者のキャンペーンにやられているというのだ。それは、脱炭素主義、キャンセルカルチャー、クリティカル・レイス・セオリーなどの形で現れている。
これは日本のノンフィクション作家 門田隆将氏が「新・階級闘争論」で警鐘を鳴らしていることと軌を一にする。
他にも似たことを言っている人がいる。ロシアのプーチン大統領だ。
以前、プーチン大統領はソチで開催されたバルダイ討論会議において「西側が共産主義に侵されている」と警鐘を鳴らしていた(皮肉だろうが)。共産主義の負の側面を知悉するプーチンは、蘇った共産主義が再びロシアに浸透してくること恐れていたのかもしれない。
我々はそれと知らないうちに攻撃を受けているのかもしれない。すべての日本人が、このことを意識してほしい。
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アメリカに寄り添う人たちは「ネオ・マルクス主義」を陰謀論と呼んだり、大したことではないと軽んずる。
「アメリカ」という国との関わりを自身の拠り所とする彼らのポジショントークにすぎない。
このリスクが顕在化したときに彼らは何と言い訳するのだろうか?
日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。