見出し画像

陰謀論叩きは科学的な態度か?

「ディープステート」の存在に対し、これを「陰謀論」としてバッシングするむきが多い。曰く「証拠がない」「実態がない」である。そしてトランプ大統領や馬渕元駐ウクライナ大使をキワモノとして扱う。

「観察された事実を矛盾なく説明できる仮設を立て、これを様々な方法で検証し証明する。」

これが科学的な態度というものだろう。

例えば、中世の哲学者・修道士ジョルダノ・ブルーノは地球中心説を否定し、これを翻さなかったために、教会の異端審問にかけられ火刑に処された。教会や当時の「常識人」たちの態度は科学的であったか?

「ディープステート」という概念は、アイゼンハワー大統領の退任演説にも登場した軍産複合体と軌を一にするものであり、自分たちの利益のために国家権力を私的に利用しようとする人たちを総称するために創りだされたものだと考える。

総称であるがゆえに、統制された秘密結社のような明確な中心を持たないが、大きな力を持つクラスターは複数存在し、それぞれに何らかの中心があるだろう。

これを否定するのではなく、その存在を見るための方法を工夫・検討し、証明しようと試みるのが科学的な態度ではないだろうか?

素粒子の存在が仮定されたときだって、直接の証拠が存在したわけではないだろう。

私にはこれらのことは同じたぐいの話に見える。

果たして陰謀論を言論封殺するのは正しい態度なのだろうか?

(補足)

SNSでの個人に対する誹謗中傷やフェイクニュースを、政治における陰謀論と同一視し、これを封殺しようとする動きがある。

我々は、混同や話のすり替えにも、気をつけなければならない。


日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。