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『働かざるもの食うべからず』=レイバリズム

過去に「ロボットに食べさせてもらおう」という記事(下記)を書いた。すっかり忘れていたが、このアイディアはベーシックインカム論で有名な井上智洋先生の書籍に書いてあったようだ。読んだことをすっかり忘れていたが、潜在意識に刷り込まれていたのかもしれない。

「働かざる者食うべからず」

井上智洋さんが松田政策研究所のYou Tube番組で出演していた。そこで次のようなことを知った。

古代ギリシャのポリスでは労働は奴隷の仕事で、ギリシャ人は政治や芸術に時間を使っていたという事実。
産業革命により労働力が必要となったことがきっかけで「労働」を礼賛する文化が勃興したという事実。
マルクスにより労働が価値あるものとして定義されたという事実。

働かざる者食うべからず」という価値観(レイバリズム)は、産業革命以降の近代社会の要請から成立したようだ。つまり、真理でも何でもないということである。

労働観というものは時代によって変わっていくものらしい。自分が思っているような単純なものではないということを改めて思い知らされた。

日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。