3杯目🍶『大吟醸ってそもそもなんですか？』

3杯目です！みなさんのお酒ライフが楽しくなるようサクッと読めるお酒コラムを書いてまいり升🍶！

本日のテーマは『大吟醸ってそもそもなんですか？』

「大吟醸」というワードは日本酒にそんなに詳しくない方でも聞いたことはあるんじゃないでしょうか？

日本酒の中でも最上級！高級なもの！というイメージを持ってらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

その通りです！大吟醸は高級なものです！ちょっと高い、いいお酒！

でも実像が分からずに「ほら、これ大吟醸やぞ！なかなか飲めへんから飲んどけ飲んどけ！、、ほら、大吟醸はやっぱり美味いやろぉ？」と先輩にドヤ顔で迫られて「はい、美味しいです！！こんなの飲んだことないです！！」と後輩らしく言ってはみたものの他の日本酒とは何が違うのか、どう美味しいのはよくわからず、、

そんなあなたに「大吟醸」の実像を3ステップでお話しします。

①「大吟醸」ってどんな香り・味なの？
→香りは「フルーティ」で、味わいは「かろやか」で「なめらかな甘み」がある。

②なんでそんな味になるのか？そしてなぜ高いのか？
→「原料」と「造り方」に注目！

まずは「原料」！雑味のないスッキリとした味わいにするために原料のお米を半分以上磨き(削り)ます。しかも大吟醸を造るときに使うお米は「山田錦」などの酒造りに向いているお米(酒造好適米)をたいていの場合使います。これがそもそも高い！

そもそも高いお米を半分以上磨くんだから高級和牛をユッケにするみたいな贅沢さ！

そして「造り方」！フルーティな香りの出る酵母を使い、低温でじっくりぽこぽこと時間をかけてアルコール発酵させることで香りが出る。味わいに雑味がなくなめらかになる。

③大吟醸との付き合い方。ベストな距離感。

「大吟醸って名前のつくお酒は原料米にもこだわってて、コストがかかってて、造り方も手間暇かけてるんだなぁ、だからフルーティな香りとなめらかな甘みがあって上品なんだなぁ。」

という実像が掴めましたでしょうか？

最後はもっとニュアンスで捉えましょう！

私が唱えている「大吟醸＝大トロ理論」

マグロの大トロはいいことがあった日に一貫、二貫食べるととても贅沢で幸せな気持ちになると思います。単純にお値段的にも毎日たくさん食べるのは難しいし大トロばっかり十五貫も食べるとちょっともたれそう、、みたいな。その点赤身ならお財布的にももうちょっと日常的に食べられるし、味わい的に量も食べられる。

大吟醸も大トロのようにいいことがあった日に一杯、二杯を大事に飲むのがいいなぁ、と僕は思います。四合瓶で3500円するような大吟醸は毎日は飲めないし(もっと安い大吟醸もありますが)、おつまみに合わせて晩酌するなら香りは控えめで旨味がしっかりの四合瓶で1000円ちょっとの「純米酒」の方が良かったり。(＊とんでもない美味さの大吟醸はお酒だけでも美味しい、おつまみ食べながらいけるものもあります)

いかがでしたでしょうか？「大吟醸」と絶妙な距離感でお付き合い下さいませ。

みなさんが美味しいお酒で乾杯でき升酔うに🍶