副代表対戦日記vol.16 攻めるが勝ち

こんにちは!副代表です!

動画を撮っているともちろん勝ちたいのですが、負け将棋の方が勉強にもなりますし、悔しさが伝わるいい動画が撮れたなと前向きになれます(笑)

本日解説する動画はまさに動画向きな内容でとても満足しています!

さっそく見ていきましょう!



52手目☖7四同歩。
今回はお互いに相振り飛車+金無双の戦いになりました。
後手番の金が当たりを避けた面白い形になっていますね。

相手は飛車角桂香をうまく連携させ☖1五歩、3六歩と歩を連続で突き捨ててから☖2五桂と跳ねてきました。
金無双でも美濃囲いでも端攻めをする時は端歩だけでなく3(7)筋の歩を突き捨てておくと攻めやすくなります。

このままでは一方的に殴られる形になってしまうのでこちらも負けじと☗7四歩とし、相手が☖同歩と応えたのが問題の局面。

実は次の一手で勝負が決まってしまうのです。

本譜は☗8五桂と力を溜めましたが歩の突き捨てで得た歩を活かし☗7三歩と焦点の歩を入れるのが鋭い一手。

一歩使って一手を得ることになるので中盤ではここの見切りがとても大事になります。

54手目☖1七歩。
まだまだ互角ですが、わずかに形勢が後手に傾いています。

本譜は☗同桂と応じましたが瞬間☖3七歩で後手優勢。
実際は☖同桂としたことで先手助かりましたが本来であれば厳しい局面です。

鬼神にて☗7三歩の攻め合いが提示されましたが、実際のところは先手大変です。
やはり2手前の攻めの遅さが悔やまれます。

62手目☖7三歩。
実はこの局面先手優勢です!
4手前の☖1七角成が無理筋でした。

本譜は怖がって☗4九玉とし互角に戻してしまいました。
ここでは☗2八玉が攻めを切らしにいく強い一手。
以下☖2七銀成☗同桂☖2六歩☗3七金☖4五桂☗3八金☖2七歩成☗同金と進み後手は歩切れで決め切ることができません。

まだまだ☖5七桂成から暴れることが可能なものの、途中☗7六銀から決めにこられると後手番は対処せざるを得ず先手玉を捕まえに行くタイミングがありません。

ここまで読めていれば・・・!!!



勉強しなおしです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!


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