副代表対戦日記vol.9 見事な詰み

こんにちは!副代表です!

今日の動画はもうご覧になりましたか?

最後いいところまでいきましたが見事に詰まされてしまいました。

中終盤も見どころがありましたがやはり序盤でのミスが目立ちました。

反省も兼ねて見ていきましょう!


今回はお相手が右四間飛車を選択。
24手目に☖6五歩。
早くも仕掛けてきましたね。

こちらは好きに動かされないよう7五歩を事前に入れ桂馬を使わせないようにしたのでこの仕掛けは大丈夫そうです。

28手目☖2二同玉。
歩と角交換を済ませこちらの手番。

本譜は☗6六歩としましたがこれは疑問手。
☖4四角とされた手が銀が取れるものの馬を作りながら香車を取られ、次に桂馬を取る楽しみもある後手が十分な形。
角には角をと☗7七角は一度☖5四銀とし結果的に玉が一手寄ることができ☖3二金、3三銀と駒組を進められるので後手充分です。

先手番は☗7七桂や☗6三歩と相手の玉と金駒が離れている隙にどんどん動くのが勝ちに行く手でした。

☗6六歩に対し☖5四銀としたので一旦は落ち着きました。
駒組を進めた後に相手は☖7六角~6五歩と合わせ銀交換に動いてきました。
こちらはそこで☗7七桂と角に当て、☖2九角成☗同玉☖6六桂としたところが46手目。

実はこの局面で先手番の応手で勝敗が決まります。
本譜は☗4八金と金を逃げましたがこれが敗着手。
清算後に残るのは桂損です。

ここは☗3四角と角を逃がすのが最善手。
以下☖5八桂成☗6二飛成☖同金☗5八金と進み角金交換の駒得が残ります。
陣形が乱されているものの☖7九飛と打ち込まれてもすぐには寄りません。
一方でいつでも☗2三角成から寄せにいけるので後手番はどこかで☖2四金を入れるしかありませんがそうなると香車を拾っても飛車銀香の3枚の攻め。
冷静に指せば先手勝勢です。



一手の判断の過ちで勝つ将棋を逃してしまいました。
両取りの時は選択肢が多く判断に迷いますが正しい方を選べるようになりたいですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

【宣伝】
日本将棋同人の棋書を元に将棋教室を開講しています!

時間:毎週水曜日16時~(45分)
場所:所司一門将棋センター
費用:¥1,000
教材:先手四間飛車ミレニアム大全(半額にて販売)
講師:小菅 遥(アマ五段)(大会実績:高文連全国大会3位)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?