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Amazonで直接PODができるようになった!紙媒体販売がより容易に!

こんにちは。日本将棋同人です。弊団体は棋書の電子書籍、紙書籍をAmazonで出版しております。過去にAmazonで書籍を出版する方法をまとめました。

今まではAmazonでプリント本を出版するには、ネクパブなどの出版社を通す必要があったのですが、今回あらたにAmazonのKDPページから直接プリント本を出版できるようになったみたいなのでご報告します。

いつも通りKDPの著者ページにいくと、ペーパーバックの作成という項目が増えてます。

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ペーパーバックの印税は60%で、電子書籍の印税70%に迫る高比率。一般的な書籍の印税が5~10%であることを考えると非常に高い印税であると言えます。

印税は、(定価×60%)ー印刷代となります。

今までの大手PODサービス業者のネクパブと、印刷代、販売手数料がどちらが安いか比較していきます。

Amazonとネクパブの印刷費比較(モノクロ)


薄い本ではネクパブの方が安いのですが、60ページを超えると逆転し、Amazonの方がどんどん安くなっていきます。


Amazonとネクパブの印刷費比較(カラー)

棋書ではあまり関係ないですが、カラーの場合も見ていきます。



カラー印刷でも同じように、薄い本ではネクパブがお得ですが、30ページを超えると逆転し、どんどんAmazonがお得になっていきます。

Amazonとネクパブの販売手数料比較

ネクパブ、Amazonどちらも販売手数料は販売価格の40%なのですが、Amazonは税込み40%なのに対し、ネクパブは税別40%、つまり44%です。その分Amazonの方がお得となります。

具体例

ケース1.40ページのモノクロ本を1000円で販売

ケース2.100ページのモノクロ本を1500円で販売する場合

ケース3.200ページのモノクロ本を2000円で販売する場合

ケース1のように薄い本を低価格で販売する場合はネクパブの方が印税が高くなります。しかし、ある程度の厚さがある本や、高額な本になるとAmazonPODを利用した方が印税が高くなります。

棋書は100ページ以上、200ページ前後のものが多いので、直接Amazonで出版した方が印刷費が安いケースが多いと思います。まあ印刷費が同じだとネクパブはどうやって利益出してるのか分からんので予想通りかな?一応フォローすると、ネクパブの印刷費が特別高いわけではないと思います。紙のサイズで価格が変わらないのでA5サイズの本とかはむしろ安い印象です。ネクパブは一応出版までのフォローをしてくれますし…

まとめ

出版社を通さずに直接Amazonからプリント本を出版できるようになった。印刷費も安く、今までよりプリント本出版の障壁が下がったといえる。

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