見出し画像

ウイグル問題と無差別テロ組織を日本国内に招く可能性

左派・リベラルが同調したことで、これまでの保守界隈だけでは無く幅広い層の人達が知ることになったウイグル問題。

しかし、これまでウイグル民族が大虐殺されているなどの確固たる証拠を筆者は見た事が無いばかりか、真偽が定かでは無い情報や明らかにデマと言える情報が殆ど

検証報告なども中国共産党政府が公開している出生率や人口増減などの数字(調査報告)に対して「これは強制避妊だ」などと、こじ付けているだけでウイグル民族をピンポイントで狙った人口減少政策とはとても言い難い

その為、過激な一文をタイトルに入れたのもすこしでも元自民党の長尾たかしや日本ウイグル協会らが発信するウイグル関連情報に違和感を感じた人や、これからウイグル問題を考える人は参考にして欲しい。

強制避妊・強制不妊

エイドリアン・ゼンズという人物を知らない人もいると思うので軽く説明するが、彼はドイツ人研究者で中国の新疆政策に関する世界的な専門家と言われ、ウイグル問題について世界的にはゼンズ、日本(保守界隈)では自国民のアイヌを否定してるのにウイグル民族を守れと言う長尾たかしが有名である。

アイヌ民族否定する元自民党議員の長尾たかし(写真右)
エイドリアン・ゼンズ

このゼンズがウイグル問題について言及した事で世界的にも注目が浴びたのだが、BBCのゼンズの記事内容をよく見てみれば上記で触れたように、こじ付けてるのが分かる。

中国の新疆政策に関する世界的な専門家で、共産主義犠牲者記念財団(米ワシントン)の研究員であるエイドリアン・ゼンズ氏は、現地の状況を新たに分析。その結果、20年後の少数民族の出生数は、当初の予測より260万~450万人少なくなる見込みであることがわかったという。
(中略)
ゼンズ氏によると、中国政府が弾圧を強める以前は、新疆地区の少数民族の人口は、2040年に1310万人に達すると予測されていた。しかし現在では、860万~1050万人になるとみられるという。
ゼンズ氏は、「ウイグル族の人口に対する中国政府の長期計画の意図が今回(の調査と分析で)はっきりした」と、この分析を最初に報じたロイター通信に話した。
同氏は分析報告書で、新疆当局が2019年までに「少数民族が暮らす南部の4地区で、出産年齢の女性の8割以上に、避妊リング(IUD)や不妊手術による出産防止の措置を実施する計画を立てていた」とも指摘した。

中国の人口政策で、ウイグル族の出生数が数百万減少も=研究

ご覧の通り、ゼンズは見込み・予測をして出産防止の措置を実施している等と、こじ付けて言っているのが分かる。

中国は最近になって出産数を1人→2人→3人と許可してきたが、長年に渡り「ひとりっ子(二人っ子)政策」を漢族や他の少数民族にも行っていたのは周知の事実なのだが、こう言った政策を抜きに人口推移を試算して実際の出生率などと比較すれば出生率が鈍化した現象を作りだせる。

また、ウイグル民族はイスラム教でありイスラム教は男性は4人まで娶る事が認められていたり、性交は善行(夫婦のみ)とされている。
避妊はコンドームよりピルや避妊具装着が人気とのことで、避妊具無しでの性交が多いのが分かるだろう。

そして、コーランには避妊を禁止する章句が無く、性交中断は古くから認められているそうなので、避妊自体が悪では無い考えを持っているのに中国共産党が強制避妊・不妊をさせるという情報には大いに疑問が残る。

強制労働

ウイグル問題で必ずと言って出てくるのが強制労働なのだが、Twitterなどでは子供が寝てる動画や画素に「強制労働されている」とコメントしているものばかり。

お昼寝してるウイグルの子供

そして私が探した画像を見ると本当に強制労働あるの?と思うものばかりで、誰の目から見ても強制労働を強いてるという確固たる証拠が出てきたいない。

新疆綿を採取する子供達
新疆綿を笑顔で採取する少女

そして、テレビ東京のワールドビジネスサテライトが新疆ウイグル自治区に行って、新疆綿の企業やウイグル人労働者、街中のウイグル人にインタビューをしたそうで下記はその記事になる。

ウイグル人労働者
一般のウイグル人女性

ツアーだと良い事しか言わない!良い所しか映さない!と言う人がいると思うが、信じないのは勝手だが新疆ウイグル自治区にいる普通のウイグル人の言動を見る以上、中国がウイグル民族を弾圧や虐げているのは見て取れないのは事実だろう。

ウイグル文化弾圧

ウイグルの言葉を禁止しているという主張があるが、上記の記事内にある画像を良く見れば分かる通り、ちゃんとウイグルの文字が表記されている。

ウルムチの様子
ズームイン!

そして新疆ウイグル自治区にあるモスクが画像販売サイトにあったので下記リンクからご覧になれば、きちんとモスクにウイグル語が表記されているのが分かる。

そして新疆ウイグル自治区の教育でウイグル語が禁止されていると言う事だが、中国では少数民族に対して「双語教育」なるものを実施しており、それはウイグル民族で言えばウイグル語と漢語という教育である。
中国 少数民族 双語教育 とググって貰えればワンサカ情報が出てくるので見て貰えれば分かる。

この双語教育なるものは、日本の朝鮮半島統治時代にハングルと日本語を教えられていた事や満州国の学校と同じである。
皆さんが学校で英語を習った時の様子を思い出して欲しいのだが、英語の教科書に日本語の表記・併記はあっただろう。
ウイグル語禁止ネタはそれを批判しているのと同じと言える。

テロ組織とストリートチルドレン

これまでをご覧になれば騒がれてるウイグルネタに疑問を抱くと思う。
ウイグル民族のジェノサイドも確固たる証拠が未だに出てこないばかりか印象操作や証言のみが多く真偽不明なのだ。

逆に臭いものには蓋をしているのか分からないが、日本ウイグル協会や元自民党議員の長尾たかしらが発信する内容に「ETIM(東トリキスタン・イスラム運動)」の存在やストリートチルドレンが発信されてない事に理解ができない。

新疆ウイグル自治区でテロ活動があるという情報は事実であり、その活動をしているのがウイグル独立・解放を訴える「ETIM(東トリキスタン・イスラム運動)」であり、この組織というのはアフガンを掌握したタリバンやアルカイダとも通じている。

同組織が関係するテロ事件としては、2013年10月の北京・天安門前広場における車両突入事件2014年3月の雲南省昆明市にある昆明駅で発生した刃物による無差別殺傷事件2014年4月の新疆ウイグル自治区ウルムチ市のウルムチ南駅における爆破事件などがある。これら事件で声明を出したのは「トルキスタン・イスラム党(TIP)」を名乗る組織だが、実質的にはETIMと同組織とされる。

「中東やアフリカで中国人が狙われる」アルカイダの次の標的は中国である

この組織のテロ活動により、ウイグルの子供がストリートチルドレンとなり「スリ組織」で匿われて犯罪をするのが問題視されていて、ストリートチルドレンの支援などに現地のウイグル人や一部の漢民族が動いている。

しかし、日本ウイグル協会のウイグル人や元自民党議員の長尾たかしらが、この事実をなぜか発信をしない。
その理由のひとつに、日本ウイグル協会は「ETIM(東トリキスタン・イスラム運動)」の活動を支持しており、世界ウイグル会議も支持しているからだろう。

最後に

臓器売買に関して私が昔付き合いのあった人から聞いた話だが、健康体の日本人の相場は全部で約3000万円なので有る事は有るとは思うが、その現場に居合わせる事は出来ないので何とも言えない。

また、中国は共産主義(社会主義)なので民主主義国家で育った人間の価値観から中国国内の少数民族政策などを見れば弾圧とも取れるので、ウイグル民族のジェノサイドや言語禁止などが本当なのか嘘なのかで判断するべきだろう。

上記のようなツイートが散見されるが本当の情報を見れば、それが本当なのか疑問が残るのか分かると思う。

中国側が認めた矯正施設では政治犯や犯罪者、薬物中毒者が入れられていると言われており、ウイグル関連の情報を漁れば漁るほど中国側の主張に一貫性があり、逆にウイグルネタで中国批判する側には印象操作やデマしか無い。

ウイグル民族の人権などを訴えておきながらテロで同胞のウイグル民族を殺し、ウイグルの子供がストリートチルドレンになって苦しんでいるのにテロ活動を支持し、同胞も助けず海外で叫び続けてる人は私は信用できない。

日本国士を運営している松岡 石舟斎です。 ノートをご覧いただき誠にありがとうございます。 サポートをしていただけると幸いです。 宜しくお願いします。