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【731部隊デマ】ヒーローアカデミア志賀丸太の名前差し替え騒動で見えた共産主義思想のプロパガンダ

2020年2月3日発売の「週刊少年ジャンプ」に掲載された人気漫画「僕のヒーローアカデミア」で、改造人間を生み出す医師が「志賀丸太」の名で登場し、過去に存在した満州国に駐屯した731部隊が中国人や満州人をさらって「マルタ」と称して密かに人体実験をした事が思い出されるとして作者が単行本で名前差し替えすると発表した。

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731部隊の人体実験はNHKで取り上げられたりしたが、そもそも731部隊が密かに人体実験をしたというのはソ連軍に捕まり、そのように裁判(終戦の4年後に旧ソ連が開いた軍事裁判、ハバロフスク裁判)等で証言・供述をして罪を逃れた元日本兵のものはあるが、証拠は一切無い。

また、中国共産党が「雲南省でペスト菌を731 部隊が撒いた」というのも嘘で、Wikipediaのペスト菌では【ペスト菌には3種類の生物型が知られ、それぞれが歴史上のペストの大流行の原因となっている。Antiquaは541年から542年にかけて東ローマ帝国から始まった大流行を引き起こし、Medievalisは14世紀のヨーロッパでの大流行の原因とされる。Orientalisは中華人民共和国雲南省で1855年に始まった大流行の原因であり、また現在のペストの大部分はこの菌によるものである。】とある。

満州国は1932年に多くの満州族の奔走と努力、大日本帝国の支援により、辛亥革命により清国皇帝の座を失した愛新覚羅溥儀を満州国皇帝に擁立して建国されているので時期が離れている。

また、大清帝国時代に満州地域で大規模なペストが発生した過去もあり、今回の新型コロナウイルスでも言われている通り、中国は今も昔も不衛生であり、感染症が自然発生するのだ。

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また、満州国建国以前に併合(日韓併合)した朝鮮半島では李氏朝鮮・大韓帝国時代の悪政により、衛生が劣悪であり、よく感染症が発生していた。その為、防疫部隊である731部隊を満州国に駐屯するのは当たり前だろう。

では何故、朝鮮半島では無く満州国なのか?何故、731部隊が人体実験をしていたというデマが定着したのか。

それは、ソビエト連邦が1972年に生物兵器禁止条約に署名するも秘密裏にバイオプレパラト主導で生物兵器を開発していたから。また、1935年に北満(満州国の北側でソビエト連邦との国境付近)でペストが流行しており、それをソビエト連邦の細菌謀略と一般に認められたから。

ソビエト連邦の生物兵器開発施設は何箇所もあり、政治犯収容所で生物兵器の人体実験をしている。そして、バイオプレパラトが主に開発していたのは、731 部隊デマで言われている「天然痘」「ペスト」「炭疽菌」である。

生物兵器を開発していたソビエト連邦と隣接する満州国に防疫部隊を駐屯するのは満州民族や朝鮮半島の人達の事をリスク管理的に見れば至極、当然。

そして、石井部隊と言われる731部隊が編成された契機について、全国憲友会連合会(1996)は次のように述べている「この部隊が編成されたそもそもの原因は昭和十年に北満一帯にペスト病が大流行し、これがソ連の細菌謀略戦と一般に認められていた。そこで関東軍は石井軍医大佐を起用して、その原因、対策の究明に当たらせたのである。」と。

現在、ネットで「731部隊の人体実験の証拠写真」とされているものは全て偽物である事が判明している。

特高警察に捕まったソビエト連邦で英雄視されたスパイ「ゾルゲ」は満州で諜報活動をして、ソビエト連邦政府に情報を渡していたが、いざ731部隊を調べてみたら人体実験をしてる証拠も生物兵器を開発してる証拠も無かった。事実、下記の記事で掲載してる画像は防疫マスク・装備を証拠と言ってるだけで人体実験・生物兵器開発の証拠ですら無い。

生物兵器を遺棄した!処分した!というのなら満州国でペスト・炭疽菌・天然痘が発生して満州には人が住めない死の土地になっているはずなのだが、そんな記事も情報も無い。馬鹿な話だ。

せっせと人体実験を繰り返し生物兵器を開発していたソビエト連邦が、アメリカが開発した原子爆弾の威力を目の当たり(広島・長崎)すれば、「人体実験をして生物兵器を開発した」という攻撃されても文句の言えない理由はどうしても隠したいだろう。原子爆弾ができるまでは。

ハバフロスク裁判は1949年12月25日から12月30日にかけてソ連のハバロフスクの士官会館で6日間行われた旧日本軍に対する軍事裁判だが、東京裁判と言われているのは1946年5月3日から1948年11月12日に行われていて、異常に短い短期間で終わったのは分かるだろう。

そして、ハバフロスク裁判の約四ヶ月前の1949年8月29日にソ連初の原爆実験がセミパラチンスク核実験場で行われていた。

マンハッタン計画でアメリカが秘密裏に開発をしていた原子爆弾の情報を得るほど、ソ連のスパイ・諜報能力は世界最高であり、そのスパイ達にも英雄視されているゾルゲが満州国で諜報活動しても物的証拠は挙げられず、終戦時に拘束して約4年も長期間尋問した供述だけ。

シベリア抑留で元日本兵がソ連に悲惨な扱いをされ多くの方が亡くなっているので、何もしていないのに認める供述をするのは容易に想像できるし、ハバフロスク裁判は軍事裁判なのに死刑は一人もいないというのは驚きである。

中国共産党としても、自国の衛生問題や北満で裏で繋がっていたソ連がペストを撒いたなんて知れたら多くの支持を失うだろう。だからこそ「わが国で起きた感染症は日本が撒いたからである」とすれば絶好のプロパガンダになる。

また終戦後、中国共産党は日本の軍医、看護婦、内科医などを引き揚げさせなかった事実がある。近い将来、起きる第二次国共内戦、感染症などにあてるために。

今現代、日本に蔓延る「強制連行」「慰安婦」「南京大虐殺」「731部隊」など、これらデマの発生は共産主義者から始まったプロパガンダなのだ。

是非、下記記事も併せて読んで頂けると、より分かりやすくなると思います。


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