『幽界物語』の研究(54) -日本の行末- ●
#00284 2014.3.21
参澤先生より書簡で問「世に裸参りといって、除夜や節分に下賤の輩(やから)が寒中に行水し、そのまま腰に注連縄をまとい、鉢巻をして諸神社へ拝礼することが風俗としてありますが、裸で神前へ詣でることは不敬であるとして神たちは嫌い給わないのでしょうか。
また、仏者などが粗末にした御祓玉串や御札守りなどを貰って尊敬することは宜しいのでしょうか。また、甚(いた)く穢して黒く損じたものはいかがすれば宜しいでしょうか。清め申し上げても新しいものと一所には致し難く、火中にも致し難いのですがいかがでしょうか。」
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