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『異境備忘録』の研究(54) -北天神界- ●
#00369 2015.8.14
「明治九年十月十四日、大永宮東南、海心山中に於て川丹先生に従ひて太上天皇真君(だじょうてんのうしんくん)の勅を受けて神力を練磨する事七日。」(『幽界記』)
「太上天皇真君」とはその名称からも、地上人類はもとより宇内に生存する一切の万霊万魂の生命の根元を掌り給う三天太上大道君、またの御名を天皇大帝とも称し奉る伊邪那岐大神のことであることが分かりますが、この当時、水位先生はこの尊貴なる大神より親しく勅命を受けて道力の長養に励まれたようで、恐らくこれは北天神界入りを果たすためであったと思われます。
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