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『本朝神仙記伝』の研究(60) -白鳥永徳- ●
#00442 2016.10.29
白鳥永徳(しらとりえいとく)は讃岐国白鳥の一向宗なる某寺の住職なり。永徳その宗旨に拘はらず、寺を出て四国霊場を巡拝し、終に我が寺に帰らず、安宅(あたか)の海岸に巌窟(いわや)あり、これに入りて住み、日に一度食を乞ひ、巌上に伏して一重(え)の衣の外(ほか)身にまとはず、妻子訪ね来(きた)れども逢はず。
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