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みんなの日本語第13課・文型分析まとめ(パワポ画面PDF付)

こんにちは【日本語教師になる】ももこです。
この動画は、日本語を教える人のための動画です。この動画では、日本語の教科書「みんなの日本語」の教材分析をします。文型を分析し文型に関する知識、注意すべき点などをまとめ、動画視聴後、適切な教案・教材が作れる知識を得ている状態を目指します。

今回は、「みんなの日本語第13課」をまとめます。
今回の動画は
● 第13課の概要と学習目標
● 文型
     ① ターゲットの文型を確認する。
     ② 各文型の解説
● 補助教材の紹介「書いて覚える文型練習帳」
● 助詞「に」の整理
● この課でできる活動例
● 教師が知っておくべきこと

という内容でまとめていきます。
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● みんなの日本語 第13課 概要と学習目標

第13課の概要

・自分の欲求を伝える表現「〜が欲しいです。」「〜たいです。(助動詞)」を学習します。「え?助動詞って何?」と思った方は、私の過去の動画「助動詞まとめ」でおさらいしてくださいね!

・欲しいもの、したいことを、これまでに学習した疑問詞を使って詳しく尋ねます。
何が/何を/何の/いつ/何時に/どこへ/どんな/誰に/誰と などの疑問詞です。これまでに学習した疑問詞のとても良い復習になります。また、それに対する答えも、これまで学んだ表現を駆使して答えますので、この第13課で一旦、総復習ができる!とも言えますね。

教師は学習者がこれまでに学んだことをきちんと使いこなせるか注意深く観察し、どこを誤って覚えてしまっているか?などのチェックもしたいところです。

・移動の目的を伝える表現「〜に行きます。」を学習します。

みんなの日本語の補助教材として販売されている、「書いて覚える文型練習帳」を参考に、助詞「に」の整理をするのも良いと思います。詳しくは後ほど説明します。

これらの概要を踏まえて、

学習目標

・欲しいもの、したいことが伝えられる。
・移動の目的が言える。
と…教え方の手引きに紹介されています。毎回言っていますが、これだと単純に表現を使うことでできる内容を示しただけになってしまうので、今回も「できる日本語」を参考に考えてみましょう。

できる日本語 第5課では
休みの日に何をするか話したり質問したりすることができる。
という学習目標が立てられています。なるほど、こちらの方が、学習をした後にできる行動にフォーカスしていて、この課でできる活動例で紹介する「応用練習」にどんなことをするのか、イメージしやすくなると思います。
ちなみに、できる日本語 第5課では…
〜が好きです(みん日第9課)/〜が欲しいです、〜に行きます(みん日第13課) を学習します。
ですから、第13課までの学習を復習する!という復習を兼ねた副教材として「できる日本語」の内容を使うことができるんじゃないかな?と思います。

「こんな学習目標を考えました!」という、みなさんからのアイデアも教えて欲しいです。ぜひ、コメント欄で教えてください。お待ちしています!   

        

● 文型

① ターゲットの文型を確認する。


・この課で教える文型を確認します。
 教える文型は練習A(112ページ)にまとめられています。

学習項目一覧でまとめられている文は、

⒈ わたしは くるまが ほしいです。
⒉ わたしは カメラを かいたいです。
⒊ 活用の確認
⒋ わたしは きょうとへ あそびに いきます。

このターゲットの文型を文法説明風に書くとこうなります。

⒈ わたしは Nが 欲しいです。
⒉ わたしは <Vます形>たいです。
⒊ 活用の確認
⒋ <場所>へ <N/Vます形>に行きます。

ます形は「ます」に接続する動詞の形のことで、国語文法の連用形にあたります。「〜が欲しいです」には名詞を挿入、「〜たいです」には動詞を挿入します。
「〜に行きます」は名詞も動詞も挿入することができます。


② 各文型の解説

ここから、この課で学習する各文型について確認していきましょう。

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