男女の性差はあるから面白い

ジェンダーの話じゃないです。
今、教えている学生で二人トランスがいるし、恋愛対象がどっちかっていうのは、授業の話題に出ないので、別にどうでもいいし。
ドイツ語は日本語や英語と違って、自分のPartner(男性を指す)とかPartnerin(女性を指す)と性別を区別するので、大っぴらにしたくない人は困るだろうなあとは思う。
その点、日本語は〇〇さんに性別の区別はないし、デート、パートナーという語が出るくらいなら、むしろ大丈夫!
彼氏、彼女という言い方は「付き合ってる人」と避けることもできるしね。

ともかく、私の生徒は全般的に男子が多い。
そもそも大学が工学系なので、そこでの女子率はすでに1~2割ってとこ。
まあ、反対にギムナジウムのにほんごクラブは男子がぽろぽろ抜けていって、今女子部になってるんだけどね。
プライベートもなぜか男子が多いんだよね。
加えて、今までも小学生年代、中学生年代、今の高校生年代と、一応男女とも授業をしてきて、男子と女子ってホント違うよね~と思う。

もちろん、一般論の話で、男子っぽい女子(うちの長女!私も若干男子の部分あり!)とか、女子っぽい男子とかってのもある。
ただ、ホルモン量とかの違いなのか、よく男子にありがちな言動、女子にありがちな言動というのがある。

例えば今日の大学の授業でも、「~ていいですか」「~てはいけません」だったんだけど、グループごとに自由に文を作って、別の人が返事をするという活動をしていたときのこと。

「先生、『宿題をしなくてもいい』ってなんていうんですか」と質問を受けた。
動詞の「ません」じゃない否定形は次の課の学習内容だからねw
その後、そのグループは、「テストしなくてもいいですか」「部屋を掃除しなくてもいいですか」など「~なくてもいい」でたくさん文を作っていた。
面白がって、次の課まで飛んじゃう感じ。

こういう質問を女子からされることはない。
女子は言われたことを、言われた範囲で行う。
だから、突飛な質問はない。

しかし、男子は規定の枠をはみ出そうとする!
その枠を破る発想が、やっぱり技術の発展とかに寄与してきたんだと思う。
もし、世の中女子しかいなかったら、まだ私たちはせいぜい中世くらいの生活レベルか。
いや、弥生時代くらいまで下がっちゃうだろうか?!
もちろん、その代わり争いごともないとは思うけどね。
せいぜい口喧嘩ぐらいでさ。

さすがに大学生だとあんまり問題ないけど、小学生くらいの男子は衝動がコントロールできない子も多い。
学習障害は男女同じくらいの発現率なのかもしれないけど、女子の出方は内向的というか、自分が注意散漫になっていたり、ひたすらノートに線をひきたくなったり、あんまり邪魔じゃない感じ。
でも、男子の方は騒いだり、暴れたりとかって方に目立つことが多いので、普通に授業をしている分だと、男子のが学習障害が多く感じる。
(ディスクレシアとかは男子が多いなど、統計は出てる)

もし女子だけのクラスだったら、授業中に面白いこと(いい意味で)、いい視点の気づきというのがなくて、優等生ばっかりみたいになってつまらないと思う。
もちろん、私も中学高校女子校だったし、日本にもたくさん小学校から女子校というのがあるんだから、クラスが成り立つのはその通りだとは思うけど。

一方でもし男子だけのクラスだったら、進行が妨げまくりになったりして、多分大変だと思う。
でも、第二次性徴くらいから、あんなにうるさかった男子が大人しくなり、あんなにいい子だった女子がうるさくなるんだよね。
逆転する!

まあ、だから、どの世代でも女子も男子もいるといい。
これは、色んな地域/国/世代の人がいるがいると、いろんな意見が出ていいよね、と同じことを言っているつもり。

差別ではなく、バックグラウンド、性別、年齢が違うのは当たり前。
違うからこそ、違う視点で面白いんじゃないの?
ここで、女の癖にとか、若造がとか、〇〇人が、というのをいう人が、視野が狭くてつまらないヒトなんだ。
おっと、これも差別か?!


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