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「待て」ができない私~凹凸のある人たち

また勉強会的なものをするというので、幹事をしてくださっている方から、1週間の時間帯を提示されて、この中でいつ空いていますかと声がかかったのが昨日。
すぐお返事して、今朝ちらっとLINEの冒頭で「火曜日」と目に入ったので、今日だ!!と思った私。
でも、それは今日じゃなくて、再来週の火曜日のご提案だったw

すでに1度行った勉強会の次の日程を決めるのも、私的には週1くらいで思ってたけど、「月1くらい」とご提案をいただき、びっくりした。
そんな間あいたら、つまらないじゃん!
でも、これが普通の人の感覚なんだろうと、理解に努めている。

例えば友達に
「今度、ご飯食べにいこうね」
と言われると、「いつ? 今週末?」と思ってしまう。
ティーンエージャーのころ、学生のころは、その約束が随分先だと、その人は私のために時間を割いてくれないのだ、とがっかりしていた。
段々大人になるにつれて、ほかの人と自分の時間の概念が違うのだということは理解していったけど、「待つ」ことはストレスになる。

だから、友だちでもデートでも、「じゃあ、今から」とか「今週末」とか近い日程を提示してくれる人との付き合いを好んだ。
よく「1つ、2つ、いっぱい」なんて、数量の概念がない人を揶揄することがあるけど、私の場合、時間軸は「今」しかない。
「あとで」は一生来ない気がする。

頭では、他の人に悪気がないことも、別に優先順位とか考えてないことも分かっている。
いや、理解しようと努めているけど、やっぱり根本的に理解することはできないんだと思う。
生まれつき全盲の人が、見える世界が分からないように。

よく言われることに、
「よく時間があるね」
というのがある。
仕事も、ちょっとは家事もしてるし、ゲームしたり、マンガ読んだりしてる上で、資格取ろうとか、勉強会しようとか言い出すからだ。

私からしたら、「どうして時間ないの?」と思う。
私は24時間もらってるけど、他の人は20時間しかないの?
私の1秒と他の人の1秒は長さが違うの?

会議などでは、自分のためにもよく記録を残す。
聞きながら打ち込んでいるので、会議が終わればざっと見直して、体裁を整えれば、議事録はできる。
だから、会議終了後に議事録を送ると、
「早いね!! 私なら3日かかる」
などと言われる。

なんで3日かかるのかが私にはわからない。
まあ、3日は優先してないからなんだろうけど、例え3時間でも分からない。
もちろん、全部手でメモをしていたら、書き起こすのに3時間かかるかもしれないけど、同時進行で打ってるんだもん。
でも、ここで言われているのは、「タイピング早いね」という意味じゃないらしい。

但し、私は早いけどミスはある。
noteも出してからつらつら読み直し、たいてい1,2度は誤字を直す。
学校教育だと、「早いけど、丁寧にしましょう」みたいな評価になるところだ。

数年前に、今どきは完全なものを作ってから商品化するのではなく、ベータ版のような形で作って、運用しながら直していくのではないと時代においつかないというような記事を読んだ。
それを読んで、「私の時代、キタ!」と思ったw

昔は同時進行も得意だったけど、年を取って、ちょっと弱まってきた。
「宇宙兄弟」の「コロコロムッタ」の劣化版みたいな感じ。
それから計画が大好き。
あれもこれも調べるのが好き。
研究も多分むいてるんだと思う。

まあ、こういう資質(衝動性?)みたいのは、いわゆる学習障害とかの凹凸だと思う。
私の時代はそういう言葉がなかったけど、多分今ならなんらかの診断を勧められるのかもしれない。

長女は補習校1年生のとき、いつもテストで時間がなく、ぼーっとしていると言われ、先生に学校が招聘する日本のお医者さんでの診断を勧められた。
そのときは、注意欠陥障害の可能性はあるけど、分からないということだった。

私が気づいていたことは、ぼーっとしているんじゃなくて、その間何かをものすごく観察しているということ。
でも視力が弱いのか、必ず手で触る。(小さい子みたいに)
よく道でお金を拾う。(観察力)
石が好き。
まちがい探しが得意。
絵を描くのが上手。(二次元での把握?)
感受性がすごく強い。

ドイツの小学校に上がったときに、やはり診断を勧められて、ドイツの精神小児科ではグレーのギフテッドといわれた。
まだ、年齢が小さいので確定できないけど、推定IQは125と。
でも、ギフテッドは130からだからね。

ちなみに夫も典型的な芸術家肌のHSP(ハイパーセンシティブパーソン)。
この人は絶対なんかある!

私も夫も長女も、ドイツにいてよかったと思う。
日本の方が暮らしにくいだろう。
ま、長女は日本に行きたいらしいけどね。
一度行ってみたら、生きづらさを感じるのかもしれない。

自分が凹凸があるので、凹凸がある人が好きだ。
授業でも、そういう特性のある人が面白い!と思うし、noteで好きな人も、凹凸ありそうな人が多い。
毎日がんがん書いてくれる人は大好き。
「普通」の人と違うところがある人は面白い。
ま、本当に「普通」の人なんていないんだけどね。

凹凸ある人は、コミュニケーションが苦手な人も多いけど、私はこの点に関して、完全に二極化する。
人と一生付き合わないでいいと思う部分と、人と混じっていたいと思う部分が両立している。
noteは、その欲求をうまく満たしてくれている。

ちなみに片付けは私も長女も大の苦手。
ほら、きっとなんかあるよw ←言いわけ

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