
検索意図に合わせたブログの記事の書き方の限界とズレについて
今回は巷で言われている「検索意図」についてかなりその限界と意識のズレを具体例を元に書くことにしました。
というのもよくあるSEOマニュアルだけでは見逃してしまう要素があるのではないかと強い危機感を感じたからです。
世の中には都合の良い検索意図にあった答えなんて書けないテーマが沢山ある
先ず世の中には「そんなの調べても無駄!」「ネットで調べたって解決できるわけがない」というテーマが沢山あるってことです。
✖アフィリエイトで1記事だけで3日以内に1円も使わず稼ぐ方法
✖ブログで100文字ぐらい書いたら全部検索1位になる技
⇒ ないですよね?そんな魔法のような技術。

・・・全然答えちがうやん!?(笑)
もっと夢のある答え欲しいんだが??
でもこれに似たように答えのないものがもしかしたらネットにだけ転がっているのではないか?と思って調べる人がいます。
自分の最近パソコンが水没しまして・・・そりゃ「パソコン+水没+○○」なんていうのは1ページ目から10ページ目ぐらい全部調べましたよ・・。
え、なぜ水没したかって?奥様がウーパールーパーの水槽を割ったからです(泣)
深夜の1時30分で、再起動したらBIOSの画面出ちゃって冷や汗がでました。そりゃもう焦ってググりまくり・・。
でも上位にでてくるのは「修理屋さん」の書いた見積もりの記事ばかりです。
自分が求めていた答えは「この水没パソコンを今すぐ自宅で救える方法」だったわけで・・・その答えなんてどんなに探してもない。
あったとしても上位に表示されてませんね。
検索意図に合わせて1記事だけを永遠にリライトしても無駄なケースもある
同じように「水没+パソコン+修理」という上位のサイトの見出しを真似て1記事の精度上げまくっても無理です。
図解と写真満載で懇切丁寧に書き、どこにもないオリジナル性を加えても全ぜーん上位表示されません。
なぜか?
✅その1記事がオリジナルなのか?
✅本当に正しいのか?
✅他のケースは考えられないのか?
こういう別の疑問に対して1記事で完結するような構造は取れないからですね。
普段修理しているパソコン修理の記事がたくさーんあって、初めてパソコン水没の話に納得するっていう人が多くて、別の記事を書かないといくら検索意図にあっていても上位表示なんてできないわけです。
検索下位の記事は単に検索意図がブレているというわけではない
というわけでSNSでみて驚いたのが「検索順位10下位のものはタイトルや見出しを修正すればいつか1位になる」というもの・・。
それって私がパソコンの水没記事を1記事書いてそれを永遠にリライトすればいつか一位がやってくると同じ発想です。
10位の記事を5位に、5位の記事を1位にするためにはその記事のリライトだけでは全然不十分で、1位を取るためには別の記事で1位を取らないとダメというケースが多々あるんです。
これを間違えると永遠に数記事ばかりをリライトして検索10位ぐらいで埋もれてしまうので注意しましょう。
先にここまでが一番言いたかったことです(笑)
次に一般的に検索意図に合わせた記事の書き方を普通に解説しますね。
検索意図の分類と記事の構成はある程度までパターン化可能
では一般的な検索意図の分類と記事の書き方についても解説しようと思います。
KNOW・GO・DO・BUY
という感じでグーグルが公式に発表されてますね。
この4つの方向は混ざることも多いのですが、それぞれの要素にあった見出しを入れましょうってことです。
KNOW(知りたい)・・・用語の解説を短く表示
「○○の意味とは?」なんて調べている人ですね。「新宿+映画+上映時間」とか「○○映画+主題歌」なんかもそうで調べて終わり。
これって調べるのに時間がかかるのが嫌なんでいきなりグーグルさんは他人のブログの記事パクって検索1位に並べて表示してくれます(笑)

じゃあ、もう書くことないじゃん?
なんて思うとそうでもなくって、一部の人はこのような歌だけ知りたいわけじゃなくて「同じボーカルの歌が知りたいとか」「どんなシーンでかかった曲なのか知りたい」っていうケースがあり
ここを書くと上位表示しやすいってわけです。
GOクエリ・・地図上に行き方を分かりやすく表示
続いてGOクエリですね。どこかに行きたいってかんじで、場所を知りたいというKNOWクエリの地図版です。

またもや一発地図が上位表示。ここだけで満足する人は記事までアクセスせずに終わり
じゃあもう書くことないじゃん!
ってまたまた思うかもしれませんが、それが違ってスカイツリーに行く目的は人によって違いますよね?
✅ デートに2人で行くので混雑していない場所が知りたい
✅ ベビーカーで行くのでおむつ交換所のある所も知りたい
✅ スカイツリーの周りで何かをして遊びたい
こんな感じで行った先の目的=行動まで含めたキーワードを狙いましょうってことです。
それがDOクエリです。
DOクエリ・・方法論を分かりやすく正確に表示

こんな感じで知った先・行った先の行動パターンまで含めて検索する人がいいるわけで、そういうキーワードだと「自分にあったところまで調べて納得」したい人もいるので、個人ブロガーにもチャンスがあるってことです。
そのためには誰がどこに行って何をしたいのか?
普段から意識して、見出しだけで分かるように入れましょうってことになります。
検索意図の答えが無限にあるテーマは初心者ブロガーでも参入しやすい
そうなるとですね。検索意図=読者が知りたいことの正解が人によって違うというジャンルとキーワードは初心者にも参入のチャンスがあります。
主語+述語+目的語の組み合わせのバリエーションが増えるからです。
よく言われるYMYL・医療・健康なんかに関しても実は少しだけキーワードをずらせば上位に上がります。
最近難しいと言われる美容も同じですよ。
実は検索意図に対する答えは本人が気が付いていない場合も多い
後は最後ですが、実は手段を知らないだけで自分が想像した答えの幅が狭すぎて、本人すら「何のために検索しているのか?」という本質を忘れているってことがあるってことです。
要件定義って名前の通り「要件の定義」なのに、そもそも「ちゃんと要件を伝えられてない」「ちゃんと要件を聞き取れてない」って事が多々。
— チャラ電Mitz (@CharaDenMitz) June 4, 2022
こちら、私の大好きな羽山さん @storywriter の有名なスライド。
これに通じるものがある。
#要件定義ナイト pic.twitter.com/JhZbftmzdz
思い込みが激しすぎる人に共通しますが実は思わぬものが解決の糸口になったりしますよね?
そういうことを伝えるのも、ブロガーやアフィリエイターの仕事の一つだと思います。
まずは書くだけならそこまでリスクはないのでチャレンジしてはどうでしょう?
https://www.suzukikenichi.com/blog/3-types-of-classification-of-user-intent/
専門家の記事も参考にどうぞ!

なんかスタッフピックアップに取り上げていただいたみたいで、2万人ぐらいよんでもらえました。ラッキー!