ヌケニン初投入
虫ポケモンとマホイップばかり使っている僕ですが、虫ポケモンの中でまだ使ったことないヤツがいたんですね。
それが「ヌケニン」です。
使ってなかった理由が、単純に癖の強いポケモンであること、虫統一での運用ビジョンがなかったこと、環境にカババンギ等天候系が一定数いたこと等があった。
今もアローラキュウコンとかいて結構辛いけど、とにかく一度使ってみたいと思っていたこともあり、早速育成してみた。
と言っても努力値ASに振って、鬼火とまもる覚えさせただけ…
パーティ構築はこんな感じ
・ラプラス:ちょすい光の粘土キョダイマ
・マホイップ:回復実控え目積み
・モスノウ:耐久寄り半減実
・ドヒドイデ:どくどく物理受け
・ヌオー :どくどくド忘れ持ち受け
・ヌケニン:鬼火まもる、ウェポンはかげうち
ここでヌケニンの説明をしておくと、ヌケニンは特性「ふしぎなまもり」でバツグン以外の攻撃技を無力化する。
つまり炎岩霊飛悪を除くウェポンが効かない。ただし、攻撃技以外の負荷ダメージは無力化できない。天候ダメ、ステロ、わるあがき、一部のキョダイマックス専用技がこれにあたる。
結構バツグン以外にも倒す手段は豊富にあるどころか、
対策されれば無償で1落ちされるようなものである。
そして火力もA90と心許ない。
一応いじっぱりASブッパで実数値A156S92だった…
だけど虫ポケモン好きを自称してる以上使えるようにはなっていきたいと思ったんで、やっていく。
今更だがヌケニンパの基本戦術は
①タイマン性能高いポケモンの引き先として使う
②受けループの緩衝材として使う
と大きく2つ思いついたが、そもそもドラパルトミミッキュはじめ、高性能アタッカーは余り好きではないので育成してない。受けポケモンも同じく育成はしてなかったが、ボックスにはいたし既存のマホイップパーティとの相性も良さそうなので、今回ヌケニンと共に急遽「ドヒドイデ」と「ヌオー 」も育成した。
受けループ戦術もほぼ使ったことなかったので、勉強にもなると思った。
なので、
パーティ6人中3人が実戦初投入
という大変舐めた構築となった。
そして初対戦
運良く対戦相手の方がYouTubeに動画を上げてくださっていたのでリンクを貼る。↓
尊敬する大先生が対戦相手だったが偽物かもしれないと思ってた。結果として勝つ事ができたので、それぞれ要所での立ち回りの解説をしていきたい。
①選出画面
相手視点ではラプラスを気にしなきゃいけないので、ラプラスに強く出れる可能性としてはギャラドス、カポエラー、カビゴン、サザンドラ
ラプラスの壁壊せなかった場合はモスノウ、マホイップの積み打線がきつくなりがちなんで、瓦割り持ちか時間調整しやすいカビゴン濃厚
他はサザンドラかカポエラーと予想したけれど、マイナー好きそうかつ特殊アタッカーに弱そうな構築なのでサザンドラサニゴーンの特殊アタッカー2体か、サニゴーン+カポエラーorギャラドスと予想。
こちらは「ヌケニン絶対選出」という縛りがあるので前者はかなりキツいので後者できて欲しい願望込めて決め打ち選出。
ドヒドイデ、ヌケニン、モスノウとした。
特殊アタッカーがサニゴーンだけならラプラス無しのモスノウで受けれると見た。
しかしやはりヌケニンに通る技どいつもこいつも持ってそうな気配があるので出し所間違えたら即終了。ステロと天候変え特性無さそうなのは救いだが、サニゴーンはダイロックあるだろうしヤバい。
そんでやっぱりカビゴンが重すぎる。モスノウと対面させる訳にもいかんし、ドヒデもキツい、ヌケニンは論外。どくどくで倒すのが確実だが特性次第ではそれも無理…
始まる前から不利だとは思ってた。
②初手対面、ドヒドイデーサニゴーン
相手より遅い。でもこれはオッケー、シャドーボール喰らうけど毒を入れる。次は多分引いてくると思うので普通に殴る(ねっとう)。引き先はカポエラー。なるほど。裏はサザンかカビゴンか?(普通にギャラもありそうだけど対戦中は気付いてない)
③ドヒドイデーカポエラー
当たり前だけど熱湯全然入らなくて笑う。
これいよいよ裏次第ではキツいとわかる。とりあえずカビゴンとサザンドラで勝ちパターンを予想しつつ次ターンはカポエラーの技見るためトーチカ。
カポエラーが繰り出してきたのは「じならし」!
なるほど。ただ、ドヒドなら受けれる。バツグンでも大丈夫。接触技じゃないため毒にはならなかったが、これはかえってアド。コイツには毒より火傷喰らわせて突破率上げたい。
相手はここじならし安定と思いたいのでもう一度打ってくる可能性高い。ヌケニン御披露目のチャンスや!
④カポエラーのじならしを躱すヌケニン
読み通りじならし。ふしぎなまもりで無効化。ヌケニンのタスキの使い所には早いとは思ったが、相手が鬼火読まずふいうちとかしてくることを願い鬼火。ここは当ててほしい。
→ハマった。ふいうち透かして鬼火入る。ここ外すのはまあよかったけど、サニゴーン引かれると嫌な展開が幾つも見えるんで、引かれなくて本当に良かった。
そしてここは鬼火見せたんで、カポエラーがヌケニンに有効打がなく、裏が特殊アタッカーじゃなければサニゴーンに引いてくる場面。鬼火連打でターン無駄にするか?有効打見るためタスキ潰すリスクもある。従ってドヒドイデ引き、トーチカした分回復して体力マックスでサニゴーンとの対面を作る。
ここまでは良い感じ。
⑤ドヒドイデーサニゴーン対面再び
サニゴーンに引いてきた時点でサザンドラやニンフってのはやっぱないかなと感じた。
裏カビゴン濃厚だと予想したのだけれど、サニゴーンも早く削っておきたい。
だが、相手視点では裏カビ前提だとダイマ切るならカビかサニゴーンで、カビの型次第ならサニゴーンの方が突破率高い上ダイロックでヌケニン牽制できる。ダイマックスの可能性は高い。その場合はダイウォールが安定なのだ。
そしてここで判断ミスをしてしまう。
ダイマックスの可能性を考慮していたものの、ダイマ技も確定で耐えるという確信があったため、相手のダイマを見てから切る選択をしてしまった。
それだけではなく、早くダメージを稼ぎたい焦りからか熱湯から入ってしまった、ここは裏を見る観点からもダイマ切らないにしてもトーチカの方がベターなのに!
そして相手はダイマックス。ダイロックではなくダイホロウだったのはダメ量稼ぎたかったのか砂ターンをなるべく後ろまで伸ばしたかったのか。そしてトラブル
急所にあたってしもうた
ギリッギリ耐えたものの次なにされてもドヒデ落ちる。急所じゃなかったら、ダイマ後2耐えも狙えると思ったが、その戦術はパァである。
ここで択。
1.ドヒドイデを引き、他で受ける
この場合モスノウなら、ダイホロウだったら受かるがダイロックなら受からない。恐らくワンパンだろうで計算したら乱数1発だった。モスノウかヌケニン犠牲にして相手にダイマターン1残して砂嵐下で体力1/3ドヒデ対面にするのやばたにえん。でもそこからダイマで受かるが、裏次第。
2.ドヒドイデでダイウォールして砂防いでモスノウ引き
こちらはダイマとモスノウ、ヌケニンを失う(ダイロックは3ターン目に打たれるため)ものの相手のダイマは枯らせる。だが体力8割位のドヒデで残り二体は流石にキツい、うーむ。
3.ドヒドイデ切ってモスノウ
その後ダイマ切れば積めないけど、削れたサニゴーンならダイアイスで落とせる。サザンだろうとカビゴンだろうとギャラだろうと何がきても耐える。なんなら一度積めばどいつもワンパン。その場合スカーフで上から殴られるのがこわい。だが一番現実的。万が一サニゴーンに耐えられてモスノウ削られたら裏次第ではキツい。モスノウ落ちてカビ残ったりなんかしたらヌケニンのかげうちも通らないつらぴ…。ただ、カポエラーはヌケニン突破できない公算も確かにある。
1は論外、高確率で負ける2も嫌、ほぼ勝ち筋見える3でいこうとしていたが、ここで先程の急所を思い出す。
パワージェム急所ならダイマモスノウ飛ばないか?
なんせ相手は僕の尊敬する、王と呼ばれる豪運の持ち主。4%をあの要所で引いてきた。もう一度あれが起こることも十分考えられた。
その負け筋が見えた途端、思わず4を考えた。
4.どうせドヒデ捨てるんなら二連ダイウォールチャレンジしてみよう
先程のような運によって簡単にひっくり返るのがポケモン勝負である。二連ダイウォールの確率は30%で、決して高くない。だが、相手が急所決めてくる確率はさらに低く、どう考えてもここで選ぶ選択肢ではない。
が、どうせヌケニンの試行パなので、やるなら面白い選択肢が良い、とも考えた。そして通常選択し得ない4を選んでしまった…
ぶっちゃけると相手が先生かもしれない(この時は半信半疑)だったのでより面白そうな展開を期待しました。前述のとおり裏次第では勝ち筋もいくつもあったので。
決まるまでドキドキしてましたが、決まって一安心。そして即モスノウ引き。
⑥モスノウーサニゴーン対面
これはシャドボ読みでモスノウ引き→流石にモスノウ硬…。この後のパワージェムも耐える位のダメだった。
そしてここで更に択!こういう択が沢山ある対戦の方がやっぱり良いんですよ。最初らへんに書いたけど受けループもヌケニンも今日が初なんで色々やってみるの自体は有意義だし。
択は引かないの前提で、
1.モスノウ蝶舞
2.モスノウ殴り、の単純なものだけれど
1-1.パワージェム急所こわい
1-2-1.裏引きカビ、ギャラ、ニンフ→OK
1-2-2.サザンならスカーフこわい
1-2-3.カポ引き→超アド
2-1.パワージェム急所ならこわいけど毒でサニゴーンやれるからOK
2-2-1.裏引きサザン、ニンフ、ギャラ→OK
2-2-2.カビ型次第でめんどくさい
2-3.カポ切→一番だるい
と、相手次第でだるさが変わる。
もし裏サザンでカポ切から無償降臨されたら、ダイマ切れたモスノウに勝つ術はない。他ならワンチャンて感じか。
ここで吹雪をレイビに戻してないの気付いたけどまあ良いや、吹雪選択。
⑦モスノウーカビゴン
おお、カビゴン!読み通りだしまあヨシ!
ここでカポエラー切られてカビゴン無償降臨されてたら全然話は違ってたかもしれなかったので、実はここ、この対戦で一番肝だったかもしれないところ。普段の先生ならカポエラーの役割はもう無いと判断して切っててもおかしくないと感じたので、偽物かもと思ったのもここ。
モスノウの吹雪→当たる→ダメ量的に厚い脂肪ではない。チョッキでもない。そんで凍った。
この凍りはまあ不要だけど凍る分には良い。ラムでないので回復実の可能性大。裏カビな時点でカビゴンの型=勝敗、がほぼ決まったので、モスノウは型を見極めれば良い。
ん?いや違うな、カビゴンが「めんえき」でもモスノウ適当に切って鬼火入れれば良いのか(対戦時はめんえきだったら負け確だと思っていた)。
それにしても、リサイクルあれば余裕で吹っ飛ぶ勝ち筋である。
一度蝶舞して凍ったカビゴンにさざめき撃って(吹雪だとめんえきかどうかわからない可能性がある)型を判別。この状況ならヒートスタンプの有無はそこまで勝敗に影響しないのでノータイムで蝶舞。ヒートスタンプなし。それでもヘビーボンバーやいわなだれで確1だが。木の実食べるダメ量で「くいしんぼう」確定!
はぁ…これでほぼ勝ち…。
二連ダイウォールとかギャンブルしたせいでスゲー長く感じた…。自分のせいだが。
改めて見てもやっぱカビが無償降臨してのろいとか積んだりモスノウと普通に殴り合いした方が当たり前にキツそうだった。
そしてカビゴンの凍り溶ける。出した技がすてみタックル。
すてみタックル!?アドやん!
他に有効技なかったのかな、シャドボ喰らった分のしかかりとかでも乱数で落ちるかもしれんと思ったが。
まあ相討ちは良い。
この時点でもう96%勝ち。
⑧ドヒドイデーサニゴーン
これは即ヌケニン引き
⑨ヌケニンーサニゴーン
ヌケニンタスキでシャドーボール耐え→かげうちで処理
⑩ヌケニンーカポエラー
有効打隠してる事は無いと思うけど、ドヒデ引き。
無事急所も引かず、火傷ダメージでシャットアウト
こんな感じで無事ヌケニンと受けポケのデビューは終わった。
僕にもミスがあったけど、相手のミスの方が結果的に直接勝負に影響したんで、いつかまたガチパ同士で当たりたいですね。
それでもやっぱり先生の立ち回りもやっぱ参考になる。
結論
ヌケニンの虫パでの運用ですが、かなり難しそうですね!
今回は最後ヌケニンで詰めれましたけど、途中の安定取ってたら多分ドヒドイデとモスノウが無双するだけになってたかもしれないんで余りヌケニン試行とはいえなかったかも。
あとヌケニン入れると色々考慮しなければいけない事増えてだいぶカロリー使うわ…。
常時使うのはしんどいなぁ…たまに使う用に構想思いついたけど、また気が向いたらだ…。
あと、動画のコメント見てたら、エアプには運勝ちに見えるらしい事もわかって悲しみで震えてる。
当然僕なんか以上に理解して、コメントしてる人もいるけど…それはそれで凄くて震える。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?