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【チームラボ ボーダレス】究極の顧客体験とはなにか?

こんにちは!
最近note始めました!
これからバンバンアップしていきまーす!

さて、先日会社の人と36℃の猛暑日の中ゴルフに行ってきました。
熱中症になりかけて、這いつくばって回ったのですがスコアは137・・・。
リフレッシュでゴルフに行ったつもりが、翌日まで体へのダメージが残り大変でした。。

ただ、その時ゴルフ場の方々が暑さ対策の氷を用意してくれたり、途中の休憩ルームのクーラーをガンガンにしてくれたり、顧客のことを考えた対応してもらいました。

当たり前かもしれませんが、そういった顧客の体験価値を最大化させる細かい取り組みや努力というのは、忘れてはならないなと思ったこのごろです。

そんな時に先日「顧客体験」にフォーカスしたイベント、株式会社プレイド主催の「【CX DIVE 2018】 key session 森ビル株式会社×チームラボ」の参加してきました。
究極の顧客体験とはなになのか?
その方法と哲学についてまとめてみました!

◾️【概要】2018/09/04(火) 13:00 ~ 19:00
虎ノ門ヒルズフォーラム (東京都 東京都港区 虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー5階)

<イベント趣旨>
- CXについて真剣に向き合い、考える場に -

CX(顧客体験)についての「今を知り」、「これからを考えるきっかけ」となるために。
各分野におけるCX(顧客体験)の新しい取り組みをしている「企業、ブランド、人」にフォーカスをあて、これからのCXやいま起きているCXトランスフォーメーションをともに考える場となっています。

◾️key session  森ビル株式会社×チームラボ

<登壇者>

<講演概要>
この夏、大きな話題となっている「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」。
森ビルとチームラボという組み合わせがなぜ実現したのか?
またこのミュージアムで目指したものはなにか?
この話を通じて、これからの顧客体験について語っていただきました。

<講演内容>
※冒頭にてチームラボ ボーダレスの映像が流れる
https://youtu.be/UYFWjUj4RPQ

◾️森美術館の5倍の広さ、圧倒的スケールの芸術作品

※まずは、森ビル株式会社杉山さんより話がありました。

「チームラボ ボーダレスの最大の魅力は、圧倒的スケールで描く芸術作品たちです。
最先端のデジタル技術を結集した、世界で類を見ない巨大なデジタルアートミュージアムとなっています。
館内は迷路のような構造になっており、未来の遊園地(子供が遊べる場)やボーダレスワールドなど5つのエリアで構成しています」

※実際に館内の映像を見ましたが、かなりの広さでデジタル技術を駆使したアート作品が並んでいました。
これだけでも芸術好きの人は一度訪れる価値はあるかもしれません。

◾️「体を動かす」「順路案内がない道」「すべての作品に出会えない」 逆説を行く美術館

この施設のコンセプトは「さまよい、探索し、発見する」です。
通常の美術館は、順路が決まっており、一本道でそれに沿って行けば
すべての作品を見ることが出来るようになっていますよね。

ですが、このチームラボ ボーダレスは順路が決まっておらず
入り口に入るといきなり三叉路に出くわし、今自分がどこにいるかもわかりづらい空間設計になっています。
そして、自分の体を動かす(移動したり、手をかざしたり)ことで、映像が連動して動く仕掛けになっており、ただ見るだけでなく、体を使って全身で芸術を楽しむ設計になっています。

一見、今までの美術館とは違い
不便とも思える仕掛けをなぜ取り入れているのか?

◾️ここに来ることでしか経験できない体験を提供するため

作品が見つけづらい⇒見つかった時の喜び
体を動かす⇒そのアクションをすることで、作品がより美しく見える
迷路のような構造⇒常に新しい体験を得ることができる

など、不便と感じることでも、その先に得られる感情を第一に考え、顧客体験を設計しています。
そうした、ここでしか得られない体験、が「ここ」にあるからこそ人は集まるのだと。

そして、そのために一番初めにすることが、顧客のマインドセットを行うことです。

「チームラボ ボーダレスの入り口には、先ほどのコンセプト「さまよい、探索し、発見する」が大きく書いてあり、このコンセプトのように楽しんでほしいということを、最初に顧客にマインドセットさせます。
その前提があるからこそ、今までにない新しい体験価値として、届けることができるのです。」

◾️チームラボ ボーダレスに込めた思い

⑴東京を世界一の都市にするために、芸術・文化を発信できる場としたかった
⑵より身体的な価値体験の提供をしたかった
テクノロジーの進化の中で、すべて片手で済んでしまうような世の中になってきたがその一方、実際に足を運び、体を動かして得られる体験こそ価値が高まっている。

そういった要素を盛り込んだ美術館を作ってみたかったと
杉山さんは言っておりました。


※次に、チームラボ猪子さんより

◾️チームレスボーダレスでやりたかったこと

「まず、私は境界のない世界を作品として作りたかった。
世界は、境界があることが前提であり、それは自分と他者、社会と自然など
それぞれの枠の中で個別に事象が起きているように思えている。
ただ、本来の世界は境界がなくただ繋がっている世界であり、
そういった世界観を芸術として表現したいと思っていました。」

今までは、小さな作品としては表現していたようですが、今回のように大規模な芸術作品として表現するのは初の試みだそうです。
そこが森ビルと共同で制作にするにあたったきっかけでもあるとのこと。

また、本来、人の体は固定されないが、今の世の中は固定されすぎている(デスクで仕事する、映画を見るなど)。
だからこそ、体を動かして連続してある世界を感じてもらいたいと言っていました。

結構哲学チックな話でしたが、
「世界はこうすべきである、こんな体験を届けたい」といった明確な意思に基づいた作品作りは人を引き付けるし、魅力的に思えるのだなと感じました。

美術館も自分が作品に没入できるようになっており
その中で体を使い、それぞれの違う世界観の作品の中にそのまま飛び込める(連続性がある)ような仕掛けになっています。
※言葉で表現するのが難しいので、動画をご覧ください、、
https://www.youtube.com/watch?v=tNvLFNHQ9Fg


◾️まとめ。今回の講演での学び

(1)顧客のマインドセットを整える
どんな作品やサービスであれ、顧客にどのように感じてほしいのか、この作品やサービスがどのようなものなのかを事前にマインドセットさせることの重要性を学びました。
それだけでも一見不便に見えたり、今までにないことであっても、顧客へ価値ある体験として感じてもらうことができるのだなと。

(2)制作者側が強く理念・思想を持つ(何を届けたいか)
ここの軸がブレないからこそ、一貫性があり魅力的な作品が生まれるのだと思いました。
映像をみても常に届けたい価値・コンセプトに徹底的に基づいた設計をしておりブランドの価値を高めていると思います。


自分たちのサービスが、実際にどんな顧客体験を与えているのか
今一度見直してみて、自分たちが理想とする価値を与えられているのか
考えてみたいです。


以上。また同じイベント内で、今話題のインフルエンサー「ゆうこす」の講演も聞いて来たので、後日UP致します!

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