【マーケティングトレースNo,2】Udemy

今回はマーケティングトレース第2弾。
最近利用をし始めた、ベネッセが運営している「Udemy」というオンライン学習サービスについてマーケティングトレースしてみました。

今回は、Udemyのサービスがどのようなものか、探ってみました。

-------------------------------------
☆Udemyとは・・・
「学びを通して人々の人生をより良いものに」をコンセプトとし、受講者のスキルアップやキャリアアップを実現する、充実したラインナップのオンライン講座を提供している学習オンラインプラットフォーム。

WEB制作やマーケティング、エクセル講座など多岐にわたる講座があり
自分の好きな時間に好きなデバイスから学習できるのが最大の魅力です。

コンセプト:自分が学びたい、「今、身につけたい」スキルがすぐに見つかる、学べる。
機能価値:時間や場所を選ばず、好きなことが好きなだけ学べる。
     55,000以上の豊富な学習コンテンツ。
     視聴者だけでなく、講師も儲かる仕組みがある。

-------------------------------------

■オンライン学習市場について

2017年度の国内eラーニング市場規模は、前年度比13.2%増の2,000億円を見込んでおり、特に伸びが顕著なのが、BtoC市場。前年対比17・9%増の伸び率。スマートフォンやネット回線の普及により、デバイスや場所を選ばず学習できるeラーニングを取り入れたい個人が増えていることが読み取れます。特にネットに慣れている20代、30代の層は、教室や本で勉強するよりもネットで手軽に勉強できる環境に、食いつきやすいと思われます。

■主な競合について

☆Schoo・・・日本発のオンライン学習サービス。ビジネス系の動画を中心に会員数30万人を突破。生放送を重視した授業を行い、講師と生徒がオンライン上の教室でリアルなやりとりができるように設計されている。toC以外にもtoB向けのプランも用意しており、schoo導入企業とのコラボでのメディア露出や積極的な広告投資を行っている。

☆MOOC・・・大学の講義(動画やテスト、課題)をインターネットで配信~受講できるサービス。まだ日本には浸透していないように思えるが、会員数は全世界で数十万人。大学の授業を学校に通わずに受けることができるようなもの。

※オンライン上で、どのように授業を受講をしてもらうかは、企業によってさまざま。UIの改善や楽しく学べるような工夫など、ユーザーを獲得し定着してもらうための工夫が見て取れる。
また今後の動画時代を意識したリアルタイムの施策、スマートフォンでの授業録画など、よりユーザー目線の機能が増えている。
どちかといえば日本よりも海外のサービスのほうが多い。もともと勉強しない(データ上は)日本人に、サービスの内容次第では拡大の余地あり。

■自社について

UdemyのビジネスモデルはC to Cモデルです。講師が自身で講義動画(コンテンツ)を作成して、それを利用者に売っています。Udemyは講師から講座の販売金額の30%を手数料として受け取っています。(この割合は若干違うかもしれませんが、、)
利益の得る場所が講師からであり、講師は自分の好きな金額で講座を販売することが出来るのが特徴です。
講座の質に関しては、CtoCモデルならではの双方向でのやりとり(例えば、講師への直接の質問メールなど)や講座のユーザー評価などでコンテンツの質を上げ、常にアップデートされるようになっています。
また、Udemyではすでに、世界中で1,500万人以上の生徒と、5万種類以上の講座が配信されており、ビジネス系以外にも料理やヨガ教室など趣味の分野に関しても講座があります。

まとめると・・・・
①オンライン学習の市場領域は日本では年々拡大しつつある領域
②海外の学習サービスは先行して世界中にユーザーを広めつつあるが、日本のユーザーに合わせたサービスの形はこれからといった印象。
③Udemyのモデルは講師からの良質なコンテンツ制作がキモ。ここでマネタイズしやすい仕組みができているので、良質な講師がコンテンツを作り、より多くのユーザーを集められる仕組みになっている。


Udemyを実際利用してみて・・・

実際、自身が利用をしてみて、ユーザーを引き付ける魅力を考えてみました。

①定期的な講座のセール情報
定期的なメルマガによるお知らせで、格安のセール講座を知ることができる。その価格が破格で90%オフなんてざらです。
WEBサイト制作やプログラミングの講座が2000円代で購入出来たりします。
しかもコンテンツの中身は一流でユーザーから高評価を得ているものも多数存在します。(一度購入してしまえば、ずっと見ることが出来るので、セール講座がないか、ついついWEBサイトを見に行ってしまいます。)
※実際、自分もこのセールのWEB広告を見て、思わずクリックしてしまいました。

②友人紹介を行えば、5$もらえる
友人紹介の仕組みがあり、ユーザーが知り合いを紹介して、知り合いがサービスを利用すれば、お金をもらえます。良い講座であれば、それを外に広めやすくなります。そのうえでお金も入るならよりいいですよね。友人紹介で拡散がどの程度できるかはわかりませんが、、

③講師との直接のやりとり
たとえば、プログラミングの授業において、わからないことがあれば質問をするだけで講師からその回答を得ることが出来ます。動画学習で分からないことがあっても直接解決できるのは利点ですね。

https://www.udemy.com/

まとめ

Udemyに関しては、一般のユーザーがだれでも講師になることが出来き、自分の制作したコンテンツ次第では、マネタイズすることが可能、といったところが非常に面白いと感じました。
これからの学習サービスの伸び率を考えると、日本でも普及する予感。


サービスを拡大させる仕組みを作ってしまえば、あとは利用者同士で拡大・向上していく面白さがCtoCビジネスにはあるのかなと。

今回はどちらかといえば、製品分析みたいな感じになってしまいましたが、もう少し細かいマーケティング分析ができるように、引き続き続けていきます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?