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【CX DIVE 2018】 ゆうこす 顧客体験を考えた情報の伝え方

先日参加してきた株式会社プレイド主催のCXDIVE 2018にて
かの有名なインフルエンサーゆうこすの講演を聞いてきました!
生粋のマーケッターで、その感性・戦略性はめちゃめちゃ勉強になりました。

下記どうぞ!

【顧客体験を考えた情報の伝え方】

インフルエンサーとしての発信力だけでなく
ライブコマースにおいてもパイオニア的存在として活躍中。
そのような発信力をどのように身につけていったのか。
情報発信をするときに考えていることや
これからの取り組みをきいてきました。

■ゆうこすプロフィール

株式会社KOS
モテクリエイター
菅本裕子

<略歴>
2012年にHKT48を脱退
男性ファン向けタレント活動始動
ニート生活を過ごす
ファン三人マリカー事件
2016年 SNSで自己プロデュース開始(事務所もやめた)
8月モテクリエイターと名乗り起業
現在SNSフォロワー150万人を超える

ファンイベントを開催したが、たった3人しか集まらず、一緒にマリカーをしたという悲惨な経験を持つゆうこすですが、今は、SNSフォロワー150万人を超えるインフルエンサーとなっている。

その秘訣は何なのでしょうか・・・?

■モテクリエイターという肩書。誰に価値を届けるか。

初めは、ほとんどのフォロワーが男性だったそうですが
モテクリエイターという肩書を作った時に改めて、誰に向けて発信すべきかを再考したそうです。

その結果、考えたのが
「モテたいけど、周りの女性の目とかを気にして、一歩踏み出せない女性」をターゲットとして情報発信をしていこうと決めたそうです。

⇒ターゲットが超明確で、ゆうこす自身の原体験からも
こういった考えを持っている女性は多く、共感を呼びやすいのではないか
と考えたそうです。

※現在、インスタは8割が女性フォロワー、youtubeは97%が女性フォロワー。

■情報発信をする上で大事にしていることは・・・

⑴ファン(顧客)を段階分けすること

なぜ、複数のSNSを運営してるかというと、このファンの段階ごとに
発信する情報を変えているから。
そして、そのファンの段階ごとに情報を発信することで
ファンの居心地の良い環境をつくっているそうです。

※各階層のファンごとに、見たい情報が違うはずで、それに合わせて
情報発信の手段、内容、タイミングを細かく変えているようです。

その結果、拡散率が上がり、よりフォロワーが増えていくという仕組み。

※各SNSの使い分け

■自分(企業)を本に例えたアカウント作り

「情報発信をたくさんしていると、いつだれがどうやって自分のことを知ってくれたのか、わかりづらいものなんです。
だからこそ、どのSNSでも自分がどんな人か、どんな情報発信をしてる人か、どんな世界観の人かパッと見てわかるように作っています。一瞬で分かってもらうということが大切です」

そのために下記について注意をしてアカウントづくりをしているようです。

■キャッチコピー・肩書を書く
■メリットが明確にあるか
■カラーが統一されているか(世界観やターゲット)
■見る意味ある内容になっているか
■応援していい空気感をだす

特にSNSにとっては、ターゲットに沿った世界観を出すことが重要のようで
例えば、きらきら女性がターゲットなら、きらきら女子が好きそうな写真をいっぱい上げたり、画像をかわいいもので統一したり。
そうすることで、「あなたはこのアカウントをフォローしてもいいですよ」という空気感を作っていくことが大事だと。

■各SNSごとの特徴

ここからは各SNSの特徴を話してもらいました。

twitter

twitterの運営で大事なことは
・相手の声を代弁しているか?(共感を生みやすいか)
・RTしやすい文章なのか?
・モーメント機能を使う

特に共感を生みやすいtweetを上げていると
必然的にターゲット層がRTしてくれて拡散が進むようです。
※独りよがりなtweetではなく、読者が今どんな環境で何を考えているのかを常に頭に入れて発信をしているようです。

また、twitterのモーメント機能を多用しているようで
ここに自分の今での記事やTwitterの情報などをまとめると
今のファンが、友達に「ゆうこすってこんな人だよ」と情報が一覧できる
モーメントを見せるだけで、ゆうこすの魅力を伝えやすくなります。
これも拡散の秘訣です。
※モーメントってなに?https://ferret-plus.com/5252

instagram

まず自分が雑誌の編集長になった気持ちで画像の配置や写真のレイアウトなどを考えているそうです。
また文章は「見る意味ある」長文を書くようにしているようで
この「見る意味ある」がポイント!

見ていくことで読者にとって有益な情報があり
また読みたくなる、フォローしたくなる文章を心掛けているとのこと。

また今の若者は、
「ググる」よりも「タグる」の時代。

これ私は全く知らなかったです。。。
例えば、今どきの高校生などは
タウンワークを見て情報雑誌ではわからない店内の実際の様子や
口コミなどをInstagramなどでタグって調べているのだそう。
なんなら天気の情報や遊びに行く場所の情報も、タグる!

なので、どんなタグをつけて情報を公開するかが非常に大事だそうです。
※どんなにいいことを書いていても、タグがなければ
見られもしない。。

もう一度言います。
今の時代は・・・・

※タグを1~2個つけた投稿と、10個以上つけた投稿だと
約10倍のアクセス数の開きがあったようです。

ライブコマース

(SNSではないですが)ライブコマースのメリット
・想いを語れる
・購入者の不安を解消できる
・コミュニケーションがとれる(国内でも国外でも)
・感謝を伝えられる
・売れ残りを0にできる(可能性が高い)
・背中を押してあげることができる

高い熱量のまま、お客様に商品情報を伝えられることが
ライブコマースの最大の特徴のようです。

株式会社KOSが運営する
http://tavision.tv/
というサービスも、世界中のおしゃれスポットの最新情報を
Instagram × ストーリーズ × 生配信
でリアルタイムに発信を行い、その中で着用している服装や
アイテムを販売しています。

日本ではライブコマースで売れないといわれている時代に、
全ての商品が5分以内に完売をしているという驚異・・

■今回の講演の学び

(1)徹底されたターゲット設定
ターゲットを細かくセグメント分けして
その中で最適な情報発信を心掛けているゆうこす。

話を聞いていくと、かなり細かくA/Bテストをしているようで
どのタグをつけたら、どのくらい変化が起きるのか?とか
この企画を打ったら、どんな人が反応するのか?などを
データ化して次回の企画に生かしているようです。

ターゲットの普段使っているアイテム・服装・言葉遣い・興味関心ごとなど、あらゆることに想像力を働かせて、情報発信していました。
自社のターゲットとなる顧客について、より考えていきたいですね。

(2)若い世代の情報キャッチ
私も20代後半で若いとは思っていましたが
高校生や大学生のSNSの活用方法など、全然知らなかったです。
特にマイナビのターゲット(CS課は直接関わりはしませんが)となる
求職者がどうやって情報を得ていて発信しているのか
こういった生の実態を把握するためのアンテナは
常に張っていかないと、いけないなと思いました。

(3)本当にそれって、見る意味あるのか?
ゆうこすの話を聞いていくと、常にこの問いかけがありました。

「それって、見る意味ある?」

どんな情報発信をしても、ターゲットが見たい!と思えるものを書かなければフォローされることもないので、常に見る価値のあるものを
発信できているか考えているようです。

以上、長くなりましたが、ありがとうございました。

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